Iku Takahashi / 髙橋育

イラストレーター&アーティスト 東京都墨田区出身。大学ではファッションを専攻。元アパレ…

Iku Takahashi / 髙橋育

イラストレーター&アーティスト 東京都墨田区出身。大学ではファッションを専攻。元アパレルデザイナー。 考えることを考えるのが好きな私が、日々ふらふらと思ったことを書いています。

マガジン

  • イタリア旅行記

    2024年7月に行ったイタリア旅行記です。

  • 26歳の免許合宿

    新潟県燕市に免許取得の合宿へ行ったときの記録です。

  • あれこれ日記

    日頃あれやこれや考えたことをつらつらと書いています。

  • 本や映画の感想文

    その時に気になった本や映画、舞台などの感想をまとめています。

最近の記事

乳首解放運動 inイタリア

「Free The Nipple」、日本語だと「乳首解放運動」。 7月上旬に1週間ほど行ったイタリア旅行で、この「Free The Nipple」を実体験した感覚があったので忘れないうちに記録(イタリア旅行記の第一弾がまさかのこれ)。 乳首解放運動とは 「女性たちの乳首を開放せよ!」というスローガンを掲げて、女性も男性と同じようにトップレスになる権利が認められるべきだ!と訴えるムーブメント。 最近私の周辺でよく聞くなぁと思って少し調べてみると、2012年頃にニューヨークか

    • Podcastをどうやって始めたかメモ

      2023年夏から始めたPodcast配信(現在は休止中)についてのメモ。 全く何も知らない状態から始めたので、何をどうしたのかの記録を残しておこうと思う。 私がやっていたPodcastは「3人よればなんとやら」という私+ゲスト2名の基本体制3名の雑談Podcast番組。 Spotifyはこちら Applepodcastはこちら 1 配信までの準備配信用のカバー 配信内容を考え、タイトルが決まった段階でグラフィックデザイナーの友人にカバーデザインを依頼。具体的には下記のよ

      • 急にドラムを習い始めた話

        2月某日、ドラムスタジオで人生で初めてドラムを叩いた。今現在まだ無料体験しかやっていない状況なのだけれど、あまりにも目が覚める体験が凝縮していたので忘れないように記録しようと思う。 習い始めた理由 なぜ大人になって急にドラムをやろうと思ったのか?きっかけは今年のお正月に「2024年やりたいことリスト」を作成したことだ。「そういえばドラム演奏できたら格好いいよなぁとずっと思っていたな自分」と気付きリストに記入。お正月明け、自宅から通えそうな距離にあるドラム教室を探し、そのま

        • 映画「Life is beautiful」感想

          映画史に残る名画、実は私はまだ見たことがなかった。 夫の大好きな映画ということで連休の初日に鑑賞した。 前半は飛ばして最後の感想として、 私はハッピーエンドが好きなので、エンディングが衝撃すぎたことと、他の収容者が(確実に初めより人数が減っているが)助かっているところを見ると、主人公も助かる可能性があったのではという焦燥感と哀しみとで溢れてしまった。 映画鑑賞後、一旦冷静になりお手洗いに立った。 そこで気付いた、これは誰に感情移入するかで感想が変わるな、と。 私は女性、

        乳首解放運動 inイタリア

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        • イタリア旅行記
          1本
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          14本
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          7本
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          5本

        記事

          映画「哀れなるものたち」感想

          2024年1月28日午後、映画「哀れなるものたち」を見た。 見たてホヤホヤの状態で、映画の感想を思ったまま書き散らす。 まず初めにこれだけは言いたい。 グロい系が苦手な方は、見るのを諦めるか、ネタバレ覚悟である程度どんな描写があるかを調べた上で見ることを強くお勧めする。 私自身グロい描写は大層苦手で、特に飛び道具よりもナイフやハサミなどの痛みが想像できるものがかなり苦手である。それにプラスして血の描写は本当にやめてほしい。一般的なドラマでもよく描かれる手術シーンなどは1番だ

          映画「哀れなるものたち」感想

          「働くとはなにか?」を因数分解する

          働くとはなにか? 1番に思いつくのは「お金を稼ぐこと」。 ではなぜお金を稼ぐのか?と考えると生活をするため。 なぜ生活をするか?は禅問答になりそうだが、おそらく単純に「ここに命があるから」。「生かされている」という表現は、あまり日常生活からはしっくりこないのだが、倫理観として自ら命を絶つことは考えられない。そして今のところ健康に生きている。つまり、八百万の神かお天道様かが自分を生かしていると考えるのが日本人心だろう。文化的に根付いたその考えで、私は今も生きている。何より、私

          「働くとはなにか?」を因数分解する

          努力は10年後に実る(らしい)

          今やっている努力って、一体いつ実るのだろう? と、途方もない考えを毎日巡らせているが、その答えを1つ得たお仕事が最近あったので記録をしておこうと思う。 私は今はイラストが主な活動だけれど、元々はファッションの大学出身でアパレルのデザイナーだった。「ファッションデザイナー」を夢見始めたのは小学校の頃。卒業文集でも将来なりたい職業は「ファッションデザイナー」と書いていた記憶がある。なぜデザイナーを目指したのか?と聞かれたら、恐らく「当時知っている職業で一番格好よかったから」な気

          努力は10年後に実る(らしい)

