noteで学べるシステマ講座 第82回「速やかな回復」後編

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第82回「速やかな回復」後編

認識の重要性

ダニール：自分の身体について、筋肉の状態を認識することがとても重要です。それができなければ、やり過ぎてしまって逆に壊してしまうことにつながります。自分の身体がいまどのように伸びて、どこにどのような緊張があるのかということを自分で認識するのです。それが怪我の予防にもつながります。緊張していることを認識したら、緊張が取れていないのが怪我のもとになります。なので緊張を感じ、取り除いていくことが重要です。

末端からのストレッチ

まず、手のひらなど手首から先をストレッチします。手を全体的にまんべんなくストレッチしましょう。それがだいたい終わったら長座で座り、両手を後ろに置いて腰を少しずつ前に出します。そうやって肩周りをよく伸ばしながら呼吸をしてください（図６）。限界まで、しっかり呼吸をすることが大事です。全ての角度において呼吸をしながら、緊張を取っていってください。
このポーズ以外にも、肩、首、背中、身体の様々な部位、自分が感じる緊張に合わせてポーズをとりながら、関節を様々な角度で伸ばしながら呼吸をしましょう。鼻から吸って、口から吐く呼吸をしながらそれぞれの部位の緊張を取ってください。

図６．肩の緊張を取り除く様子

痛む部位と原因が異なるケース