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Wells - 27 May, 2019

イングランドの Bristol(ブリストル )から向かった2回目のGlastonbury(グラストンベリー)

を後にして、午後過ぎには路線バスで一路Wells(ウェルズ)へ。当時私はイングランド南西部のBristolに住んでいて、Glastonburyへは路線バス一本で来ていた。2回目の訪問のこの日、残りの時間はBristolからの途中地点であるWellsに寄ろう、その発想からのWellsだった。WellsにあるCathedral(大聖堂)は美しく見応えがあると聞いていたし、立地的にも時間的にもBristolへ戻る道すがら寄るにはちょうどよかったのである。

ちなみに、路線バスはFirst groupの"376"(2019年5月当時)。GlastoburyとBristolを結ぶラインで、Wellsを経由する。詳細を知りたい方はFirst groupのwebサイトを参照されたい。

ほんの10分ほどで目と鼻の先にある…とでも言える距離のWells、これが美しい街で、Glastonburyとあわせ1日に2度もこんな気分を味わえるなんて、と私はとても得した気分になってしまった。

Wellsのバス停から、小さな街の繁華街を抜けて10分弱で大聖堂に辿り着く。

そこに入る前に、まずは脇にあるBishop's Palace(司教邸)とGarden(庭園)を散策してみることに。

きちんと手入れされているのか、グリーンは整い、ゴミ一つ落ちていない清潔感ある場所だった。一般的に大聖堂はその場所柄きれいなことが多いけれど、イギリスで数ある中でも片手に入るほどではないかと思う。

午後5時。まだまだ明るく日も高い夏時間。5月のイングランドは最高である。
Bishop's palace。丁寧に手入れされておりとても美しい。


大聖堂正面。圧倒される外観の精巧さ。
讃美歌が精巧な内部に響き、穏やかな気持ちになれたひととき。

私はイングランド滞在中にいくつか…いやかなりの大聖堂に行ったのだが、その中でもWells Cathedralはいろんな意味で美しい大聖堂だった。まず大聖堂は建物自体が古い分、中に入るとひんやりするのはいいものの、カビ臭かったり、独特の石の臭いがするものだが、Wellsではこれが弱かったように思う。ちなみにこの日はカラッと晴れた日だったので、それは関係しているかもしれない。そんな「匂い」に関する好印象と相まって、外面と内部の精巧さもその印象の良さに輪をかけた。休日の大聖堂には讃美歌を歌うグループが穏やかに活動しており、その歌声もまた休日の平穏さを殊の外感じさせてくれた。

大聖堂の正面にはグリーンが広がっており、家族連れや子供たちの遊び場になっている。天気の良い日には寝っ転がって日光浴するのも、穏やかに散策するのも可能。雨の多い英国では5月のこの晴れやかなお日和にグリーンでお昼寝するのは、何よりの贅沢だ。

イングランド南西部に来たら、Wellsに立ち寄ってみてはどうだろう。小さな街にある大聖堂は穏やかで美しく見応えがある。天気の良い日の散策にはもってこい。イングランドの田舎の良さを堪能できることだろう。

※ 挿入されている写真及び画像はすべて筆者によるものです。

(Wells 27 May 2019)

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