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色あせた御寮の欠片を額に入れる
この話は春の倉敷はしまやの展示会場から始まる。訪れた方が飾ってあった小さな古緞通額を気に入られたのだけど、それははしまやさんにプレゼントされた非売品だったので、大きめの古緞通額を注文してくださったのだ。藍の色褪せた色合いがお好きだということで、自分用に取っていた古い御寮の欠片を額仕立てにすることにした。
作業をしていて、上部のハセ(結び)が見える処はそのままハセた糸と横糸経糸が見えるように切るこ
緞通の性別?から仏像の性別へ
工房六月で手入れ中のこの緞通を「晴れ着の娘さんを見るような気持ち」
って書いてあって、おぉ、女性名称使ってるなと昔のことを思い出しました。
https://www.facebook.com/akodantsu.mutsuki/posts/1136040733514468
私も手入れした古緞通がお客様の手元に行くときは、嫁に出す心境で送り出していたのですが、ある時リビングに敷いた緞通を、〇〇くんと
赤穂ギャベの織り手になりませんか?
ひょんなことから岡山の山中の元小学校舎を利用した「アーツ&クラフツビレッジ」を訪ねました。木々の葉擦れと水音が響く渓谷沿いにポツンと開けた元校庭に車を乗り入れると、遊んでいたニワトリさんが出迎えてくれる。広々とした教室のワークスペースにあらゆる種類の織り機がいっぱい!カフェスペースには自作の土のベンチ、椅子、敷物、そして染織作品。https://arts-craftsvillage.com/
日
約束のケージって知ってますか?
兵庫県の県鳥であるコウノトリはこないだ野生で飛んでいる鳥たちが200羽を突破しました。つい最近わが通勤路の田んぼにも飛んできたらしく、見たかったなぁと思ってるところです。でも豊岡あたりに行けば道端のそこここに見ることができて、ちょっと感動しますよ。エサがいっぱいいてちょこっと人間もいる環境がお好きみたいです。人を怖がらないところがいじらしいような気がします。
約束のケージというのは1965年に絶滅
糸が届かない。糸が足りない。
次の赤穂ギャベの準備をしてるが、コロナ禍のせいか冬に発注した糸がまだ届かない。予定変更して、手持ちの糸で賄えそうな灰色の濃淡ベースの図案を先に作ることにした。
色合わせはとても楽しくてとても大変な作業。今回は一番やっかいな灰色メインなので色々試行錯誤していて、ここ1週間ほど食卓テーブル上が散らかりまくった状態。仕方がないからお食事は仕事用デスクで食べております。
上は昨日の状態。下は今の状態。
ハリウッド黄金期のアカデミー美術賞取った若草物語
テレビをつけっぱなしでギャベ作りに勤しんでいたところ、目の隅に見覚えある絨毯が映った。それって日本人には祇園山鉾の懸装品として知られているアンティークインド絨毯じゃないの?
1949年のハリウッド映画「若草物語」の中で、ふんだんに博物館級の絨毯が使われているのです!舞台は19世紀後半のアメリカの良家。
しかもあきらかにベスやジョーの衣装の色合いを絨毯に合わせてる!
絨毯が敷かれているのは、ボス
日曜に地元朝市に行くまっとうな暮らし
今日は朝から備前福岡の市という朝市に行ってきました。刀鍛冶が研ぎをしてくれるというので、前々から行きたいと思っていたのです。
眩しいばかりの五月の朝、ブルーラインという自動車専用道路の終わりにあるメタセコイアの群木を横目に(秋には黄葉がとても綺麗)、
入り組んだ入り江のヨットハーバーや鄙びた漁港を横目に、
辿り着いた小さな朝市。
でも内容は素晴らしくて、若いお兄さんが一人で手作りしているコチ
ひぐらし引きこもり日記ラスト
緊急事態宣言解除ということで、引きこもり日記はこれでお仕舞いです。
普段の暮らしとそれほど変わらないながら、誰かに強制されるのは余り気分の良いものではなかったのは確かです。ただこの日々に私の暮らしの質は明らかに変わりました。自分の本性というものが見えてきたってかんじ。
・ネットを使う時間が増えた。その中でもこのnoteという媒体がとても頼りになることを実感した。こんなにも色々な人たちが自分の考え