マガジンのカバー画像

私の大切なnote

47
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

伝えることの大切さ・親友が教えてくれたWebライターという道

伝えることの大切さ・親友が教えてくれたWebライターという道

私は人生で大切にしていることがあります。関わった人に感謝や想いを伝えることです。

自分の気持ちを言葉にすれば、後悔は減っていく。親友の訃報を受けてから、その想いはより強くなりました。

今、本格的にWebライターの仕事を始めて9か月です。事務職を辞めてWebライターとしてスタートするまで約3か月。悩んでいた私の背中を押してくれたのは、亡くなった親友です。

こちらではWebライターになるきっかけ

もっとみる
【ラブレター】

【ラブレター】

夏の昼間の海に足を伸ばすようになったのは、子どもが生まれてからのことだ。夏の昼間の海は暑く、多くの人で賑わっている。暑さも喧騒も苦手な私は、意識的に人気のない時間帯、主に夕暮れ時や夜を選んで海面に足を浸す。陽が落ちていくさまを眺めながら、家路へと向かう鳥たちの羽音を聞く。そういう静かな時間が、何よりもすきだ。

娘からの質問状

娘からの質問状

「 相談したいことがあるんだけど、いい? 」

いつも突然やってくる、娘からの質問。

娘は昨年契約社員から正社員に変わり、後輩たちの指導にも携わる。もちろん自分の業務も遂行しながらなので新しい人が入った直後は目も回る忙しさだ。リモートワークだけでは伝えきれない細かい指導は週3回の出社時にできる限り効率よくしなければならない。

質問は、最近入った契約社員の女性の言葉遣いをどうしたら直せるか、とい

もっとみる
着替えのときまでもうすぐ

着替えのときまでもうすぐ

この齢になっても、自分はぜんぜん大人じゃないな。私がそう思ったのは、ショッピングモールの床に大の字になって、泣き叫ぶ4歳くらいの男の子を見かけたのがきっかけだった。

『あのおもちゃがほしい』

『パパじゃないといやだ』

『大切にしてくれないと、ずっと泣くぞ』

うおう、うおうと泣いてじたばたしている男の子の心の声を想像して、私はつい自らを重ねた。私の心のなかにも、常に泣きわめいている小さな女の

もっとみる
スポットライト

スポットライト

「全ての言葉は暴力である」という言葉を以前聞いた。

これを話してた人は確信をもって断言するような様子だった。その堂々とした様子に「た、たしかに」と心の中でたじろいだ。しかし強い違和感は残り、心の奥の方までは飲み込めずにいた。妙に息苦しかった。

たしかにそうなのかもしれない。

言葉は受け手がどう受け取るのかが全てであり、発した側の「傷つけるつもりはなかった」という言い分は通用しない。実際私も、

もっとみる
書ける人には何があるのか

書ける人には何があるのか

いわゆる「この人、文才あるかも」って思う人。編集者目線での話。個人的な目線だけど。

文才とは何かの明確な定義はあるようでない。

ひと言で言えば文章を書く能力の中で「何かある」。なのだけど、それだとそこで話が終わってしまう。

もう少し掘っていくと、いくつかの「引っ掛かり」みたいなものがある。

書いてる人のほうは「文才あります!」「書きたいんです」とかすごいアピってないのに、勝手にこっち(読む

もっとみる