マガジンのカバー画像

中学受験

178
中学受験について
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

【雑記】中津耶馬渓

【雑記】中津耶馬渓

 中津耶馬渓はいい。
 本耶馬渓、深耶馬渓、裏耶馬渓とあるが、本耶馬渓だけで十分楽しめる。
 まずは青の洞門で禅海和尚達が鑿と槌だけで30年かけて掘り抜いたトンネルを歩く。
 その後、川を渡って競秀峰を眺める。季節によって岩肌の木々が姿を変えるので、この光景は何度見ても飽きない。
 先日行ったが、山国川の向こうに、巨峰や奇岩群が連なっていて、水墨画のような岩肌と、纏わりつくように生えている木々が黄

もっとみる
【中学受験ネタ】魑魅魍魎

【中学受験ネタ】魑魅魍魎

 先日午後9時に塾から買ってきた息子。
 感心にも、その日の復習と宿題を終わらせ、さらに理科の塾の宿題もやっていた。終わったのが9時50分。
 息子は、「プログラム作りたいんで、30分だけパソコン触らせて。お願い!」と妻に交渉した。最近は勉強を頑張っているから、と妻が珍しくOKし、10時半に終わるようにと申しつけていた。
 私は自室でついうっかり寝入ってしまい、深夜0時に起きると、リビングの灯りが

もっとみる
【中学受験ネタ】プラモデル

【中学受験ネタ】プラモデル

 母の三回忌に、宇都宮に住んでいる弟(次男)が実家に帰ってきた。
「ほら、これ。叔父さんが開発した車だよ」
 そう言って、弟は車のプラモデルを息子に渡した。
「ありがとう!」
 弟は自動車メーカーに勤めていて、自動車の開発をしているが、その車が日本車初のドイツカーオブザイヤーを受賞したそうだ。
「それはすごいじゃん。うちの車、次はその車にするよ」
 弟はあいまいな表情をした。
「今、この車結構高級

もっとみる
【中学受験ネタ】学校に行く意味

【中学受験ネタ】学校に行く意味

 塾の国語のテスト問題で、「あなたは『学校に行くこと』の意味をどう考えますか?」という記述式の問題が出ていたそう。
 息子が書いた解答は以下。

 僕は全く意味がないと思っている。
 なぜなら勉強は塾のほうが楽しいし、人間関係も塾のほうが気の合う人間が沢山いる。
 一方学校は授業が簡単すぎてつまらないし、気の合う友達も少ない。
 だから学校に行くことは意味がない。

 あまりに断言めいた書き方に驚

もっとみる
【中学受験ネタ】サンタクロース

【中学受験ネタ】サンタクロース

 息子はサンタの存在を全く信じていない。
「ああいうのを信じる人が詐欺とか新興宗教とかに騙されるんだよ」
 と豪語する。
 そのため妻からは
「サンタさんを信じてない子には、プレゼントはないよね」
 と言われ、ここ数年プレゼントは、なにももらっていない。

 ちなみに私からも、
「サンタクロースがいないというならば、君はその証明をしなければならないね」
 と悪魔の証明を強いられ、なにも言い返せずに

もっとみる
【中学受験ネタ】愛光中学過去問題(2)

【中学受験ネタ】愛光中学過去問題(2)

 近いうちに公開模試があるので、愛光中学の過去問題を算数だけやらせた。
 塾のテキストだけをやらせると、息子にとっては簡単なので、すぐに調子に乗ってしまい、本番でコケるからだ。
 息子の場合、理解不足の前に、精神的なバランスを失って悪い点数を取ることが圧倒的に多い。というか、それ以外の理由で悪い点数を取ったのを見たことがない。
 ちなみに精神的なバランスというのは、負の方向に傾いてのことではなく、

もっとみる
【中学受験ネタ】プログラミング

【中学受験ネタ】プログラミング

 5歳の時からプログラミングをやっている息子。
 毎週月曜日に、数少ない親友のK君とZoomでプログラミングをしている。このK君、ハーフなのだが、すごいイケメンで運動神経も抜群。学校の勉強はあまりしないが、頭の回転が速く、勉強すればすぐにトップクラスになりそうな印象がある。
 彼らは小学校1年の時から、会社の会議室を借りて毎週月曜日にプログラミングをしていた。コロナ渦でZoomに変わったが、息子は

