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高校生の感覚 備忘

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記事一覧

少年

少年

例えばもし、未成年の人間が法を犯すとき
それはきっと成人済みの人間が法を犯すときと何かが異なる

未成年の少年が、はじめてたばこを買うために深夜のコンビニに向かって歩く

コンビニのまばゆい光は、少年の非行を露出させ、少年はそれを憎らしい目つきで応対する。自動ドアの開閉は決してウェルカムを意味しない、少年はあと一歩踏み出した瞬間からすべてを演技として解決させなければならない。可能な限り相手の理解で

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言葉とは何か

構造主義とは、私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。だから、私たちは自分が思っているほど、自由に、あるいは主体的にものを見ているわけではない。むしろ私たちは、ほとんどの場合、自分の属する社会集団が受け容れたものだけを選択的に「見せられ」「感じさせられ」「考えさせられている」。そして自分の属する社会集団

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美術 間主観性メモ

間主観性とは、例えば街中のビルを想像したとする。実際の私の目にはビルの一面しか映っていない。しかし、私はビルが立体であることを知っている。なぜなら少し回り込んでビルをみたとき、同じようなビルの一面が見えることを感覚的に知っているからだ。その存在しなかった過去こそ間主観性が見せるものである。

つまり私たちが見ている世界は、私がみている生の世界に加え本来は存在しない可能的な過去が無限に広がっている。

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自然 身体 プロポーション

生き物の中で自ら意思を持ち身体を加工するのはヒトのみである。
私たちは、持って生まれた体がよほど気に入らないのであろうか、それとも、自然のままであるということに不安を覚えるからであろうか、いつも自分の身体の一部を布切れで覆ったり包み込んだりするだけでなく、むき出しになったほかの部分にもことごとく、何らかの加工や変形や装飾を施さないではいられないようだ。そのために人々がこれまで考え出してきた手法や技

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リフレ、デリヘル

2017年JKビジネスはしんだ。
「特定異性接客営業などの規則に関する条例」いわゆるJKビジネス規制条約が施行され、18歳未満の青少年にそうした業態の接客をさせることが禁止された。

しかし、その二年前の時点で、警察による店舗の摘発、補導によって現役の女子高生および18歳未満の少女がJKビジネスで働くことは事実不可能になった。

2017年JKビジネスはしんだ。
が、JKビジネスがこの世から去った

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syakaikarepo-to

主旨今や、社会に蔓延する貧困問題を当人の自己責任として、自分と乖離させ考えることは許されない。私は「貧困の連鎖」について強調し、このレポートをもって読者の貧困への関心を高めることを目指す。

背景社会科では貧困について、怠惰による自己責任だとする意見に触れたが、それに賛同する考えが授業内で上がったことへの驚き、不信感をもとに、また私自身、それは自己責任ではないと断言できるほどの知識を持ち合わせてい

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性売春をめぐる言説

性の商品化への近代的文脈

80年代「オタク」「アキバ」「ロリコン」文化発足の契機として言われているのが宮崎勉の起こした幼女連続殺人事件だ。宮崎勉事件 以下wiki参照
誘拐、わいせつ犯である。1988年から1989年まで4人の幼女・女児を誘拐、殺害した。(東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件)

被害者
1988年(昭和63年)8月、埼玉県入間市に住む当時4歳の幼女(第1の事件)
1988年(昭和63

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女ぎらい 上野千鶴子メモ

男は性的主体(貫く者)として、
女は性的客体(貫かれる者)としてその記号を持つ

男は女の承認ではなく、男の承認によって真に認められる。というより他の男から性的客体として見られる事を恐れている(=ホモフォビア)よって、女性を性的客体として蔑むことが男の性的主体を確保することにつながる(=メソジニー)

売買春というビジネスは、男が相手を選ばないという条件がなければ成り立たない。「相手を選ばない」の

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幸せに耐えうるための日常の脱構築

無際限の不幸に耐えるためには日常を取り壊さなければならない。

それは全てを創作物に作り替えることである
それは全てを包み隠さず書くことである

おそらく人の過去など語るに値しないもの
これらは全てフィクションか

フィクションを書けば書くほど、人の未熟さは露呈する
想像力は経験に比例する



ストーキングについて
15歳までにストーキングを受けた経験は二回ある。僕の恋愛はそれによってどんな進

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生きるとは、時間性と音楽℃幼ビ10ツ

私たちはどちらかと言うと死に属してる。
この瞬間細胞は呼吸をし、心臓は脈打ち、神経細胞は発火し、人は常に自身を張り巡る血管の音を聴いている。さまざまな不確定と偶然のなかで私たちは現在を感じられている。私たちの身体は時間と共に少しずつ変化し、その時間の流れはとても速く私たちの思考が追いつくものではない。
もし今、今を考えたとしても既にその構造は別物になっている。人間が通時的要素をもつ生命である限り今

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ⅱホン㈤㈫言葉について

 ソシュールは言葉とは差異によって生まれるものだとし、私たちの認識に先立って現象を形作るものだとした。さらに言葉は表示部と内容部から構成される記号的概念であること、記号の表示部と内容部の関係は恣意的であることを説いた。私は言葉が恣意的であることを強調して、言葉の持つ危うさについて考察したい。私がわたしについて語るとき、語りつつある私と、語られつつあるわたしに分断される。まさに表示部と内容部の関係で

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無題

高320209/18

必要な時に必要なことを言えないのが自分だ。

会話は後から後悔することが多い。

だからこうして文章を書くことが必然的に好きになるのだが、文章の場合はいささか内容が煩雑になる。

文章を書いているときの自分と、会話をしているときの自分の差を指摘されるのは少し不安になる。どちらかというと、文章を書くときみたいにいろんな言葉が出てくればいいと思うのだが、実際はそんなにうまくいか

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