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A logical dedication

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北川貴英が書く雑感。「誰だお前?」という人向け
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2020年3月の記事一覧

極私的舞踏の身体論

極私的舞踏の身体論

武術の体の使い方をあれこれやってると、どうしてもダンスとの接点が出てくる。

そうして触れるダンスの考え方やメソッドにはずいぶん影響を受けている。もしかしたら武術そのものよりも、深い洞察を得ているかも知れない。

個人的にはあらゆる表現は、他者を表現するものだと思っている。

自己表現は必要ない。

自己だとか本当の自分自身だとかそんなのさらけ出されたところで、おもしろくもなんともない。そういうの

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コーヒーの悪魔がいたら

マンガ「チェンソーマン」より。

「その名前が恐れられているものほど、悪魔自身の力も増すという」

コーヒーは怖いイメージがないから、『コーヒーの悪魔』がいたら弱いだろうね。

でも「車の悪魔」がいたらどうだろう…。

タイヤに轢かれて死ぬイメージがあるから強いかも。

もし「新型コロナの悪魔」がいたら。

いま、世界中から恐怖がなだれ込んで、どんどん強くなっているだろうね。

もしかすると「銃の

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空白の一年のこと

空白の一年のこと

僕がミカエルからインストラクターに認定されたのが2008年。

今の活動母体となるシステマ東京を始めたのが2009年。

ここに1年のタイムラグがある。

インストラクター活動をしていなかった訳ではなくて、中島さんの動作術の会にお呼ばれしたり、朝日カルチャーセンターの講師をやったりなどしていた。外部団体主催の講座が主で、自分で練習会を主催することはなかった。

私が認定されたのは、棚からぼた餅のよ

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ハイレベルな身体に触れる遍歴Part1

ハイレベルな身体に触れる遍歴Part1

会いたいと思ったら、会いに行くアクションを始めている。

そうやっていろいろな人とお会いすることができた。

僕の場合は、ハイレベルな身体の持ち主。

ミカエル・リャブコという最高峰に会ってしまった今は以前ほどではないけれども、やはり「ハイレベルな身体」に触れてみたいという渇望はある。

実際に会い、触れる。

技を受ける。

そうやって学んだことは甚大だ。

最高峰がどんな風に体を扱っているのか

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システマは逆さま

システマは逆さま

システマでは一般的なことが通用しない。

むしろ逆になる。

力感はいらない。何もない感覚。

ストレスは役に立つ。

マーシャルアーツはヒーリング。

能動的でなく受動的。

根本的なところからひっくり返さないといけない。

すると根本的に全否定するプロセスが必要になる。

そこにお付き合いいただける人こそが、頼もしいね。

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システマーのための為替入門〜ルーブル円

システマをやってると、何かと身近に感じるロシア。

ロシアに行く人なら、ロシアの通貨「ルーブル」の変動が気になるところでしょう。最近は新型コロナに陰でこっそりと原油安が進行しています。それはロシアの通貨「ルーブル」にも大きな影響を与えています。

これがシステマーの皆さんとどう関連してくるのか。どう対処すればよいのか。

チャートからちょっと読み解いてみましょう。

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サバイブのための資産形成

サバイブのための資産形成

システマはサバイブのためのシステム。

だからお金についても最低の知識が必要なんじゃないかと思います。

寿命100年時代をまっとうするには、そこそこの資産が必要です。

私は無一文で、パソコン一台しかないところからなんとかやりくりしてきてるので、その辺の警戒心が人より強くて敏感な気がします。

最近の騒動では連日株価が暴落しているようなニュースが流れてますが、果たしてどうなのでしょう。「株でも買

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リモートワークで日本が変わるか

リモートワークで日本が変わるか

いまをときめく新型コロナ。僕はこれは騒動だと思っている。

ウイルスそのものはとっくに蔓延していると思っているし、防げるものとも思っていない。だったらどうする、という観点で語られないことがとても不思議でならない。

それはともかくとして、これがきっかけになって一気にリモートワークが広がった。これまで全く縁遠かったにも関わらず、半強制的にリモートに切り替えざるを得なかった人も多いだろう。

これは個

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システマインストラクションのノウハウ

システマインストラクションのノウハウ

システマのクラスをリードするうえでのコツと言うか、北川が個人的に心がけていること。

まず大前提が

○来た時より帰る時の方が確実に強くなっているように。さもなければお金と時間を費やして来てもらった意味がない。

○全員怪我しないで終えるように。システマにおけるプライオリティの最上位は「サバイブ」。

以下はそのためにどうするべきかと試行錯誤して得てきたこと。

・全員に目線を向けながら話す。下を

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