「カリスマ」への3ステップ
vol.26
noterとして、いかに読んでくださる方々の心を掴んでいくのか。
そんな悩みを晴らしてくれる記事に出会いました。
フォーブスジャパンの【インフルエンサーより「カリスマ店員」 ECの商機は地方にこそある】です。
〈Forbes JAPAN / 2023年8月21日〉
こちらは、「STAFF START(スタッフスタート)」を手掛ける株式会社バニッシュ・スタンダード代表の小野里寧晃さんが、ECで大きな売上をつくるカリスマ店員の特徴を紹介した記事です。
ちなみに「STAFF START」とは、アパレル店員さんがコーディネートや商品レビュー、動画などをECサイト上に簡単に投稿できるサービス。
現在2100のブランドが導入し、スタッフのアカウント数は20万人超え。
スタッフスタート経由の年間流通総額は1500億円に上り、月間500万円以上売り上げる店員さんが約730人、1000万円以上では230人も生まれています。
ちなみに最高額は、な、な、何と1億3000万円…(驚!)
これは、店舗の月間売り上げの100倍に相当する金額です…😅
これまでは、店員さんは店舗に来店するお客さんにしか接客・販売できませんでしたが、同サービスを取り入れることで、場(商圏)の制約がなくなるというわけです。
実際、同社の調査では「店員1人あたりの売り上げは、富山県が全国で最も高い」という結果が出ています。
その金額は月間594万円。
ちなみに東京は489万円で4位です。
そして、ここからが本日の本題になるのですが、小野里さんがこれまで「STAFF START」を運営してきた中で、カリスマ店員には3つの共通点があることを発見したそうです。
それが、こちらの3点です。
(1)はどういうことかというと、自分(店員)よりも「商品」を主役に見せていくということ。
店員さんの中には、無意識に自分をよく見せようと「アヒル口」で写真に写ろうとしてしまう人もいるそうです。
しかし、店舗での接客で自分が着ている服をオススメする場合、アヒル口でお客さんの目に映ろうとすることはないでしょう。
あくまでも店舗の接客(商品を主役に見せる)をイメージすることが大事ということですね。
これはnoteにも当てはまるでしょう。
単なる自己表現に留まらず、無料記事であっても投稿における商品性を考えることがポイントになります。
もう少し噛み砕くと「読者が読むメリット」を明らかにするということです。
これは自分が読み手に回れば、想像できますね。
続いて、個性はその人の特長です。
店員さんでいえば、例えば「背が小さいこと」も武器になります。
お客さんは自分と同じような体形の店員さんを参考にするからです。
他にも着こなしのスタイルなどもそうでしょう。
noteでいえばコンテンツや書き手の特長ですね。
例えば、マーケティングといっても「リサーチ」が得意な人もいれば、「クリエイティブ」が得意な人もいます。
他にも、「ポエティックに書くこと」が得意なのか、「分かりやすく噛み砕いて書くこと」が得意なのか、ということも特長とになります。
つまり、個性=「目に見えること」というのが小野里さんの定義です。
そして意外と見落とされやすいのが(3)、つまり「人柄を表に出す」ということ。
小野里さんは「店員個人の人柄や人徳」と表現しています。
目に見える個性に対して、より内面に焦点を当てたその人らしさが人柄というわけです。
人気noterさんの記事を読むと、その人がどんなキャラクターなのかが非常に伝わってきます。
この辺のことは、かつて【魅力的な “書き手” であるために】という記事でも書いておりますので、こちらも併せて読んでいただければと思います。
文章は「何を言うか」「どう言うか」が基本ですが、最近は「誰が言うか」も非常に大事だなと痛感しています…
それは文章だけではなく普段のコミュニケーションでも同様でしょう。
小野里さんの「カリスマ店員」3ヵ条を参考にして、ビジネスやnoteに転用して実践していきたいと改めて思いました😊
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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