もっとみる
【中学受験ネタ】54字の物語

【中学受験ネタ】54字の物語

息子は「54字の物語」が好きで、何冊も持っている。
「意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 ゾク編」を読んで、ボクも作ってみると言い始めた。
しばらくして、本に添付されていた原稿用紙に自分で書いて、持ってきた。
意外に出来がよかったので、「いい出来だね」と褒めてやった。

すると知らないうちに、こっそり原稿用紙の画像をツイッターでアップして、100以上の「いいね」を貰っていた。
どなたかに「内容と

もっとみる
【中学受験ネタ】秋吉台

【中学受験ネタ】秋吉台

日曜日はPRE合否判定模試が終わった後、高速を飛ばして秋吉台に行った。
最初は近所の貯水池をみんなで歩く予定だったのだが、紆余曲折して、なぜか秋吉台に行くことになった。
北九州には平尾台というカルスト台地もあり、三大カルストの二つの近くに住んでいるので、息子の社会の勉強には最適だ。

行く途中、関門海峡が見えるかと、めかりPAに立ち寄ったが、展望台は工事中で封鎖されていた。
代わりに、お土産を買っ

もっとみる
【中学受験ネタ】PRE合否判定テスト

【中学受験ネタ】PRE合否判定テスト

先日息子がPRE合否判定テストを受けた。
このテストを受けるまでには、我が家ではいろいろあった。

その前にあった学力育成テストが、今年最後のテストだと思っていたのだ。
もらったプリントにも、PRE合否判定テストのことは書いていなくて、てっきり我が家では学力育成テストが今年最後のテストだと思い込んでいた。
(面談に行ったときの話では、先生も勘違いをしていたようだったと妻も言っていた)

そういうこ

もっとみる
【中学受験ネタ】第8回「算数・数学の自由研究」作品コンクール

【中学受験ネタ】第8回「算数・数学の自由研究」作品コンクール

いわゆる「MATHコン」ってやつ。
夏休みの宿題の自由研究で、息子が提出した分が、最終審査まで残っていたので、結果を楽しみにしていたのだが……。

昨日Webサイトに掲載されたので、覗いてみたら、落選していた。
奨励賞だと作品名も掲載されるのだが、息子の場合は学校と名前のみの掲載だった。
受書式はあったそうで、サイトに掲載されていた。
サイトの発表で落選を知るという、なんだか小説の新人賞みたいな流

もっとみる
【紹介】第一章について

【紹介】第一章について

私はツイッターのアカウントもある。
息子が、九州から東京の中学を受験するので、少しでも情報を集めようと思って始めた。
本では得られないようなありがたい情報をツィートしてくださる方がたくさんいて、とてもためになった。
塾の先生にも、いい先生がたくさんいて、有益な情報をたくさんもらった。

そして中受沼(というらしい)にいる、中学受験する親御さんの苦悩も、よくわかった。
模試の結果が悪いとか、テスト前

もっとみる
【紹介】第二章について

【紹介】第二章について

前作の「ボクのライバル」は、いくら頑張っても、いつも一番の宮田君には勝てない吉本蓮君が主人公。
大好きだったおばあちゃんの一周忌に、あることが起こって、次第に蓮君が成長していく話。

「真剣勝負」は、「僕のライバル」でカンニングをしていた浜名航平君が主人公の話。
本人は中学受験なんかしたくないけど、兄が名門中学に受験して合格したので、航平君も塾に通わされる。
将棋が好きな航平君は、真面目に勉強をせ

もっとみる
【中学受験ネタ】はだしのゲン

【中学受験ネタ】はだしのゲン

塾から帰ってきて、ご飯を食べたら復習をすると言っていた息子が、ずっと本を読んでいる。
休日なので、少しは大目に見るつもりだったが、かれこれ一時間以上が経っている。
さすがに注意しようと思って顔を見たら、目から涙をぽろぽろこぼして泣いている。
読んでいる本を見ると「はだしのゲン」だった。
ずっと前に、読ませようと思って買っていた本だ。どこからか引っ張り出して読み始めたらしい。
お父さんと家族が原爆で

もっとみる