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明けない夜はない(the night is long that never finds the day)

「明けない夜はない」とはマクベスの有名な一節。直訳すると「明けない夜は長い夜」となるものが意訳されたものだそうな。ただし、マクベスもこの一節以外よく知らない。

大学での講義の一コマに科学哲学があり、その中で「科学者ほど科学理論を信じていない」という一節があった。その意味するところは「科学理論とは、その時点で最も確からしい仮説であり、それが正しくないかもしれないと疑い仮説検証し続けることで新しい発見(より確からしい仮説)が生まれる」とのこと。もっとくだけた言い方をすれば「常識を疑え」か。

システムに不具合などの対処すべき事象が発生した場合などには、原因究明に向けて、これまでの経験(証拠)に基づいて思いつく限りの可能性を仮説として列挙し、確度が高そうなものから順番に潰していく。それが全て否定される未知の事態であれば、経験を踏まえつつ新たな仮説を構築していく。対象が全くの未経験なものは、証拠(エビデンス)も参考にできる事例もないが、それでも仮説を立てまくって原因を究明し対応するのが手順だ。

ところで、プロジェクトで発生する問題は、古い仕様(情報)を参照してしまったり、曖昧な仕様(情報)が共有されたり、仕様(情報)に不明点があるのに発出元に確認してなかったり、仕様(情報)を誤解・独自解釈したりが原因なことも少なくない。

今は全世界で未知の事態に対処している真っ最中で、予防法・治療法ともに現時点で最も確からしいと考えられるものから試行している段階だ。医療・医学分野を専門としないエンジニアとしては、科学的な検討を行っている機関の最新の一次情報を正しく理解するように努め、それに基づいた行動を取った上で、自分の専門分野で出来ることをするのが合理的と考えざるを得ない。

明けない夜はない

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