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【SLAM DUNK Gl】108話「がけっぷち軍団の集結」

一行はヴィルフェーダ大阪トライアウト会場に到着。


「実績や推薦状が必要言うてたからなーエントリー人数はそう多くはあらへんな。チームへフィットするかも審査に響くさかいな。午後の試合形式には選手が参加する言うてたで。ええな、土屋淳もおるな。要チェックや。」彦一


彦一はコートでアップをする選手を見渡していた。

南烈、CBAリーグルーキーイヤーは将来有望選手としてまずまずの成績を残すも2年目以降は期待値には達せず、アンチも未だに抱えている。復活できるんやろうか?他には、、、、。」彦一


「あれは!? 赤い髪!? まさか、、、、、、、、桜木さんや!?」彦一


その時、桜木に帯同していた宮城が彦一に気付き、声をかけた。

「よう。久しぶりだな。どっかで聞いた声だと思ったら。お前の地元だったな。」宮城

「宮城さん!! びっくりですわ!! てことはやっぱりあれは桜木さんですね?」彦一

「おう。そうだ。俺がついてきてやったんだ。」宮城

宮城さん! デサフィアンテの試合、見せてもらいました! いやぁ 熱くなりましたよ! さすがわいの師匠ですわ!!」彦一


「何お世辞言ってんだよ。お前の先輩がかなり活躍してただろ?」宮城

「福さんですね。いやぁ 神奈川で高校時代を過ごしたわいにとっては釘付けでしたわ。桜木さんも最後に見せてくれましたね!」彦一


「あいつ 緊張してるみたいなんだ(笑) ちょっと下行こうか。」宮城

宮城と彦一はコートの下に降りた。

桜木さーん!」彦一
「おおお! 彦一だったな!!」桜木


彦一は桜木と久々の再会で話は弾み緊張も解けていくようだった。

「ははは(笑) まぁこの天才バスケットマン桜木にとってはトライアウト等、通過点に過ぎん! チェックしとけ!」桜木


「はい!!(やっぱかっこええわ チェックしとけ!なんて桜木さんくらいしか言われたことないで)」彦一


宮城は、南烈を見つけた。

おい。花道。あれ 豊玉の南烈だ。」宮城

ぬっ? ああ カリメロか!? あいつとは仲良くできそうだな!(なんせルカワに)」桜木

桜木が南に話しかける。

「おい! カリメロ! 久しぶりだな!」桜木

あっ なんや? ああ湘北のデカいから使われてとった奴やないか?」南



「あっ なんだと!? てめーこの天才の恐ろしさを忘れたのか!?」桜木

山王戦では活躍したみたいやな? 見てへんねん。大阪帰ってたからな。」南

ふん。ヤマオ―戦だけの男だけとも?」桜木



「訂正したるわ。デサフィアンテの試合見たで、、、。安西さんにはお世話になったからやな、、。」南

https://note.com/tyimage/n/n3a88cc34fee3


「オヤジにだと?」桜木 「そうや。」南

南さん。確かCBAリーグで三井サンと会ってるんだっけか?」宮城

「せやねん。ちょっといろいろあってな。悪いがお前には付き合ってられへんぞ。そんな余裕ないねん。がけっぷちや。」南

https://note.com/tyimage/n/n811939d48cb9


「がけっぷちか。そう思ってるやつなら大丈夫だ!」宮城 

「オヤジはちゃんと見てるぞ!」桜木


桜木は指を空に指した。

「せやか。」南

そして桜木をトライアウトに推薦した代理人の花形透も会場に到着。

「桜木、無事ついたか?お前のことだ。宮城を帯同させてよかったぞ。」花形

「冗談よせよ。トオチャン。準備万端だぜ!」桜木

「そうそう。実はな、お前の他、もう一人推薦状が受理された選手がいる。紹介しよう。」花形

代理人の花形透が桜木の他、推薦した選手とは?



ハナサーン! ゲンキデシタカ?」


おお! ノンちゃんじゃないか? ゲンキだぞ! フンフンフン! ほれっ?」桜木




ワタシも トオサン二 オセワ二ナッタネ!」べノン

花形が推薦した選手はデサフィアンテで桜木とマッチアップしたセバス・べノンだった。

「べノンが気になってな。まだまだ力を隠しているのじゃないか?と思ってな。桜木、べノンはあの時、怪我を抱えていたみたいなんだ。」花形

「なんだと!? やるじゃねーかよ ノンちゃん!」桜木

「ケガイイワケネ。それも実力にウチネ。」べノン

「まぁいいじゃねーかよ!今日また勝負だ!」桜木

「ハナサン。同じチームにナルネ、コレカラ。」べノン
「ははは(笑) そうかそうか!」桜木


「花形さん! 相田彦一と申します。陵南高校バスケ部出身で今は週刊バスケットの記者やってます。よろしくお願いいたします。」彦一

「よろしくお願いいたします。」花形

彦一と花形は名刺交換をした。そしてコートに続々と選手が集まってくるなか、会場がコート内からもコート外からもざわざわと騒ぎ始めた。

「あれ? あいつ どっかで見たことあるか?」
「そうか 知らねーよ。」
「いや 確か あの頭は、、、、。」

仙道彰は髪を切った。
無精ひげもしっかりとそりあげ、あのトレードマークのツンツンヘアーが戻ってきた。

仙道さん!! 仙道さんや!!」彦一
「何!? 仙道だと?
」花形

「ナンデスカ?」べノン
「なんやねん」南

「戻ってきやがった! 天敵が(笑)」宮城
「センド―だと!!」桜木


「アンビリーバブルや!!」彦一



仙道彰は、短パンに手を入れながら、

さあ いこーか。」仙道

ヴィルフェーダ大阪トライアウト午前の部がもうすぐ開始される。

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