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TORCHES
2015年9月23日 23:46
015『茨城を歩く ~牛久・霞ヶ浦・竜神大吊り橋~』文:守屋佑一2011年9月23日あの旅から1年が経ち、僕は大学を卒業し、社会人となっていた。僕が就職した先は地元の農協。イベントや集荷などで休日出勤もかなり多く、夏休みも無かったが、基本的には土日祝日が休日となっていた。僕は休日には野球をするか家の畑を手伝うかだったが、だんだんと一人暮らしにも慣れ、旅に出たい欲求が高まり、祭日の多い
2015年9月22日 23:47
014『西日本を歩く9(完結)~滋賀・愛知・エピローグ~』文:守屋佑一2010年9月20日12日の深夜に小田原を出発し、兵庫・岡山・広島・山口・福岡・大分・宮崎・鹿児島・熊本・佐賀・島根・鳥取そして滋賀と旅してきたが、ついに最終日が訪れてしまった。この前日に泊まった琵琶湖のふもとの漫画喫茶で無料サービスのモーニングを食べて、琵琶湖を少し見て、ちょうど帰り道だし名古屋にでも寄って帰る
2015年9月21日 00:45
文:守屋佑一2010年9月19日昨夜は鳥取の漫画喫茶で宿泊。実は、この前日の18日は唯一スーパー銭湯が見つからず、風呂に入らずに寝た。だからこの日は朝から鳥取砂丘にいくのではなく、まずは空いている風呂を探した。調べると、町営の公衆浴場があるらしい。公衆浴場は小さく、僕たちの知っている温泉や銭湯とは雰囲気がまったく違った。 値段も格安だった。時が止まったような場所。一汗長し、漫画、「砂
2015年9月20日 22:59
文:守屋佑一2010年9月18日。朝の8時頃、ダーツがブルに当たる音で目か覚める。漫喫のブースから顔を出してみると、TYがダーツに興じている。僕もすぐさま合流した。前日から泊まっている漫喫はまさかの神漫喫で、なんとダーツがいくらでも無料で出来た。大学4年のころ、仲間と夜中に麻雀とダーツばかりやっていた。Sは一向に起きてこない。元来Sはよく寝る。旅の途中でも、午前中はだいたい車のなかで
2015年9月20日 13:19
文:守屋佑一2010年9月17日。すでにこの旅で何度も漫画喫茶に泊まった朝。もちろん漫画喫茶で、ただ寝るわけではもちろんない。気になっていた漫画や好きな漫画をたくさん読んだ。そして、すぐにみんなにすすめられる状況でもあったので布教もたくさんした。特に布教した漫画はクッキングパパだ。僕が小さい頃にアニメ化もされた名作で100巻をゆうに超えたいまでも連載は続いている。僕は昔からこ
2015年9月16日 23:33
文:守屋佑一2010年9月16日いつの間にか出発地である小田原からずいぶんと遠くに来た。鹿児島で朝を迎えた僕たちはこの日もひたすら先を目指す。鹿児島と言えば、桜島。しかし、前日と同じくここに行く余裕はない。だから、車の中から少し眺めて熊本へと向かった。いよいよここからは九州折り返し。熊本に向かう途中、嬉しい弾丸ノープラン旅行の移動の楽しみがここでも発揮された。田舎道を走っている
2015年9月15日 23:51
文:守屋佑一2010年9月15日前日に九州に突入し、北九州市のコロナワールドの漫画喫茶で夜を明かした僕たち3人は、朝からしっかりと牛丼屋で朝食を摂り、福岡城址に少し寄ってから次なる街を目指した。小田原に戻らねばならない日が決まっている以上、計算ミスは許されない。前半に少しでも距離を稼いでおかねば、九州を一周し、日本海側まで廻ることはできないかもしれない。この日はできれば宮崎、いや、
2015年9月14日 23:23
文:守屋佑一2010年9月14日 深夜コロナワールドの温泉で温めた体はすでに冷え切り、何度か目を覚ましていた。僕たちは9月12日の夜に小田原を出発し、9月13日夜から広島県福山市の温泉、映画、パチンコなどが一体となった大型アミューズメント施設コロナワールドの漫画喫茶にて宿をとっていた。だが、ここは恐ろしいほどに冷房が効いていた。確かに2010年の夏は記録的な猛暑だったし、9月に入っ
2015年9月13日 23:49
文:守屋佑一2010年9月13日深夜の3:30頃。広いオデッセイの後部座席で僕は目を覚ました。助手席にいるTYから「お前、ずっと寝てたぞ」と声をかけられた。どうやら僕は足柄SAを出て少ししてから寝てしまったらしい。TYとSはずっと起きていたようだった。前日まで続いた祭の出店のバイトは賃金と引き換えにとてつもない疲労を僕に残した。車はちょうど名古屋で東名高速を降りてガソリンを補給しているところ
2015年9月12日 21:23
文:守屋佑一5年。小学1年生が6年生になるくらいの長い年月。しかし、大人になってからはそれほどまでに長い年月だとは思えないくらいの時間。昔のことを回顧するにはぴったりの間隔だろう。5年前の今日。2010年9月12日日曜日。僕らは車で、ほぼ下道を使って九州一周することを誓い旅に出た。下道を選択したのはもちろん安いからだ。数多くの弾丸旅行を実践してきた僕だが、この時ほど長い旅行はい