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教会の問題

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キリスト教会はとても居心地のよいところです。でも、満点を期待してはいけないでしょう。たくさんの問題を抱えています。とくに内側にいると見えないものを、なんとか見ようとするひねた者が…
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2023年7月の記事一覧

コロナ禍はまだ顧みる段階ではないが

コロナ禍はまだ顧みる段階ではないが

命に関わる情報なので、迂闊に素人の発言に全幅の信頼を寄せることはご遠慮ください。しかし、本当かどうかご確認戴くことは歓迎したい。
 
2023年5月中旬から、新型コロナウィルス感染症の新規感染者数や死亡者数を発表しなくなった。それは、医療機関に、逐一所定の形式で毎日報告する義務を課さなくなったということである。医療機関は、少し助かっている。但し、それが感染に関して安全になった、ということを意味する

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映画のはなし

映画のはなし

映画は、昔から好きだった。小さい頃は、いまと違って週に何度も、映画放送があった。そもそも家の近くには映画館などなかったのであるが、テレビ放映されるものばかり見ていたのは、金銭的な理由が大きい。
 
中学生のときに、近くにあった大学の大学祭に行ったことがあった。何か食べながら、大学生が私と話をしてくれた。そのとき、ふと映画の話が出た。学生は、映画を観るというのは、人間の成長のためにもとてもよいことだ

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命の福音

命の福音

ある有名なタレント(?)が、先般急逝した。恐らく自ら命を絶ったものと見られている。こうした報道を垂れ流すことは、あまりよいことではない。また、その人となりをよく知っているとも言えない者が、とやかくその人のことを言うことは、さらによくない。それで、その人自身のことではなく、周辺のことを少し考えてみようと思う。それでも、関係する方々は傷つくかもしれない。だから私の呟きを正当化するつもりはないが、遅れば

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みんな教の幻

みんな教の幻

エスカレーターで以前まで、福岡では人は左側に立っていた。右が追い越し通路のようなものだった。昔大阪で始まった、急ぐ人のための片側空けようキャンペーンがずっと続いていたのだ。尤も、大阪では人は右側にじっと立つものだったが。
 
しかし、その危険性が認識されると、鉄道会社関係から、エスカレーターでは歩かない、というキャンペーンが始まった。地方で条例化したところもある。ポリシーが動いてよいのかという声も

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あなたの居場所ではない教会

あなたの居場所ではない教会

言葉としては同じものであるにしても、その概念というか、それが指している内容については、使う人により意味は様々であるだろう、というのが私の持論である。いつでもそれを前提にして考え始める必要があると思っている。そうでないて、同じことをその言葉で考えているように錯覚して決定したことが、後で、そんなはずではなかった、ということにきっとなるからである。
 
聖書は二千年以上昔の本である。新約聖書は新しいが、

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愛が冷える時代

愛が冷える時代

ぞっとする寒気を感じることがある。しかし、愛が冷え切ったことを、冷え切っている当人は感じることができない。自ら冷え切った者は、対象が冷たいことを知ることがないし、自分の冷たさも分からない。それが冷たいと知るのは、自分が暖かである者だからこそなのである。否、自分は冷たくても、暖かであるものを知るならば、それは可能であろうか。
 
教会であろうが何であろうが立派な組織となり、冷たい規則を構えて個人の愛

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ヨシタケシンスケ展かもしれない

ヨシタケシンスケ展かもしれない

意表を突いたタイトルの展覧会が、いま福岡で開催されている。昨年から日本各地で開かれているものだそうで、やっと福岡もその波に追いついたというところであろう。
 
もしヨシタケシンスケさんの本をご存じないとしたら、人生の何%か、損をしていることになるだろう、とまで言いたいと思う。その絵や言葉に触れたら、きっと自分では絶対に見えてこないものが見えてくる体験をするだろう。けれどもそれは、かつて子どもの頃に

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