家族経営の修羅場
こんにちは!てんてんです。
先日の投稿、沢山の方々にご覧いただき感無量です。本当にありがとうございました!
「おい、まだ見てないよ」という方はこちらをご覧くださいね。
今回はパワハラではないけれど、「これどうなんだ…」と思う、職場での出来事。
「こんなこともあるんだなー」と思いながらご覧頂けたら嬉しいです。
その1からすぐ後、就労継続支援B型の支援員として働き出したてんてん。
施設長や職員の方々もとても優しく、和気藹々と過ごしていました。
…とある人達を除いて。
毎朝の朝礼。利用者さんの様子や作業の成果など、職員同士が共有するのにとても貴重な時間です。
職員の団結にも一役買う場面なはずなのですが…
「(カッカッカッカッ…)」
「来た。理事長だ!!!!」
理事長が来るのが分かると、一瞬空気が凍て付きます。
正確に言うのであれば「理事長と施設長が対峙する場面が来ること」に、空気が凍て付くのでしょう。
「おいぃぃぃ!!私はこの業務に良しといってないぞぉぉぉ!!」
「何言ってるんか理事長ぉおおお!!この前良いって言ってたじゃないのぉおおお!!」
そう。何を言おうとこの2人、相当な不仲なのです。
そして…
「親父ぃぃぃ!!!言ってること全然違うぞぉぉお!!!」
「ワシはそんなこと言った覚えないぃぃぃ!!」
そう。2人は親子なのです。
喧嘩は毎日起こり、その間利用者さんはそっちのけ。家族の事情など仕事と関係のないことが話題となることもあり、酷い時は1時間以上口論となることもありました。
そんなある日…。
「なぁ、相談支援専門員の資格を取らないか?」
理事長から相談支援専門員として働くことを提案してもらったのです。
しかし、その時私には相談支援専門員の取得をするために必要な経験年数が足りませんでした。
すると…!
「あぁ、経験年数なんていくらでもごまかせるから。手はずはつけておくよ。」
!?!?!?!?!?
それ、詐称ですから。犯罪ですから。
もちろん、それを聞いた施設長は大激怒!
「ちょっとぉおおお!!そんなことしたら今持っている国家資格まで剥奪されるじゃないのぉおおお!!」
「うるさぁぁぁああい!!お前は黙っとらんかぁあああ!!」
それをきっかけに、大乱闘が勃発!!普段の鬱憤も大放出した末…。
「もうお前など跡取りにしない!!」
「へっ!!良いですよぉ!!」
…なんだか話、飛躍してない????
そしてその間別室で待機している利用者さん達。喧嘩が終わり、利用者さんが無事作業に取りかかったのはお昼前のことでした…。
その後、私は家庭の事情で施設を退職。
もちろん、相談支援専門員の資格は取りませんでした(今は要件を満たしているので、時期をみてお勉強したいなー)。
ちなみに、その後の施設の内情は分かりません…。今頃どうなっているやら。
家族経営って、家族が経営陣としての相性抜群であれば最高に上手く回るとは思うのです。
しかし、共通認識をはっきりと持たない場合や、家族間の私情を混同させてしまう場合などには非常にトラブルが起きやすい。
あと、「家族間だから…」と業務の割り振りなどでなぁなぁになりやすい場面もあるようです(場所によりますが)。
(このイラスト、なかなかひどくないですか??笑)
どの施設にも言えるのですが、
・利用者さんの利益最優先を前提としながら、収益や事業拡大などの経営面をバランスよく考えられるか
・経営陣、上司が公私混同していないか
・職場内で自浄効果(理不尽を黙って見過ごしていないか?改善について真摯に取り組んでいるか?)があるか
がとても重要だと私は思います。
職場選びの際、(可能であれば)内情を知っている人からそういったお話を聞くのも良いかもしれません。
あとは施設見学に行けそうならしれーっと内情の探りを入れるとか(笑)。
経営陣がどんな形であれ、利用される方々や職員が幸せであることをが1番。
良い施設こそどんどん勢いをつけていって欲しいなぁ、と思うのでした。
今回もご覧頂き、本当にありがとうございます!
皆さまにとって幸せな1日になりますように…。
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