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不登校からの引きこもり

不登校から引きこもりになる人がとても多いんだと思う。
私の周囲ではお子さんが不登校になった場合、そのまま引きこもりも経験するご家庭が殆どだった。
不登校は本当に無駄な時間ではないと思う。ネット記事によると、某有名youtuberの少年が、現在は勉強、遊び、ボクシングと素晴らしく充実した時間を過ごしているらしい。。
きっと本当に間違いも含めて無駄ではなかったのだろう。。
私の通う美容院の美容師さんも、小・中・高と学校には殆ど行かなかったというが、今は売れっ子美容師としてバリバリに稼いでいる。(二人には力があり余り過ぎてたという共通点があるけれど)

だけど、引きこもりだけは本当に無駄だ。あんなに親子共々命を削られる時間は無いと思う。
我が家は半年程度。時間にすれば僅かな時間だけど、引きこもりを経験した。地獄のような時間だった。。
あれが人生の底であると信じたい。万が一この先、豆腐の角に頭をぶつけてあの世に旅立ったとしても、まあ、あの頃よりはマシ、だと思うだろう。

よその友人家庭では、半年どころではなくそのままずっと長期引きこもりへと突入していってしまった子もいる。今では連絡もとれない。
我が家は何故そこから引き返すことが出来たのだろうか。決して親の対応が良かったからではないし、息子の力が有り余っていたからでもない。ましてやラッキーだったからでもない。
他人様の力を借りたからだ。もうダメだ。私たちではダメなのだとさっさと白旗を揚げて、息子には内緒だがかなりの大金を払い、有料のカウンセラーに通いだした。100万くらいは使ったと思う。

このカウンセラーという人がとても優秀だった。学校付きのカウンセラーでは私が分かるように何も説明出来ず、ただただ時間が過ぎて単位が尽きたのだが、この方はもっと具体的に指示をしてくれた。
もし我が家にこの時、カウンセリングに通うお金が無かったら、今頃8050に突き進んでいたことだろう。。

当時の私はカウンセラーの一言一句を持ち帰った。全てを謎解きのように解き明かしてくれているわけではないのだが、どれも私にとっては不愉快なことに何かを含んでいるようだった。
家に帰り反芻し、逆算し、このような意味だろうと推測し、思いつく限り忠実に実行していった。持前の集中力と自己否定で自分自身の全てを否定しつくした。
今を楽しむ幸せなお母さんでなければならないのに、真逆を突っ走った。
どんなに幸せそうな演技をしても、心身ともにだいぶ壊れた。
あまり賢いやり方ではない。
もし今、自己否定に走ってる方がいたら、是非ともやめてほしい。
自分が壊れたらそれこそ、遠回りになってしまうからだ。
(のちのち書くけれど、他人を責めるのも時間の無駄だからやめよう)

当時、優秀なカウンセラーに言われたこと、そこから私がたどり着いた答え。同じ境遇の友人達から得た教訓。書ける範囲で書いていきたい。
やるべきことと止めるべきことが分かれば、自己否定なんてしないでいいのだ。もし過去に否定しないといけないくらい酷いことをしたのなら、謝ればいい。ちゃんと謝って、今日から新しい自分として生きる決意をすればいい。そして今が最高に幸せだと思おう。演技でもいいから。


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