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エッセイ

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エッセイと呼べるか分かりませんが、エッセイのようなものを書いてみました。
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表現しない表現の仕方

表現しない表現の仕方

もっと早く気付くべきだった。私は同窓会も行かなくて良いし、飲み会に行かなくたって良いし、オールなんてしなくたって良い。

SNSで楽しい日常をアップしたり、大勢の友だちと盛り上がってる写真を撮ったり。自分の表現の仕方を知らなかった私は、みんなの真似をしようと試みた。でも、それでは心は穏やかにならなかった。

昔から、昔というのはいつからだろうか。少しずつ気づき始めたのは中学生の頃だった。中学一年生

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表裏一体

表裏一体

長い間、自分はとても裏表が激しい人間で、ずるい人間なのだと思ってきた。

どちらの面も知っている人からしたら、見ていて腹が立つほど二面性があるだろう、ということは自分でもよく分かる。

けれど、私が悩んでいたことは、自分がずるい人間であることでも、それに腹を立てられることでも無かった。自分のモヤモヤが晴れないのは、どちらも自分であるからであって、どちらの自分も、自分以上でも以下でも無かった。そこに

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若林さんに嫉妬した話

若林さんに嫉妬した話

10年ほど前、魅力的な若林さんに惹かれ、大学時代には、若林さんってめちゃくちゃ良い!!って話を友人に熱く語ったことをとても鮮明に覚えている。あれは大学の食堂だった。今よりももっと言語化が未熟だったし、とにかく「何が良いかよく分からんけどめっちゃ好きやねん、ほんまめっちゃ良いねん」と力説した。友人は、「分かる、好きそうやんな。」と言った。

そんな若林さんがnoteを始めたと聞いて、急いで登録した。

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自分の特別でない部分は、特別だと思っていた

自分の特別でない部分は、特別だと思っていた

エッセイと呼べるほど大したものでは無いけれど、ここまで少しだけ書いてきて、自分自身の文章を読み返すと、いろいろな感情が襲ってくる。

日々の感じたことを言葉にするというのは、本当に頭の中が整理される。当たり前のことだけれど。アウトプットは得意では無いけれど、頭の中で悶々と考えていても何も始まらなければ、何も生まれない。文章にするために頭を整理し、読んでくれる方がいるならその方たちにも、そしてきっと

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私の中の全てと一部

とある本の中に、「考え方や思想や言葉に衝撃を受け、その人物の本を読み漁ったり、何か辛くなったら頼ったり、助けられたり。自分の中の全てがそのもので埋めつくされているものでも、いろいろな経験や、たくさんの出会いを経験していくうちに、それだけが全てで無いことに気付き、今までは自分の中の全てだったものが、自分の一部として構成されていく。」というような的なことが書かれてあった。(私の解釈)

私は、中学生の

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服装

私は子どもの頃から歌番組が大好きで、時代ごとに、「お笑いブーム」「クイズ番組ブーム」などあるけれど、私が小・中学生の頃は歌番組が多かったような気がする。
親子で楽しめる歌の大辞テンも、人気の歌手(今はアーティストと言う方が主流だけど)が出演するMステも、歌うのは本人では無いけれど楽しい夜もヒッパレも、CDTVだって、夜中にやっている音楽番組だって、何でも大好きだった。

そんな歌手が大晦日に集まる

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