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背凭れ大事

あれば気持ち良く寝ちゃえる。
無きゃ寝ずに起きていられる。
背もたれの有る無しを
効果的に使いたい。
眠たい時寝たい時に、
背もたれは禁物であり
駄目押しのスイッチだ。

エピソードが一つでしかも
濃くはなくて心許ないけど、
駅に四つか五つでセットで
よく設置されているソレは
背もたれと言うには
非常に浅く低い代物だ。
個人的に、眠気が如何に凄くても
睡魔がやって来ようとも、
寝たい生理的欲求が
襲ってきたところで、
この椅子ではこの背もたれでは
寝付くのは困難である。
眠気は失せ、
たちまち覚醒してしまう。
最悪の寝起きだったり、
質の悪い睡眠からの
起床後のような感覚に陥る。

しかし、
駅ホームからドア一つ潜った先に、
座席に着くことが出来れば、
至極の熟睡を
得られるチャンスを迎える。
特に、隅っこの席、
もっと言うなら、
優先席とは真反対の座席である
壁に接する隅っこの席は最高だ。
身を委ね預けるポイントは
いくつあっても良い。
最高の一席ではなくとも、
この長い深い背もたれに
両肩から背中を付けて
寄りかかると寝られる。

リクライニングチェアや
ソファも背もたれが充実している。
背もたれが皆無だったり
不安定な椅子には成せない業だ。
ただ、
寝るを一旦切り離した時に、
座るという行為は、
じっと長時間座るのでなければ、
楽な体勢だ。
普段、自宅に居て、
座る時間が立つ時間よりも
短いということは少ないだろう。
座るも寝るも、リラックスできる
良い時間の過ごし方だ。
背もたれは睡眠に
関わることもある
大切なパーツだが、
これの有る無しを
上手く使い分ける。
椅子を使い分けるのは、
贅沢かもしれないが、
出来る範囲で
自在に配分できるならば、
寝たくないのに
寝てしまうとかを回避したり、
寝たくないので使うとか、
又はあわよくば一眠り、
と使い方に目標を持って椅子を使う。
椅子を移動させることも
容易なことではない
(場合もある)から、
部屋の使い方や
ライフスタイルを切り取って、
ライフスタイルのデザインにすら
繋がり得るわけで、
生活の一部にメリハリを与えて、
自分で自分をコントロールする
律することの幅が広がる。

背もたれには、
寝られればよくやってくれたと
労いたい時もあれば、
寝てしまって
こいつの為にと悔やむ、
のは勝手気ままだとしても、
紙一重のメリットとデメリットが
存在するのもまた真実で、
背もたれって当たり前の存在だと
思い過ごしていたけど、
しっかり留まってみて、
重要な役割を
果たしていることが分かった。
長短を上手く使って、
目指すは
時間の使い方にも
上手く広げていくこと。

背もたれって
高くても低くても
深過ぎる。

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