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世の中どうよ

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世の中、社会、不満もありましょう。憤りもありましょう。ほっとするニュースがあればいいですね。自分もその中に確かに存在する、その世の中。少しでも別の視点があれば、シェアしたいなと思…
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2022年12月の記事一覧

新規感染者数は実はもっと多い

新規感染者数は実はもっと多い

新型コロナウィルスの新規感染者数が、またもや増えてきている。否、もう少し正確に表現しよう。「新規感染者としてカウントされた人の数」が、増えてきている。
 
医療機関や保健所が、規定に従ってカウントした人数が、日々発表されているということに、一般の人々はあまり注意して目を向けていないだろうと思われる。
 
専門的なシステムを解説できるほど、私は通じていない。ぼんやりとした掴み方で申し訳ないが、医療機

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『「神様」のいる家で育ちました』(菊池真理子・文藝春秋)

『「神様」のいる家で育ちました』(菊池真理子・文藝春秋)

2022年の流行語とすらなった「宗教2世」であるが、本書はサブタイトルに「宗教2世な私たち」という形で、その実態を訴えることとなった。この言葉が世間に知れ渡ったのは、2022年7月の、安倍元首相の殺害事件を通してである。その容疑者の身の上を表す言葉として、それが浮かび上がった。
 
本書は、その前に書き上げられている模様。だから、決して「ブーム」に乗って売ろうとしているわけではない。尤も、本来集英

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戦

いろいろと不満というものはあるだろう。それと戦うということは、もちろん悪いことではない。また、それが誰か他人のために戦うというのであれば、ぜひともやるべきだ、というような情況は確かにある。
 
しかし、自分のプライドや感情のために、そして自分だけの正義のために戦うというのは、いろいろな意味でもったいないものである。エネルギーのロスである。損失が発生するかもしれない。たとえ勝ったとしても、実入りがな

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なくしたけれども

なくしたけれども

大学時代、柄にもなく偶々ブランド品のポーチを買ったことがある。大学生協でプラトン全集の「法律」(私にはかなり高価だった)を購入して、そのポーチに入れて持ち帰っていた。日が暮れて、住まいの近くの電話ボックス(いまあるのかなぁ)で電話をして、帰宅した。
 
と、ポーチを持っていないことに気がついた。そうだ、電話ボックスで電話機の上に置いたのだった。歩いて5分とかからないところだったが、ポーチはなかった

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聞こえない声

聞こえない声

バスに閉じ込められたらクラクション。不幸な事故が、近年福岡で、そして静岡で起こった。命を失うに至らない同様の事故は多数あるのだろうと推測される。クラクションを鳴らせば、存在を知らせることができる。大人だったら簡単に思いつくはずのことも、経験のない子どもたちにとっては、思いも寄らないことなのであろう。
 
バスに閉じ込められたらクラクション。これを教えるところが、静岡の事件から急増した。やはり関東に

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