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【SLAM DUNK Gl】109話「大阪 in ファンダメンタルテスト」
仙道彰がコートに現れると次第にそのざわめきは大きくなっていった。
「仙道? もしかしてあの仙道、、、なのか?」
「流川楓が名指しで対戦してみたいって言ってた、あの仙道彰か!?」
陵南の後輩である彦一が駆け寄ってくる。
「仙道さん!! ほんまに仙道さんなんですね?」彦一
「ああ 彦一じゃないか? 久しぶりだな。」仙道
仙道は笑顔で返した。
仙道と彦一は高校の先輩後輩の話で花を咲かせた。
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「おい!センド―!! てめー 今まで何してやがった!?」桜木
「こりゃ また 懐かしい顔ぶれだな(笑)」仙道
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神奈川で凌ぎを削った、宮城、花形も加わった。
「センド―! シカとすんなよ!?」桜木
「えっ 何だっけ?」仙道
「今まで 何してたんだ?」宮城
「うーん。いろんな国に行っててな。」仙道
「バスケの武者修行か?」花形
「いやいや。そんなんじゃないですよ。」仙道
「こっちは死ぬほどやってきたって言うのに、のんきに旅行か!」桜木
「いや、死にそうになったよ。雪山に遭難したり、ピラニアに食われそうになったり、マフィアに襲われたりな(笑)」仙道
「????」
一同は度肝を抜かれた。
「仙道さん! バスケはやってへんのですか?」彦一
「ああ 一カ月くらい前からだ。」仙道
「フン そんなことでは この天才にはついてこれないな! はっはー(笑)」桜木
「(驚いたな。それでも余裕があるような顔してやがる。)宮城
「(いくら仙道と言ってもこのブランクが埋められるのか?)」花形
「(あの時の仙道さんはもう見られへんのちゃうか? 仙道さんのそんな姿見たないで、、、。)」彦一
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「ピー!!」
「始まるみたいだぜ。」仙道
トライアウトの内容は午前中に「ファンダメンタルテスト」と呼ばれる体力測定などが行われ、
その合格者が午後に行われる「スクリメージ」と呼ばれる練習試合形式のテストへ進むことが出来る。
「おりゃー! こんなもの 朝飯前だ!」桜木
「ハナサン! マケナーイ!」べノン
「ノンちゃん やるなー!」桜木
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フィジカル自慢の両者が引っ張る。
南烈も順調なペースで消化。
苦戦したのはブランクの長い仙道彰だった。
「桜木さんとべノンはんは、とばしますね!南さんも現役バリバリやし、問題なさそうですわ。」彦一
「仙道の表情はすぐれないな、、、。」花形
「仙道さんとは言え、ブランクは埋まるんやろうか?」彦一
「そう簡単にはブランクはうまらねーはずだ。」宮城
デサフィアンテの試合ではブランクの一番長いと言えた宮城は苦戦した。
「宮城、確か、お前が一番ブランクがあったか?」花形
「ああ。それでもデサフィアンテの試合までは何だかんだ半年近くはあったし、多少はバスケはやっていたからな。」宮城
仙道はギリギリでクリアをしていた。
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「おい! センド―。ここで終わるのか?」桜木
「ふう。 こりゃ しんどい。」仙道
そして会場入りしている土屋淳とチームスタッフが視察に目を光らせる。
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「あれが話題の仙道彰だよ。淳は世代近いから知ってるのか?」チームスタッフ
「仙道彰、、、。ああ 昔、よくその名前は聞かされましたわ。」土屋
「そうなの?」チームスタッフ
「相田弥生ゆう記者が仙道、仙道うるさくてね。なんかプレースタイルが似ているとかなんとかで。そんなん知らんっちゅうねん。」土屋
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「淳と同タイプなの?」チームスタッフ
「知らないっすよ。インターハイもウインターカップもでとらんかったしね。」土屋
「人気先行タイプかな?」チームスタッフ
「でもね。1年後、後輩の試合見に行った時、相手が陵南で確かに騒がれることあるなって思いましたわ。」土屋
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「そうなんだ。まぁ お手並み拝見だね。」チームスタッフ
「先入観はもたんとこな。」土屋
午前のトライアウトが終了。
桜木花道、南烈、セバス・べノン 合格。
長いブランクの末、コンディション、フィジカルともに十分ではない仙道彰もなんとか通過した。
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注目の4選手は午後の「スクリメージ」へとコマを進めた。
続
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