ひぐらし引きこもり日記ラスト

緊急事態宣言解除ということで、引きこもり日記はこれでお仕舞いです。
普段の暮らしとそれほど変わらないながら、誰かに強制されるのは余り気分の良いものではなかったのは確かです。ただこの日々に私の暮らしの質は明らかに変わりました。自分の本性というものが見えてきたってかんじ。

・ネットを使う時間が増えた。その中でもこのnoteという媒体がとても頼りになることを実感した。こんなにも色々な人たちが自分の考えていることを情報発信しているというのは素敵なことですよね。私は文章を読むことが好きなのだとわかった。そして文章を書くことも好きだと思った。
「#検察庁法改正案に抗議します」のツイッターデモは非常に興味深かかったです。
・人と話すことは楽しい。昨日は作品撮影のために久しぶりに他のメンバーと会った。余った時間で正倉院の宝物や今話題の種苗法や色んな雑多な話をした。種苗法については流し読みしただけなので、「一般品種」の定義が良く分かってないことを教えてもらった。大好きな大原のシバ漬けの種はこれからも自家採取できるそうだ。自分で調べて判断するということは大事ですね。
・そして私自身は「紅旗征戎吾事に非ず」が本性なのだと実感した。
政治はもちろん災害もコロナ禍でさえもあまり興味の対象ではない。これからの人生で赤穂緞通を作るだけではなく、赤穂緞通を追求していきたいと思った。連休期間中に緞通の歴史のようなものをかじった時はとても面白かった。これを本格的にやろうと思います。思いつきで大学通信教育課程を調べたら、当たり前だけどこの春の募集は終わっていた。来年の春、大学生として思う存分研究なるものをしていこうと決心しました。

そういえば、仲間内で奈良県立図書館劇場番外編「語りかけ 天平の嵐」が話題になり、私は大いに興味をひかれたのですが、推薦した張本人が早回しのキーを探したと告白した動画。生まれて初めてyoutubeを登録しました。この先生の長閑な雰囲気が好きだ。私が若いころ足しげく通った古都奈良の空気が広がる。日々の暮らしの中で忘れていた空気感を取り戻したような気がします。この話は天平時代に大流行した天然痘と人類との関わりの話で、現在2回目。この後、話がどこに行くのか興味津々です。

これからもしばらくはコロナくんと共生する暮らしが続きます。たぶん人類以外の生き物では問題にならなかったコロナくんが人類に悪さをするのは、こちら側に問題があるのだと思っていますが、でも人類にだって生きる権利はあるわけで、それなりに共生していけますようにと願って引きこもり生活は終わりにします。

赤穂緞通工房ひぐらしG　wrote #日記 #コロナ禍