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Podcastをどうやって始めたかメモ

2023年夏から始めたPodcast配信(現在は休止中)についてのメモ。
全く何も知らない状態から始めたので、何をどうしたのかの記録を残しておこうと思う。

私がやっていたPodcastは「3人よればなんとやら」という私+ゲスト2名の基本体制3名の雑談Podcast番組。
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1 配信までの準備

配信用のカバー

配信内容を考え、タイトルが決まった段階でグラフィックデザイナーの友人にカバーデザインを依頼。具体的には下記のように依頼して、3案ほどラフをいただき最終決定した。

カバー作成を依頼するときに合わせてお伝えしたこと
・番組のテンション(かっちりかゆるいか)
・参考としての同じくらいのテンションの既存番組のカバー画像
・Podcastランキング常連の番組のカバーと印象がかぶらないように
・スマホ画面だとかなり小さいので文字大きめに

配信する場所

私はSpotifyアプリでPodcastを聞いていたので、まずはSpotifyで配信することに。後に調べていくと、Spotfy提供のアプリ上で設定すると自動的にApplepodcastにも配信できることがわかり、最終的にはSpotifyとApplepodcastで配信した。

使ったアプリ:Anchor
このアプリはスマホに入れると、アプリ上で録音→配信までできる優れものなのだが、私は別機械で録音していたので、このアプリはPCでのみ操作した。登録も操作も非常に簡単。アプリ上でいくつも番組を持つことも可能。

このアプリの使い方や、Applepodcastへの同時配信はいろんなWebページで丁寧な説明がたくさんあるので割愛。

番組のプロフィール文を考える

これもコンセプトやタイトルが決まったら、先に考え始めていると良いかも。Spotify上では冒頭の二行くらいが読めるので、重要な内容は上の方に書くと良さそう。番組の説明欄は結構な文字数が書けるので、冒頭以外は色々書き込んでいる番組も多い様子。私は自分のお気に入りの番組を参考にした。

アプリに番組を登録

カバーデザインデータやプロフィール文章の準備ができたら、先に番組の登録だけしてしまっても良いかも。結構この準備も時間がかかる。

録音機械

これはかなり悩んだ。初期はスマホの録音機能や、リモートワーク用の卓上マイクなどを使ったが、最終的には持ち歩きのできる大きさの録音機器+ピンマイクに落ち着いた。
録音機器はかなりピンキリだけれど、私の場合は
・3人同時に収録ができる
・マイクと録音機器本体合わせて3万円までの予算
という限られた条件の中で決めた。知り合いに音楽制作のプロがいたので、その方に上記の条件をお伝えし、いくつか候補を出していただいた中から選んだ。

本体はこれ amazonページ

ピンマイクはこれ amazonページ

マイクについて

  • イヤホンジャックではなくXLRというコネクタタイプが音が良いらしい

  • 単一指向性と全指向性があるが、ひとりひとりにマイクがある×単一指向性が綺麗に録音できる印象

  • モフモフはつけるべし(唇の音だったり余計な音を紛らわせてくれる)


2 収録をする

収録場所

これが1番困ったこと。私の住んでいる部屋は大通り沿いで、かなり頻繁に緊急車両が通るので家での収録が難しい。そのためレンタルスペースを利用することにした。
リモート収録も考えたけれど、どうしても会話の間合いが変わってしまうので直接1箇所に集まって話したかったというのも、収録場所に悩んだ要因の1つ。リモートでもいい感じの間合いの番組もあるので(大体は2人体制かも)もし2人で実施する場合、次はリモートでトライしてもいいかもしれない。

収録に適している空間
部屋はとにかく反響するので(「音鳴り」というらしい)、室内の場合は1番は録音ブースや録音スタジオなのだけれど、もし普通の部屋の場合はものがたくさんあるのが良いらしい。特にクッションやお布団など音を吸収してくれるものがたくさんある方が○。それが難しい場合はマイクの後ろ側にクッションを立てたり、毛布を被ったりとアナログな対処方法も。

実際に使ったレンタルスペース

レンタルスペースはいくつかサイトがあるけれど、インスタベースが見やすくて探しやすかったのでいつも使っていた。

EP0の収録場所
スマホで録音
声の反響はまぁまぁ。ただ近くに高速が通っていたり、エアコンの音がうるさかったりであんまり録音向きではなかったかも。

EP1、EP2の収録場所
EP1はスマホで録音、EP2は卓上マイクで録音
比べてみると、ここは録音には全く適していなかったかも…。がらんとした会議室で、お部屋自体は清潔感もあり使いやすかったけれど、すごく反響するのと、壁が薄くて、両サイドのお部屋や廊下の音が聞こえてくる。

EP3の収録場所
前述の録音機器で録音
かなり狭いけれど、さすが防音室で反響もあまりなく外の音も聞こえない。普通のマンション事務所の中に特設された防音室で面白かった。事務所の方がいつもいるので綺麗で安心。狭いので2人が限界かも?

