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エッセイ

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いつものまさかに出会えたら。
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#デザイン

なぜだか、さいきん、祖父江ずいている。

なぜだか、さいきん、祖父江ずいている。

約1ヶ月前。僕は、実家の茨城から住まいのある東京に戻るために、水戸駅ホームにてベンチに座って特急列車を待っていた。スマホを見ながら時間を潰していると、階段の方から聞いたことのある声がした。男性の声だがやけに甲高く特徴がある。声の方に目をむけると、それは、そ、そ、祖父江慎さんではないか!マネージャーさんだか、スタッフさんだかと思われる妙齢の女性と一緒だ。

祖父江さんは、ブックデザイナーで、その経歴

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デザフェスに参加して、やっぱり「消費生活」ではもう人生は楽しめないとおもった。

真夏のデザインフェスタに参加した。手弁当で作ったZINE、カープ女子応援マガジン「CoiCoi(新創刊号)」を売ってきた。イベントに出展するのは文学フリマに続いて2回目。今回もまた商品を売る難しさを痛感したし、商品を売る楽しさを実感した。

まず、だだっ広いビックサイトを、自分が客として歩きまわると気づくことなんだけど、とにかく人は商品なんて見ているようで見ていないということ。お目当の商品がある人

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扁桃腺、腫れた。どんどん、腫れた。

扁桃腺が腫れた。僕は扁桃腺をよく腫らす。季節の変わり目だとか、忙しい日が続いたりするとすぐに腫れる。うだるような暑さが続く毎日に耐えられずに、クーラーの温度を低く設定し、寝てしまったために、今回は腫れた。痛くて、喋るのもしんどい。もちろん食べることもつらい。会社の近くの内科に行く。初老の男性医師が対応してくれた。
医師は、コンビニでアイスを買ったら付いてくるような木製のスプーンで、僕の舌を押さえつ

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キャラ立ちによる、信頼性の問題。

筋が通っている人、キャラがわかりやすい人は信頼されやすい。

例えば、就活のエントリーシートや面接でも、

一貫性を持った答えをせよなどとアドバイスされる。

逆に意見が曖昧な人は、あまり信頼されない傾向があるように思う。

筋が通っているというのは、言い換えるなら、「わかりやすい」という

ことだと思う。だから受け手は、その人物に対して自分の

許容範囲の中でやり取りすることができる。

つまり

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メルカリって、いいな。

メルカリって、いいな。

メルカリにはまっている。

ヤフオクとは違い、欲しい商品があったらすぐに購入できる。

フリマのように値段交渉ができる。

商品数が豊富なため、欲しいものがだいたい見つかる。

スピーディな取引が可能。

スマホで簡単に出品できる。

使いやすいユーザーインターフェース。

というように、メルカリの良いところはたくさんある。

そんな中で、僕が一番メルカリっていいなーと思ったことがある。

それが

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再握手

再握手

強く願うと叶うタイプの人がいる。

会社の女性の先輩がそうだ。運をもっている。

その先輩がずっと恋焦がれている俳優さんがいた。

綾○剛。

あるとき先輩は仕事終わりに、行きつけの三宿のBARで一人飲んでいた。

重い扉がゆっくりと開く。

入ってきたのは、なんとまさかの綾○剛、本物だ。

ただ、彼一人ではなく、取り巻きの人も何人かいる。

とても話しかけられる雰囲気ではない。

しかし、その先

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