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スピッツ

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スピッツの好きな曲について、どれだけ好きなのかを語るだけ
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#歌詞

スピッツ「どんどどん」 流れ星を追い越して そのスピード感じてる

スピッツ「どんどどん」 流れ星を追い越して そのスピード感じてる

秋っぽい季節に突入したこともあって、先日夜に1人でドライブをしていたとき、スピッツ曲をランダム再生していて流れてきたのがこの「どんどどん」。

2010年10月27日リリースのスピッツのアルバム「とげまる」の13曲目です。「えにし」(11曲目)「若葉」(12曲目)「君は太陽」(14曲目)という超名曲に挟まれてしまっていて、今まであまり注目してこなかったのですが・・・。

「どんどどん」の疾走感あふ

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スピッツ「子グマ!子グマ!」 君が遠くなっても 笑っていられそう 強がっていられそう

スピッツ「子グマ!子グマ!」 君が遠くなっても 笑っていられそう 強がっていられそう

なんとも、ファンタジー感満載の曲名ですね。そうなんですが、しっかりと深いメッセージが込められたスピッツの一曲になっています。不思議な題名を付けるものです。アルバム「醒めない」(2016年7月27日リリース)の3曲目。

歌詞に登場する「君」を「子グマ」になぞらえていると解釈してよさそうです。

子を持つ親なら、この「子グマ!子グマ!」はわが子の成長や旅立ちを、寂しいと思いながらも、喜んでいるトーン

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スピッツ「恋のうた」 昨日よりも明日よりも 今の君が恋しいから

スピッツ「恋のうた」 昨日よりも明日よりも 今の君が恋しいから

ああ、スピッツ初期の歌なんだろうなあ・・・という感じがしますね。
表現がものすごくストレートです。今の草野さんの歌詞とは隔絶の感があります。

ただ、こちらも好きなんですけどね。

「恋の歌」は、アルバム「名前をつけてやる」(1991年11月25日リリース)の10曲目。このころ、私はスピッツの存在さえも知らなかったなあ。1991年と言えば、大学1年か。この頃のスピッツの楽曲と出会えるほどの音楽好き

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スピッツ「楓」 さよなら 君の声を 抱いて歩いていく

スピッツ「楓」 さよなら 君の声を 抱いて歩いていく

1998年3月25日にリリースされたアルバム「フェイクファー」の6曲目。
アルバムからシングルカットされる形で、98年7月7日に「楓」と「スピカ」が発売された。近年は、先にシングルがいくつか発売され、曲が溜まってくるとアルバムにまとめるという流れが主流だよね。
当時は先に「アルバム」、そこからシングルカットされるのが主流だった。このあたりも、ネットの普及なんかが影響しているような気がするなあ。

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スピッツ「紫の夜を越えて」 なぐさめで崩れるほどの ギリギリをくぐり抜けて

スピッツ「紫の夜を越えて」 なぐさめで崩れるほどの ギリギリをくぐり抜けて

2019年から地球全体を襲っている新型コロナウイルス感染症。日本では2020年2月ごろから本格的に感染が広がり始めた。

そこから2年半ほど過ぎた2022年8月現在も、新型コロナの勢いはとどまるところを知らない。

スピッツがコロナ禍、真っただ中の2021年3月25日にリリースしたシングル「紫の夜に越えて」。ライブも大きな影響を受け、スピッツの活動も大きな制約を受けた。

2020年11月、ほぼ1

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「ロック大陸漫遊記」のスピッツ・草野さんの歌詞解釈に関する発言より

「ロック大陸漫遊記」のスピッツ・草野さんの歌詞解釈に関する発言より

「ロック大陸漫遊記」のスピッツ・草野さんの歌詞解釈に関する発言より。

【引用開始】
たまにね、リスナーの解釈を目にしたときにですね、ネット上なんかで。「あーーーそれ違うんだよな」って思うこともあるんですけども。
でもね、やっぱりその人の世界を壊したくないなっていう気持ちもありまして、なるべく、なるべく、言わないように心掛けています。

あのー、作詞の作業っていうのが、まあ、いろんな作詞家の方がい

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スピッツ「ホタル」 正しいものはこれじゃなくても 忘れたくない

スピッツ「ホタル」 正しいものはこれじゃなくても 忘れたくない

アルバム「ハヤブサ」(2000年7月26日リリース)の10曲目。

このアルバムはとても好きなアルバムだけど、スカッと明るい曲は皆無。そこがとてもいいんだけどね。
この曲「ホタル」もアルバム最終盤にある「ジュテーム?」と同じく、不倫なのか、浮気なのか、許されぬ恋に戸惑いながら進んでいく様子をつづっているように感じます。

この歌詞の曲名に「ホタル」と付けるセンスも、心が震えるほど素敵です。

きれ

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スピッツ「歌ウサギ」 どんだけ修正加えてみても美談にはならない

スピッツ「歌ウサギ」 どんだけ修正加えてみても美談にはならない

「先生!、、、好きになってもいいですか?」という広瀬すず主演の映画の主題歌がこの「歌ウサギ」らしい。
全然、知らんかった。
今回、この文章を書くに当たって、調べていたら、すぐに出てきた。

「CYCLE HIT 2006-2017 Spitz complete Single Collection」に入っていた三つの新曲のうちの一つという認識しかなかったなあ。そうか、映画のね。

映画の公式HPには

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スピッツ「YM71D」 演じてた君に恋して 素の君に惚れ直して

スピッツ「YM71D」 演じてた君に恋して 素の君に惚れ直して

「YM71D」って、なんと読むか分かりますか?
「ワイエムナナイチディー」でもいいらしいです。
草野さんは明確には提示していないようですが、歌詞に「やめないで」と語呂合わせのような解答があるので、「Y(や)M(め)7(な)1(い)D(で)」と読むことにします。

アルバム「見っけ」の8曲目ですね。
さわやかさ全開の曲ですが、歌詞はそれなりに「陰」がありますね。
少しずつ見ていきます。

「演じてた

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スピッツ「俺のすべて」 薄い胸を焦がす これが俺のすべて

スピッツ「俺のすべて」 薄い胸を焦がす これが俺のすべて

ライブで何度見たことだろう。
草野さんがタンバリンを持ち出して、リズミカルに振り出したら、この曲「俺のすべて」の始まりだ。会場は最高潮に。実に楽しそうだ。

そして、静寂をつくり出し、終わったかのように見せかけて、再スタートする「燃えるようなアバンチュール・・・・」。この瞬間が楽しいのよ。

ゴースカ広島での「会場7位」で俺のすべては、キタな!って感じで、めちゃくちゃ盛り上がりましたね。

香川の

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