見出し画像

牡丹唐草に蝶文

坂越浦会所に古緞通を一枚持って行きました。
このあいだ写真撮影に使わせていただいたときに、ずいぶん長く敷いてもらっている古緞通が色褪せてしまっているのが気になって、新しく一枚持ってきますねとお伝えしていたんです。

「牡丹唐草に蝶文」
藍染めが美しい緞通ですが、実はずいぶん傷んでいて販売は不可能。
こういった訳ありの緞通や工房に寄付していただいた4畳半緞通など、
この江戸時代の建物内部で実際に使っていただいてます。

画像1

ずいぶん虫に食われて穴が開いていたのを丁寧にたつの工房Aが修復しています。
これで、また何十年はここでお客さまを迎えることになります。

画像2

もし行かれましたらご遠慮なく裏をめくって確認してください。
ずいぶん手間暇かけて修復しているんですよ!

工房ひぐらしは独立した工房を持つ4人の集合体ですが、共通点は新作を作るだけでなく、古い緞通を手入れしてもう一度世の中に送り出す作業をしていること。時々いったい何でこんなことやってるんだかって思いながらの作業ですが、それはうまくいかないときの話で、とても美しく生まれ変わった時はホクホクしていつまでも撫でています。

旧坂越浦会所はこちら https://ako-kankou.jp/sightseeing/sakoshiura.html
工房見学ご希望の方はこちら http://akodantsu.com/

赤穂緞通工房ひぐらしwrote #緞通 #坂越 #赤穂

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?