          「人の目」のある人生、ない人生

          この年になると、散歩をしていてふと、幼稚園や小学生の頃を思い出すことがある。様々な思い出があるが、やはり幼少期で思い出すことは、楽しかったことというよりは、やや苦い経験だったり不思議に感じたことだったりが多いように思う。 私が小学校3年の時、区内でもすでに生徒数が少なくなってきていたため、近くの3校が統合されることになった。統合後、私はなぜか元々同じ小学校だった子たちではなく、統合した他の学校の子とよく遊んでいた。 その子は「ふみちゃん」という名前で、スマートな思考を持ち

          「人の目」のある人生、ない人生

          私が店員さんを呼び止められない理由と人権について

          飲食店に行った時、遠くの店員さんに「すいませ〜ん!」と声をかけられる人を私は心底尊敬する。大きく張りのある、通る声。すぐに店員さんも気付き、声をかけてくれた友人だけでなく私のグラスもお冷で満たされる。「ありがとう…」と心の底から思う。 私は店員さんを呼び止めることをあまり自らしたいと思わない。なぜなら私の声は人よりも通らないからだ。これは過去の経験で痛いほど実感している。何度呼んでも店員さんは私の方を向かないので、最終的に同席している人が呼び止めてくれることも多い。ふと、お

          私が店員さんを呼び止められない理由と人権について

          自分の名前の真意を探る

          私の名前は漢字で「育」と書き、「いく」と読む。 「郁子さん」「育美さん」などもいる中で、この漢字1文字で「いく」という名前は今まで出会った人からも少し珍しがられることが多い。 先日ふと、私の友人が「育さん」と漢字表記しているのを読んで、自分の名前の、自分なりの『本当の意味』の輪郭が頭に浮かんできたので文章にして頭の整理をしてみようと思う。 私の名前は、私の両親が考えた割とユニークな付け方が由来になっている。両親の下の名前には、共に「亠」(ナベブタ)が使われていることに着目

          自分の名前の真意を探る

          働く「目的」を追い求めて

          今日は友人の結婚式への参列。 彼女にふさわしい暖かな秋の快晴の中、無事に執り行われた。 この結婚式で、実に卒業ぶりに大学の友人とテーブルを囲んだのだが、積もる話をひたすら発散していた会話の中で、思わず「ハッ」となったことがあった。それは「大学時代は本当無敵だったよね〜」という言葉。そう、確かにあの頃は何も怖くなかったように思う。 それは「学生」という立場故ということもあるけれど、今帰宅し、湯船にうわぁーっと浸かり、改めてゆっくり今日の会話を噛み締めると、「学生だから」という

          働く「目的」を追い求めて

          好きな調味料について

          こないだふと思ったことがある。 「東京の味ってなんだろう?」と。 私の同僚で、熊本出身の子はよく 「卵焼きは甘くないと」や「白味噌じゃないと」と言う話をしている。 なるほど、確かに地域ごとに根本的な「味」の特徴はある。 その土地その土地で育ってきた味、食材、調味料も沢山ある。 それが旅行の醍醐味だったり、お土産の嬉しさになったり。 そしてまた初めの自問自答に戻ってみる。 うーん、やはりすぐには思いつかない。 恐らく東京生まれの人はわかると思うけれど 例えば長い休みや年末

          好きな調味料について

          2019/12/6新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」

          今日が初日の新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」@新橋演舞場。 久方ぶりの歌舞伎でしかも初めての新作でまさかのナウシカ。 観終わってすぐのこの興奮と感動を忘れないように走り書きを残したいと思う。 ネタバレもかなりあるので要注意! 私は夜の部を、いわゆる「ドブ」と言われる花道の左側のゾーンにある席の前から5列目で観劇した。見る前に抱いていたものは「果たして空中戦ばかり、巨大な昆虫や超常現象ばかりのナウシカの原作の世界を、どのようにして3次元の、しかも歌舞伎に落とし込むのだろう」とい

          2019/12/6新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」

          上にまいります

          学芸大駅が最寄りの目黒にある「CLASKA」8Fにて チーム夜営の新作舞台「上にまいります」を観劇。 http://team-yaei.com/next-stage/ 明日の公演(もう今日か)もあるのでここから先は 恐らくネタバレも含んでしまうことをご了承ください。 まず見た感想としては「意外とシリアスだった!」 現実と見せかけて非現実的な設定だけれど、月へ行くエレベーター、、、 あ、なるほどそういうことかという感じ。 いわゆるメンヘラコミュ障な主人公(に当たるのか?)

          hammer&hummingbird

          自由ってなんだろう? 「自らを由し(よし)とすること」 私は幼い頃からなんというか反骨精神があって。 でも周りからしたら(もしくは私をよく知る友人からも)、ちゃんと毎日学校に通って言われたルールを破らず、無難に試験をこなして、いわゆる「いい生徒」と思われていたんじゃないかなと。それでも、私の中にはいつも反骨的な思想があった。 だから、学生の時は「当たり前」というか、学校生活の中での「定義」みたいなものがあって、それに対して疑問を持って立ち向かっていくことが「格好いい」と

          #14:自分が動けば誰かに出会う

          #14 2017/7/2 合宿14日目 本日はついに卒検…! 6:30起床、早めに支度をしてスーツケースに荷物を詰めます。 卒検自体は9:00集合で、最終的な合格発表は12:00頃なのですが、受かる受からない関係なくひとまず朝チェックアウトします。 最後になるであろう朝ごはん! 安定のキャベツサラダ、メロン、シュウマイ、スクランブルエッグ、タケノコの煮物、おお味噌汁、バターロール、ベーグル、塩バターサンド、ヨーグルトでした。この手作りベーグルも今日で見納めになるのかなぁ

          #14:自分が動けば誰かに出会う