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アートブック『Pimazen(ピマズン)』から学ぶグラフィックデザイン。

みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。



今回は、私も参加しているオンラインサロン、
『マエデ (前田デザイン室)』
の企画で、制作されていたアートブックが手元に届いたのでそちらを紹介します。



ラクガキから生まれたアートブック


あなたのラクガキは、素晴らしい。
どんなラクガキも、輝くアートの原石です。

という思いから生まれた企画、『Pimazen(ピマズン)』


「ピマズン」は、大人が何気なく描いたラクガキ(原石)を、
デザインの力で磨き上げ、アート作品に昇華させるプロジェクトです。

音楽には“楽”の文字があるのに
美術にはそれがない。

子どものころの「“落”書き」は
「“楽”描き」だったはずなのに。

成長するにつれ「私、美術のセンスないから…」と、描くことから一線を引き、気づけばコンプレックスになっていた。

そんな大人たちに、もう一度絵の楽しさを思い出してほしい。
ラクガキとデザインの力を掛け合わせることで、それができるかもしれない。

こんな素敵な思いが詰まったアートブックが無事手元に届きました!







このようなラクガキ達が素敵なデザインに生まれ変わっています。










今回ほとんど手伝うことができなかったのですが、私の名前も載せていただき、申し訳ない反面とても嬉しかったりします♪


グラフィックデザインとは。


グラフィックデザイナーは、

あるものをとにかく利用しながら、面白いモノを作っていく仕事。

と、言われたりします。

作ったモノ(デザイン)で人を幸せにする、
今回の企画は、グラフィクデザインの本質をついているとも言えます。

日本では、
歳を重ねりごとに絵を描く、芸術に触れるということのハードルが上がる変な習慣があるように思います。

「美術が理解できていないから、芸術は自分には関係ない。」
「絵が上手く描けないから、絵を描かない。」

このようなことをよく耳にするように思います。


綺麗な景色を見て、
「この景色が生まれた意味が理解できないから、私には関係ない。」

なんて言う人いませんよね!

飾られている絵を見て、
「好き、嫌い」「キレイ、いまいち」
これで充分だと思っています。

心が動く、なんか目が離せない。

そういう感覚をもっと大事にして欲しいと思います。

そして、この「Pimazen(ピマズン)」という企画が、
そういう悪習に一石を投じてくれる、とても大きな意味のあるものだったと思っています。

「絵が下手だから描かない。」なんて寂しいことは言わないでください。

上手いか下手かではなく、楽しいかどうかで描くか描かないかを決めて欲しいです。

見るのが好きな人は、自分が素敵だと思う絵をたくさん見まくって欲しい。

みなさんの人生を、どうせなら楽しいものにデザインしてください。


以上、ウエマツでした〜


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