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「移住大国」のポテンシャル

vol.4

AIを活用し、スタートアップに必要な情報を提供するスウェーデン「ビジネスネームジェネレーター」が世界の50ヵ国を対象に「起業に適した国」トップ10を発表。

ランキングはこのようになりました。

1位 チェコ共和国
2位 フィンランド
3位 スウェーデン
4位 エストニア
5位 スロバキア
6位 英国
7位 オランダ
8位 オーストリア
9位 デンマーク
10位 ポルトガル

〈Forbes JAPAN / 2023年5月16日〉

やはり、ヨーロッパが強いですね。

以前、【「デジタルノマド」が組織にもたらすもの】という記事でもご紹介した通り

EU加盟国はその多くが、デジタルノマドビザの発給リモートワークの推進に力を入れています。

今回のランキングは法人税経済成長率コストなどの経済的要因従業員の幸福度生活の質(QOL)などの社会的要因に基づいて行われているのですが、1位と2位の選出理由は以下の通りとなっております。

【チェコ共和国】
起業コストは1人あたりGNI(国民総所得)のわずか1.1%。チェコ共和国はこれから起業しようとする人にとってコスト面でのメリットが大きい国だ。スタートアップの法人税は、19%に抑えられている。
QOLや幸福度でみたチェコの順位は、それほど高くはない。ただ、1ヵ月あたりの平均的な生活費(家賃を除く)は743ドル(約10万円)平均1820ドルの月給は、悪くはない金額といえるだろう。

【フィンランド】
今年も「世界一幸福な国」ランキングで1位20%という低率の法人税平均4550ドルという高額の月給が、高順位の結果につながっている。フィンランドは幸福度の他、QOLでも高いスコアを獲得している。

他の国も含め、当たり前なことではありますが、法人税の低さ(起業コストの低さ)高収入上位進出のカギを握ります。

今後もヨーロッパ各国への移住は増えそうですね。

ちなみに、起業とは関係ないのですが、「移住」といえば、中国の富裕層の移住先として日本の人気が高まっているそうです。

〈現代ビジネス / 2023年5月18日〉

ある在日中国人不動産会社の担当者は、その理由をこのように仰っています。

日本は近いし、(生活コストが)安い、(子どもが1人で外出しても)安心安全食事も美味しくて、コスパがいい。政治的に安定していて、空気も良い。よく考えてみると、日本は三拍子どころか、五拍子、六拍子も揃っている、理想的な移住先なんです。

他にも、日本の医療機関への信頼性なども書かれておりました。

こうした情報から、改めて日本が持つ価値が分かりますね。

さらに、起業しやすさが加わっていくと、実はこの国は世界各国の富裕層が集まる移住大国になるポテンシャルを持っている。

そんなことを感じる今日この頃です。

…もちろん、さまざまな課題はありますが😅


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