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どうりで世界は平和である

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たまに始まる不思議ではない話
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#日記

夏なんで不思議な話

夏なんで不思議な話

小学生の頃住んでいたアパート
子ども部屋は引き戸だったんですよ

で、夜中にふと目が覚めたら
なんか部屋が赤々してて
豆電球の明るさよりも明るいけど
明るいけど赤い、みたいな

なんとなく横向いて引き戸の方に視線を向けたら
引き戸が少し開いてたのね

あれ?開けて寝たっけ?って思った時に気づいたのよ
引き戸の隙間から

女の人が覗いてたのよ

じーっと、こっちを見てたの。

目が合った瞬間に金縛り

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雨と猫

雨と猫

今日も雨
しとしとと雨

水溜りにポツポツと雨姿

向かいの家の窓には猫

最近はよく窓から遠くを眺めている

誰かを待っているのか
じーっと佇んでいる

昼も相変わらず雨
相変わらずパツパツと水溜り

雨でゆっくりできたのか
雨で何もかもやる気がなくなったからか
非常にゆったり時間が過ぎる

夕方頃
雨は上がって空が明るい

憎たらしいほどの入道雲
ふと気づく

彩雲

虹が雲につかまっている

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渋滞と日常と

決まって混んでいる道がある

決まって混んでいる、のだ

決まって混んでいるのなら、通らなければよい
というわけだが、
いつも混んでいる

混んでいる道は混んでいる道で利点がある

なんとなく、車を走らせていると
あれやこれや考えが溢れてくる

なにかやりわすれたことだったり、
誰かに何か伝えなきゃいけないことだったり
家帰ってから何しなくてはいけないかだったり

あれやこれやが溢れてくる

どう

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神様のジャム

神様のジャム

はじめに神はパンを創造された

パンは「表」も「裏」もなく、むなしく混沌だった

神はトースターでパンを焼き

ジャムを手に取った

神はパンにジャムを塗った

すると、ジャムの付いた面は「表」となった

神はジャムを塗ったパンを見て、良しとされた

ジャムのついていない面は「裏」と呼ばれた

世界に「表」が生まれ、

また、「裏」が生まれた

世界が「表」と「裏」に分かれた

神はコーヒーが飲み

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猫が飛び出て

猫が飛び出て

車を走らせていたら
道に猫が飛び出てきた

車を避ける風もなく
車に驚く風もなく
車に恐れる風もなく
トツンと道に佇んでいた

ニャーと鳴いたのか
あくびをしたのか

大きく口を開けて
まだそこにトツンと佇んでいた

ブレーキを踏んだ刹那

猫は消えた

フッと消えた

いつの間に避けたのか

安堵感とも違う安心感に包まれた

三毛猫はまた草むらに歩いて行った。

車は進む。

シュタイナー思想 第五・7年期の終盤

#シュタイナー 思想で特徴的な7年周期の成熟、という観点だと、自分は今、第五・7年期の終盤。
体→感情→自我→体→感情、という成熟周期で言えば、感情の成熟の2週目

そうか、自分の感情の在り方が変わってきたなと思ったのが担任2週目の頃なので、第四・7年期の終わりとちょうど重なる。

“たんにんのせんせい”として、恐れが必要?と勘違いしてた頃から、ちょうど“恐れ”じゃなくて“畏れ”が必要では?と思い

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