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きみはごめんを言わせてくれない
2人きりで会う約束だったのに段取りミスって3人になっちゃった時とか、お泊まりができなくなっちゃった時とか、きみはよくだまって帰った。
ちょっとコンビニ行って帰ってきたら部屋がもぬけの殻だったりして、ごめんも埋め合わせするねも言わせてくれない。
あとからLINEで「さっきはごめん」って送るんだけど、きみは絶対スルーするよね。
そして何事もなかったように次の会話をはじめてしまう。
でも、わたしは
『PERFECT DAYS 』が孕む危うさについて
(ネタバレです)
途中までは、気分のいい映画だと思ってみていた。軽快なジャズからはじまる「丁寧な生活」。「幸せってお金じゃないよね」的美徳。
彼が口角を少しあげてにこっと笑うあのキュートな仕草に、つられてこちらも笑顔になる。
でも、彼が現像した写真をアルミ缶にいれて押入れに仕舞い込む場面で、思わずぞっとしてしまった。
あまりに几帳面すぎると思った。
それらを単に綺麗に並べているだけではな
圧倒的正義 - オラファー・エリアソン展 -
美しいものがつくれるって、素晴らしいなと感嘆してしまった。
ほんとうは、崇高な理念や理想を掲げているという、ただそれだけで素晴らしくあるべきで、実際素晴らしいと思う。
自由とか平等とか平和とか、自然との共生とか、愛とか、そうしたことが根底にあるというだけで、すべてのものはほんとうに尊い。
でも、O.エリアソンがつくる作品を見てしまうと、そうした素晴らしさがなんだか少しぼやけてしまうように感じ