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Iku Takahashi / 髙橋育
2023年5月30日 23:17
この年になると、散歩をしていてふと、幼稚園や小学生の頃を思い出すことがある。様々な思い出があるが、やはり幼少期で思い出すことは、楽しかったことというよりは、やや苦い経験だったり不思議に感じたことだったりが多いように思う。私が小学校3年の時、区内でもすでに生徒数が少なくなってきていたため、近くの3校が統合されることになった。統合後、私はなぜか元々同じ小学校だった子たちではなく、統合した他の学校の
2023年1月24日 23:37
飲食店に行った時、遠くの店員さんに「すいませ〜ん!」と声をかけられる人を私は心底尊敬する。大きく張りのある、通る声。すぐに店員さんも気付き、声をかけてくれた友人だけでなく私のグラスもお冷で満たされる。「ありがとう…」と心の底から思う。私は店員さんを呼び止めることをあまり自らしたいと思わない。なぜなら私の声は人よりも通らないからだ。これは過去の経験で痛いほど実感している。何度呼んでも店員さんは私
2023年1月18日 22:38
私の名前は漢字で「育」と書き、「いく」と読む。「郁子さん」「育美さん」などもいる中で、この漢字1文字で「いく」という名前は今まで出会った人からも少し珍しがられることが多い。先日ふと、私の友人が「育さん」と漢字表記しているのを読んで、自分の名前の、自分なりの『本当の意味』の輪郭が頭に浮かんできたので文章にして頭の整理をしてみようと思う。私の名前は、私の両親が考えた割とユニークな付け方が由来
2022年11月9日 23:33
今日は友人の結婚式への参列。彼女にふさわしい暖かな秋の快晴の中、無事に執り行われた。この結婚式で、実に卒業ぶりに大学の友人とテーブルを囲んだのだが、積もる話をひたすら発散していた会話の中で、思わず「ハッ」となったことがあった。それは「大学時代は本当無敵だったよね〜」という言葉。そう、確かにあの頃は何も怖くなかったように思う。それは「学生」という立場故ということもあるけれど、今帰宅し、湯船に