#和牛
機能性と差別化を秘めた伝統技術の活かし方
グランドオープンした『WAGYUMAFIA CUTLET SANDWICH KYOTO』では、新しい容器もデビューした。桐で作ったカツサンドケースだ。福岡県大川市、私の地元にも近い家具の町として有名だが、そこにある木材加工業者さんとのコラボレーションで作られたが桐の箱である。これは大変画期的なプロダクトなのである。
もちろんカツサンドが一万円を超える高額商品であるからこそ出来る芸当ではあるのだが
“和牛超え”1万円とんかつ定食
ハンガリーの国宝にもなっている豚、ロイヤルマンガリッツァ豚。その希少な存在が日本に生体輸入され、十勝の大地でとうもろこしをはじめとする種々の贅沢な餌をたっぷりと与えられ、長期期間の肥育をされている。それが十勝ロイヤルマンガリッツァ豚だ。原種であるイノシシに近いので、子豚は瓜坊を思わせるような縞模様が特徴で、大人になると毛むくじゃらになる。
その頭数は現在300頭にまで拡大。通常の肥育期間は6
“もったいない日本”を逆手に
もったいないなぁと思うのは、最近の日本プロダクトがあまり世界でブランディングされていないことだ。
和牛は口蹄疫やBSE問題などの不幸な事件で日本から和牛が輸出できない時期が長く続き、不正に持ち出された和牛の精子が海外に散逸。いつのまにか奇跡の霜降り牛肉として勝手にブランディングされていたが、そもそも意図して実行したものではない。
組織的に、そして戦略的にブランディングというものは進めていかなけれ