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「限りある時間の使い方」に学ぶ時間の有限性

生産性を上げて仕事をバリバリこなそう


時間を作ってやりたいことをみつけよう


こんな感じの言葉が、いたるところで叫ばれる今の世の中。

これまでのタイムマネジメント術は失敗だらけだった。そろそろ見切りをつけたほうがいい。

限りある時間の使い方より


本の帯にも生産性の罠、と刺激的な言葉が踊っている本書。

80歳くらいまで生きるとして、あなたの人生はたった4000週間だ。

限りある時間の使い方

80年と聞くと長い時間に思えるものの、何週間や何時間で表すと短く感じる。そんな短い時間なのに、生産性を上げることにとらわれすぎると、人生を楽しめない状況に陥ってまう。

そうならないよう、限りある時間で本当に大切なものに気づけるヒントをくれる一冊でした。




○現実を見る


・いつも時間に追われる

任された仕事は自分で最後までやりきる。そんな完璧思考だと、任されたりやることが増えていき、常に時間に追われ続けストレスも蓄積されていく。


・効率化ツールによる逆効果

食洗機、ルンバなど家事の手間が減る便利なものがどんどん増えている。しかし、手間が省けた分、別のことをやり始めて忙しさのブーストをどんどんかける。


・忙しさから生まれる不安、悩み

時間が限られている現実や、時間を上手くコントロールできない現実から目を逸らすためにスマホなどに注意がいってしまう。


時間を作れば作るほど忙しくなっていく。まさに生産性の罠。


○どうするべきなのか


・答えを早く求めようとしすぎている。この考えをあらためる。


・何かを達成することを目的とせず、目の前の状況・取り組む活動を楽しむ。


・どんなに未来を心配しても未来は変わらない。明日のことは明日考える。


時間が有限でやることも多いため、つい生き急いでしまうこともよくあるが、一度自分を見つめ直したり、抱いてる幻想を手放すことで楽になる。


○実践方法


時間は有限であり、その中の限られた時間範囲でしか自分をコントロールできない。この事実を受け入れ、人生を充実させるテクニック。


・できなかったことでなく、できたことを意識

些細なことでも、できたことを記録して、成功体験を積み重ねる


・機能の少ないデバイスを使う

あれもこれもと機能満載のスマホよりも、機能があまりついていない不便なものを選び、一つのことに集中できるようにする


・何もしない練習をする

マインドフルネス瞑想など、あわただしく過ぎる毎日に疲れた心を落ち着かせる


○まとめると


生産性ばかりに目を向けず人生の余暇の部分にもスポットを当てるのが大事。人生をより良くするためには、一度立ち止まってみることも必要。


今までとは違うアプローチで、逆説的なものなので興味を惹かれた一冊でした。一点集中になりやすい視野を広げるためには、あえてスピードを緩めることが必要だと感じました。

とはいえ、今まで時間術を読んできた自分としては、まず生産性を上げることに注力していきたい。

それを実践してから本書のような考えが、より現実味を増してくるのだと信じたい。


同じ意見ばかりでなく、異なった視点の本も読むことで考えがさらに深まる。


やはり読書は奥が深い




おしまい。



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