マガジンのカバー画像

子どもと私

9
運営しているクリエイター

記事一覧

母親になることにやっと諦めがついた

母親になることにやっと諦めがついた

2人目の妊娠中から薄々感じていたんだけども、ようやく母親になることに諦めがついたように思う。

1人目が産まれて、生物学的には母親になった。子どもは可愛いしお世話だってもちろんするんだけど、自分自身は変わりたくないと強く思っていた。

育児を言い訳にせずに勉強し続けたいと思っていたし、仕事も時短にはなるけど手を抜かないと決めていた。
それらは悪いことではないけれど、何というか、すごく力まないといけ

もっとみる
立ち止まる時間をくれて

立ち止まる時間をくれて

息子が熱を出した。今回はなかなか熱が下がらなくて、夫と交代に休みながらなんとか土日まで漕ぎつけた。職場の優しい雰囲気に甘えながら、休みと早退とを何日か取らせてもらった。

渦中は、本当必死だ。

なんでなかなか熱が下がらないんだろうという心配とか、最近私が忙しそうにしてたからストレスだったのかなという根拠のない理由付けとかをしながら息子の世話をする。

お休みが多くてたくさん迷惑をかけてしまったな

もっとみる
必要じゃない買い物

必要じゃない買い物

”生活必需品じゃないもの”を買った。
そういう買い物は久しぶりな気がする。

uka のネイルオイル24:45

他にも7:00とか、18:30とか、生活のワンシーンに合わせた香りが配合してあって迷ったのだけれどこれにした。
バニラの中にオレンジの爽やかな香りがして、気持ちが緩む気がしたから。

少しだけ試しに塗って、ポーチの中にしのばせて、なんだかとても嬉しくて心強いような気持になった。

ほと

もっとみる

産後のメンタルで夜中に想うこと

産院を退院してからはふたりの息子の間に寝ている。

右を見れば長男が奔放に寝ていて、左を見れば次男が小さな体で寝ている。
寝ているだけなのになぜか2人とも一生懸命に見える。

私が死にゆく間際、走馬灯の中にこの瞬間のことが含まれているような気がして涙が出てくる。
授乳中に強く噛まれた胸は痛いし、少し暑い夜だけれどもなんて幸せな夜なんだろうとも思う。

親が子どもをどんな想いでみているか、子どもは知

もっとみる
私の知らない歌を

私の知らない歌を

もうすぐ三歳になる息子は最近良く歌を歌っている。

だんだん言葉も大人が使うものに近づいてきて、保育園での出来事も少し詳細に教えてくれるようになった。

昨日、息子と一緒にお風呂に入ると、おもちゃで遊びながら歌を歌い始めた。今までに私が聞いたことのない歌だった。

私が知らないことを息子が知っている。って不思議な感じがした。日中は別に生活しているわけだからそんなこといくらでもあるだろうけど、改めて

もっとみる
出産後を振り返って気づいたこと

出産後を振り返って気づいたこと

出産する前は、産んだら何か変わるのかなあと漠然と思っていた。

産育休あけて戻ってきた激怖な先輩が優しくなったとか、時々聞く話でそう思ったのかもしれない。

実際には産んだところで急激に母性が開花するわけでもなく、まあ我が子は普通にかわいいけれど、私という人間に特に変化はなかった。生活スタイルは大きく変わったもののこんなものかな、という感じだ。

息子ももう少しで3歳。
母歴はまだまだ短いのだけれ

もっとみる
「仕方がない」が嫌いになれない

「仕方がない」が嫌いになれない

仕方がないって、あまり気持ちが良い言葉ではないとは思うけれど、嫌いになれない言葉だ。

昔、おねだりすると母親に「仕方がないなあ」ってよく言われた気がする。

仕方がないを、どういう意味で使うか考えてみると、そこには諦めと受容が含まれている。

諦めることと受容することは、隣り合わせなんだと感じることが最近多い。

私が日々仕方がないと思うのは専ら子どものことだ。
上手に食べられないけど仕方がない

もっとみる
ごめんねのスープ

ごめんねのスープ

この一週間は息子の体調が悪かった。
3日くらいで熱は下がり、そのあと1日保育園に行ったのだけれど、帰ってきてからもだるそうにしていたので、この土日は家でゆっくりする事にした。

最近はお互いに通じる言葉も増えて、1日一緒にいるのが以前に増して楽しいのだけれど、体調が悪い子どもをあなどってはいけなかった。

なんにせよ機嫌がわるい。
部屋であそぶ程度の元気はあるけれど集中出来るほどの元気はない。

もっとみる
子どもの熱で仕事を休む

子どもの熱で仕事を休む

子どもが熱を出して休む時、どうしても申し訳なさが付きまとう。仕方ないのは分かっているけど、なんだか色々心がいたい。

職場の人やお客さんに迷惑をかけてしまうのが申し訳ないし、申し訳なく思うこと自体子どもに対しても申し訳なく思う。

職場の上司は気兼ねなく休めるように、優しい言葉をかけてくれるけれど、余計な仕事を増やす事実は変わりない。
こんなに上司や同僚に恵まれていてもくよくよしてしまうんだから、

もっとみる