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noteで学べるシステマ講座 第81回「速やかな回復」前編

noteで学べるシステマ講座
第81回「速やかな回復」前編

自分自身を速やかに回復させる方法について

ミカエル:回復について考える前に、まずは「走る」ということから考えてみましょう。走るときには筋肉を使います。靭帯も使います。今から15分間走ってみてください。スペースがなければその場での足踏みでも結構です。その際、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。最初の5分くらいは軽く走り、徐々に速度をあげて走ります。そうやって15分間走ったら、立ち止まって、バーストブリージングによって身体を回復させます。すると脈拍や呼吸が徐々に収まっていくと思います。立ち止まり、上がった自分の脈拍がどのように下がっていくのかを感じながら、呼吸を続けてみてください。その時にしっかり意識してもらいたいのは、「身体の状態を元に戻す」ということです。もちろん自分の肺の動きや心臓を良く感じてください。

図1.15分間走る

ダニール:走りながら、徐々ににスピードを上げていきます。例えば今、モスクワの人は、私が手を叩くと15秒だけ全速力で走ります。15秒経ったら、速度を落としながらも走りながら回復させていくような意識で呼吸をします。

図2.15秒全速力で走る、その後は走りながら回復する

ダニール:このようにダッシュを15秒間、20秒間など、各自コントロールしながら時折入れていってください。その後はまた普通の、ゆっくりとしたスピードに戻していきますが、その時に自分の身体のどこに緊張が生まれているのか、どこに緊張があるのか、足なのか、背中なのか、肩なのか、首なのか、様々に自分の身体を観察してください。

次に両手を下ろして、足に着けた状態でダッシュしてみてください。速く、速く。

図3.手を足に着けた状態でダッシュ

ダニール:もし走りながら、少し具合が悪くなってしまった、目が回ると感じられる人がいれば、軽く走るだけにしておいてください。

負荷に変化を加える

質問:胸や腰が疲れて緊張してきた場合、どうしたらいいですか?

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