マガジンのカバー画像

システマ東京note

409
システマ東京代表北川貴英が執筆するシステマ関連の随筆、ヒントなど。
運営しているクリエイター

#身体

noteで学べるシステマ講座 第87回「"英雄性"-戦士の心得-」Part1

noteで学べるシステマ講座 第87回「"英雄性"-戦士の心得-」Part1

noteで学べるシステマ講座
「"英雄性"-戦士の心得-」Part1英雄は千の顔を持つ

司会:今日はミカエルが考える本当の英雄像、戦う人はどうあるべきかということを伺えればと思います。ミカエルがいう英雄は一般的な、ハリウッド的なヒーローとは大きく異なるように思うので、その辺りを詳しくご教授頂けますでしょうか?

ミカエル:英雄性というのは人々を強く惹きつけ、刺激を与えます。英雄性には2つの側面

もっとみる
noteで学べるシステマ講座 第86回「"謙虚さ"とは-戦士の心得-」Part2

noteで学べるシステマ講座 第86回「"謙虚さ"とは-戦士の心得-」Part2

noteで学べるシステマ講座
「"謙虚さ"とは-戦士の心得-」Part2言行不一致という罪

ミカエル:世界ではさまざまな問題に政治的な意図が込められています。それによって世界中が一方向に動かされようとしています。それに対して多くの人は目を瞑っているのです。いかにそれがおかしなことであるかと分かっていても、目を瞑る。例え目を瞑っていても、おかしなことであることにかわりはありません。神の教えに反し

もっとみる
noteで学べるシステマ講座 第82回「速やかな回復」後編

noteで学べるシステマ講座 第82回「速やかな回復」後編

noteで学べるシステマ講座
第82回「速やかな回復」後編認識の重要性

ダニール:自分の身体について、筋肉の状態を認識することがとても重要です。それができなければ、やり過ぎてしまって逆に壊してしまうことにつながります。自分の身体がいまどのように伸びて、どこにどのような緊張があるのかということを自分で認識するのです。それが怪我の予防にもつながります。緊張していることを認識したら、緊張が取れていな

もっとみる
noteで学べるシステマ講座 第81回「速やかな回復」前編

noteで学べるシステマ講座 第81回「速やかな回復」前編

noteで学べるシステマ講座
第81回「速やかな回復」前編自分自身を速やかに回復させる方法について

ミカエル:回復について考える前に、まずは「走る」ということから考えてみましょう。走るときには筋肉を使います。靭帯も使います。今から15分間走ってみてください。スペースがなければその場での足踏みでも結構です。その際、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。最初の5分くらいは軽く走り、徐々に速度をあ

もっとみる
noteで学べるシステマ講座 第71回「『戦士の生活・食について』Part2/3」

noteで学べるシステマ講座 第71回「『戦士の生活・食について』Part2/3」

noteで学べるシステマ講座 第71回
「『戦士の生活・食について』Part2/3」2022年3月開催「モスクワ本部『戦士の生活』」第1週より

身体の声を聞く

ここまでは食材について話しましたが、今度は身体についてお話ししましょう。みなさんの身体は、自分に必要なものや足りていないものを教えてくれます。例えば、強いストレスを感じているときには甘い物がほしくなるでしょう。それは糖分が脳に喜びを感じ

もっとみる
ハイレベルな身体に触れる遍歴Part1

ハイレベルな身体に触れる遍歴Part1

会いたいと思ったら、会いに行くアクションを始めている。

そうやっていろいろな人とお会いすることができた。

僕の場合は、ハイレベルな身体の持ち主。

ミカエル・リャブコという最高峰に会ってしまった今は以前ほどではないけれども、やはり「ハイレベルな身体」に触れてみたいという渇望はある。

実際に会い、触れる。

技を受ける。

そうやって学んだことは甚大だ。

最高峰がどんな風に体を扱っているのか

もっとみる
敗北というリラックス

敗北というリラックス

緊張と恐怖心は結びついている。

だからリラックスは、怖い。

その怖さを通り抜けることで、抜ける力みというものがある。

経験的にも一段階深くリラックスできるようになる時には、うっすらとした恐怖心が伴う。これがない時は、一時的なかりそめのリラックスである可能性が高い。

動きが頑なに変わらないケースを思い返してみると、共通して腰に独特のこわばりがあり、これがなかなか抜けない。立とうという力が強す

もっとみる

末端ワーク 伸びる&捻る

末端から動く。末端から伸びる。末端から引かれるように。

末端からねじれる。末端で生じたねじりの運動が全身に波及するのを丁寧に味わう。

ミカエルがインターナルワークとか言い出した時に、提示したのが末端ワークだった。

このときは何かミカエルが大事な大転換をしそうだったので、9月の国際セミナーに参加してその2ヶ月後に再度、モスクワに行く予定を立てた。9月の国際セミナーでは末端ワークについて学び、二

もっとみる
なぜノンコンタクトワークなのか

なぜノンコンタクトワークなのか

セミナーを主催する時、大きく気を配ることの一つがテーマだ。

自分自身が興味をもち、参加者たちのレベルを引き上げ、なおかつインストラクターの持つ智慧を深く引き出せる。それが良いテーマの条件なのだけど、これがなかなか難しい。

今年のセミナーでは何をリクエストしようか。

そう悩んでいたのだけど、DVD制作の打ち合わせの最中に「ノンコンタクトワークがいいんじゃないか」と思いついた。

システマの動画

もっとみる