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本とのつきあい

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本に埋もれて生きています。2900冊くらいは書評という形で記録に残しているので、ちびちびとご覧になれるように配備していきます。でもあまりに鮮度のなくなったものはご勘弁。
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2021年8月の記事一覧

『こころを病む人と生きる教会』

『こころを病む人と生きる教会』

(英隆一朗・井貫正彦編・オリエンス宗教研究所・2012年発行)
 
キリスト教会だからと言って、こころの病を治療できるわけではない。しかし、教会には来る。こころを病んだ人が、救いを求めてやってくる。そして聖書には、そのような人々が救われていく様子が記録されている。期待するのは当然とも言える。
 
本書は、読んでいていたたまれなくなってくるものもある。多くの人の証言とも言える本なのだが、特に後半がそ

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『女性の生きづらさ その痛みを語る/こころの科学 SPECIAL ISSUE 2020』

『女性の生きづらさ その痛みを語る/こころの科学 SPECIAL ISSUE 2020』

(信田さよ子編・日本評論社)
 
私は基本的に男性である。女性の気持ちを分かっているなどとは言わないが、一定の理解はもっているつもりだった。だが、そんな甘いものではなかった。本書でそれを思い知らされた。だからまた言う。男性という立場にいる者は、本書を読まなければならない、と。
 
書かれてあることを一つひとつここで並べることは無理だ。母と娘という問題も、耳では聞くが、生活をしていく中でどれほどそれ

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『この理不尽な世界で「なぜ」と問う』

『この理不尽な世界で「なぜ」と問う』

(魯恩碩[ロ ウンソク]・CCCメディアハウス)
 
2021年8月発行の本。表紙からカバーにかけて、やたら文字が並んでいる。正式なサブタイトルは、「ICU式「神学的」人生講義」のようである。そして長いタイトルがあり、カバーには、「資本主義社会を倫理的に生きることは可能か?」とか「愛し、赦し、共に生きるための「究極のリベラルアーツ」とか書いてある。小さな文字で「国際基督教大学の必須教養科目を書籍化

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『新型コロナワクチンQ&A100』

『新型コロナワクチンQ&A100』

(コロワくんサポーターズ・日経メディカル開発)
 
第一、表紙がいい。コロワくんというキャラクターが、拍子抜けするような呑気な顔で立っている。親しみやすさからしても、十分である。とにかくこのウイルス感染を免れるにはどうすればよいのか、それが知りたいだけである。となれば、手っ取り早く質問形式で回答が与えられているというのがよい。その意味でも、本書の形式は非常によかったと思う。説明も、ワクチンの「ワ」

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