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「109シネマズプレミア厶新宿」についてやっぱり書く

本来なら4月14日から新宿歌舞伎町にオープンした歌舞伎町タワーにある「109シネマズプレミア厶新宿」をリポートしたいが、今現在行けていない。

全席プレミアシートで、料金は4500円か6500円。
上映1時間前からポップコーン食べ放題とドリンク(ソフトドリンク?)飲み放題が付くとは言え、
映画1本を見る鑑賞料金としては高い。

だが、問題は料金ばかりではない。
4500円や6500円という映画料金云々以前に、その映画館に見たい映画がない、というそもそもの問題がある。
坂本龍一関連作品と音楽アーティスト関連作品以外では
『トップガンマーヴェリック』に『RRR』と『THE FIRST SLAM DUNK』、『フェイブルマンズ』に『シン・仮面ライダー』、『ノートルダム 炎の大聖堂』、『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』、そして『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』。
これらのラインナップなら東リベとコナン新作以外なら大半の映画ファンならだいたい見ている話題作ではないだろうか?唯一、『ノートルダム 炎の大聖堂』のみミニシアター作品だが、それとて都内でも珍しい上映作品というわけではない。
つまり、
この劇場でしかない新作映画が音楽作品以外はない。 

しかしながら、それはあくまでも映画ファンとしてであり、坂本龍一や特定のアーティストの音楽ファンなら行った方がいいかもしれない。なぜなら、4月14日から公開された『《Ryuichi Sakamoto:Playing the Piano 2022+》』の唯一の上映館であるからだ。それ以外にも坂本龍一が出演している『戦場のメリー・クリスマス』や音楽で関わっている『トニー滝谷』も上映されているので、3月28日に亡くなった坂本龍一を偲ぶ意味としては「あり」だと思う。


後発の映画館/劇場で特色をだすのは難しい。それならば、東銀座にある東劇みたいに「シネマ歌舞伎」を中心にするというのも一つの方法であり、個性である。そう考えると、早速、坂本龍一関連以外にも『SEVENTEEN POWER OF LOVE : THE MOVIE』や『《BTS: Yet To Come in Cinemas》』、『《Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate》』を上映している。そう考えると、「シネマ歌舞伎」が中心になってからの東劇には行っていないのと同じように、見たいと思う作品がない以上、「109シネマズプレミア厶新宿」に無理に行く意味はない。

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