EP4の収録場所
前述の録音機器で録音
ヨガなどのトレーニングスタジオとしても使える場所で、1面が鏡になっているので自分たちを眺めながら録音した。音の反響はあるが、ピンマイクだとEP1ほどは気にならないかも?ただ向かいのビルの室外機の音や、夕方の街のチャイムなどが聞こえてきたのであまり良い環境ではなかったかも。

EP5はゲストのお家を借りたのだけれど、ソファやクッションなどもあり1番反響が少なかった印象。何気に1番ここが良かったかも。

あらかじめノイズを撮っておく

エアコンやPCの機械音などの雑音を、後の編集でノイズ削除するために、喋り始める前か、収録の最後に3秒ほど雑音だけを録音しておくと○。

3 編集をする

使った編集ソフト

Adobe年間会員ということもあったのでAdobeの音声編集ソフト「Adobe Audition」を使用。プロはもっと本格的な編集ソフトを使用しているとのことだけれど、私はそこまで音声編集の知識がないので、最低限の編集ができるということでAdobeを選択。

編集でやったこと

あまり難しいことはせず、基本的には簡単な編集のみを行なった。残響音をなくすと音が極端に小さくなったり聞こえにくくなるようだったのであんまりやらなかったかも。
ノイズを削除
音量を一定にする方法
フェードインフェードアウト
残響音をなくす

ジングル選び

これは楽しくもあり大変でもある作業。オリジナルで作ることも検討していたけれど、まずはフリーの音から探してみた。探してみるとネット上にはものすごくたくさんのフリー音源があることが判明。サイトにより特徴があるので、自分の好みのサイトを見つけて、その中をしらみつぶしに聞いてみるのが1番しっくりくるものが見つかる気がする(気が遠くなるけれど…)。

参考にしたサイト

4 配信をする

アプリにデータをアップする

編集したデータを書き出して、配信アプリにアップ。エピソードごとの概要欄の書き方も番組ごとに個性があるので、これもいろんな番組を参考にしつつ、自分の番組に合う概要欄を作成していくのが良さそう。特に決まりはないけれど、有名番組だと、大体はメールアドレスだったりインスタやXのアカウントのURLが載っていたりする(リスナーさんからお便りくるの、嬉しいのすごくわかる)。

大まかな流れはこのような感じ。
Podcastは収録も編集もとても楽しかったので、またできる環境になったら復活したい。

付録 私の好きなPodcast番組

コテンラジオ
これを聞かずして何を聞くと言いたい番組。コテンラジオのおかげで歴史が好きになったし、歴史の重要性にも気付けた。この番組と出会って、私の考え方もかなり変わった気がする。司会の樋口さんの会話さばきや素直な質問なども素晴らしい。みんなヤンヤンさん好きになる。

Over the sun
言わずもがなのTBSラジオ看板Podcast。確かこの番組をきっかけにいろんなPodcastを聞き始めた記憶。私が1番好きなのは熱々あんかけ回。

経営中毒
経営者目線の話がベースだけれど、だからこそ経営者だけでなく従業員も聞くべし。コテンラジオもそうだけど、視点が増えるとそれだけ思考の層も熱くなる気がする。堅そうなタイトルが並んでいるけれど、徳谷さんと野村さんの掛け合いがとても心地よくて全然気楽に聞ける。

WOMAN SHIP-はたらく私たちのお悩みサミット-
NewsPicks内の女性たちで作られている番組。基本的には気になるニュースをベースに展開されていくのだけれど、最終的にパーソナリティーの方々の個性溢れる感想だったり体験が聞けてとても良い。いいエピソードがたくさん(私のXでの感想を読まれる回があり、ひとり部屋で赤面した)。

超相対性理論
コテンラジオの深井さんも出演されている番組。答えのない話をあーでもないこーでもないと高次元で話していて、思考の行く末が全く読めずとても面白い。哲学だったり概念的な話が好きな人は絶対好き。途中で深井さんが卒業しちゃうけれど、やはり初期の3人の会話が最高だったなと回想。

元気が足りないラジオ
編集者さんとライターさんの本と、それにまつわるアフタートークの番組。タイトル通りお二人ともどこか元気がなくて、それが良い。紹介されている本は私は読んだことがない本ばかりだけれど、解説も丁寧で、絶妙にネタバレしない感じだったり、本と全く関係ないアフタートーク内容もあったりで楽しい。本が読みたくなる。音がちょっと悪いけど、それも乗り越える「面白さ。

まだありますが一旦ここまで。

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