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誰かに話したくなる語彙や雑学マガジン

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2021年9月の記事一覧

「文色」のつく大人のために

「文色」のつく大人のために

「あいろ」と聞くとちょっと難しめの漢字「隘路(狭い道のこと)」の方が浮かぶのだけれど、これも「あいろ」って読むらしい。

文色
〘名〙 (「あやいろ」の変化した語) 模様。また、ものの様子。多く、下に「見えない」「わからない」の意のことばを伴い、「(ものの)見分けがつかない、区別がわからない」などの意に用いる。文目(あやめ)。
※虎寛本狂言・空腕(室町末‐近世初)「何を申も、余りくらうて物のあいろ

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「ナウル共和国」の人口の40%が糖尿病だとか

「ナウル共和国」の人口の40%が糖尿病だとか

ナウル共和国って10年近く前に聞いてそれからずっと気になってるんですよ。気になった時の記事がこちら。まだ残っていた。

ナウルは人口5000人程度の小さな島で、かつてリン鉱石が豊富に採れた。1968~80年代後半あたりまでで年間200億円相当の採掘があったとか。で、資源が豊かな国の施策として、公共料金や税金は無料という制度を敷いて国民がどんどん贅沢になって、その90%(左記は上の記事参照/2008

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ドヤ顔できる助言は「コスモス」的な意味で

ドヤ顔できる助言は「コスモス」的な意味で

短日植物
一日の日長が一定時間(限界日長)より短くならないと反応が起きないことを短日性といい、花芽の形成が短日性である植物のこと。(正しくは、短日植物とは、連続した暗期が一定時間(限界暗期)より長くなると花芽が形成される植物のことである。) 例としてアサガオ、キク、オナモミ、コスモスなどが挙げられる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%91

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完成度を「80%」から90%にまで押し上げるための時間と質と

完成度を「80%」から90%にまで押し上げるための時間と質と

完成度80%に達するまで800時間かかったとしよう。

それを90%にまで押し上げようとする場合、どれほどの時間がかかるか。

80%=800時間だから、+10%で追加に要するのは100時間だろうか。

1個作るのに10時間かかる壺を、10個作るということであれば、きっと答えはYESである。

その一つの壺の芸術的な完成度を80%から90%に高めよ、ということだと話は全く変わってくる。

感覚とし

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鉛筆「舐め舐め」算盤はじいてみてください

鉛筆「舐め舐め」算盤はじいてみてください

小学校6年生の時の担任が、プリントを配るときに指を舐めて湿らせるタイプの人でして、せめて湿らせた一枚目が自分には来てくれるなと念じたことを覚えている。

縦横5×6くらいに座った教室で、ペロっと親指を舐めてプリントを5枚取り、席の先頭の生徒に渡す。次の5席の先頭に立ち、指先の湿りを追加してまた5枚を取り先頭の生徒に渡す。舐めて5枚取って、渡して、次。舐めて5枚、次。5枚を取り分けている途中で親指の

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「多分絶対」に英語だってDefinitely Maybe

「多分絶対」に英語だってDefinitely Maybe

「多分絶対」

どっちやねん!と目くじらをたてることも少なくなった。その物事が起こる可能性が50%程度であろう多分と、100%起こる絶対とが交じり合うことは意味的にはありえないのだけれども、脳内ではこの「多分絶対」はしばしば起こる。

インスタなんかでキルフェボンのストロベリータルトを見ながらこう言うのである。

「見てみてー。これ多分絶対おいしいよね!」

キルフェボンのタルトで、ストロベリーだ

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「お金」で手に入らないもの

「お金」で手に入らないもの

こんな青臭いタイトルつける気なかったのだけれど、パッと一番良いと思ったのがこれなのだから仕方ない。

Books&AppsというWebメディアがありまして、更新があるとプッシュが来るようにしているので、しばしば訪れては読みます。複数人が寄稿していて、主催者の安達さんはもちろん、たいへん興味深い記事を書いてくださる方がたくさん。層が厚い。高須さん、しんざきさん、能代さんの書く記事に惹かれることが多い

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僧侶の帽子が筋肉で「僧帽筋」

僧侶の帽子が筋肉で「僧帽筋」

「僧帽筋」って意識して鍛えることがなかったな、と。薄めのこの場所をもう少し分厚くしたい今日この頃。

二頭筋、三頭筋、広背筋、大胸筋、腹筋とどれも肉の分かれ方やら部位からその名称が来ているのに、なぜいきなり僧侶の帽子。

見出し絵のような感じでカトリック教の修道士のかぶる長頭巾の形に似ていたところからその名前が来ているらしい。

僧帽筋 カプチン会

なんかで調べるとこれでもかといわんばかりに検索

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料金「ガタくれ」

料金「ガタくれ」

キャバクラやらホストやらで、あれやこれやとイチャモンつけて値切ろうとする客のことを、料金ガタくれって言うらしい。オズワルドの伊藤さんがどこかで言っていたんですよね。

ガタくれる

バシッとそれっぽい単語が出てこなかったんですが、いくらかチャチャチャッと調べてみると、おそらく、文句を言うとか、イチャモンをつけるって意味っぽい。

料金 "ガタくれ"
キャバクラ "ガタくれ"

この辺で調べると「料

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未来人がAIによって「政治参加」してくるのは、タイムマシーン的な意味で。

未来人がAIによって「政治参加」してくるのは、タイムマシーン的な意味で。

若者の政治参加をー!
なんてことを標榜するときの一つの文脈は以下のようなものだと思う。

■憲法で幸福追求権は保障されている。
■若年・中年・高年どの層も、基本的には自身の幸福を追求する。
■民主主義であり、多数決によって法整備がなされるからこそ、数の論理で人数の多い高齢者の意見が政治に反映されがち。
■若者が投票に行かねば若者の意見が反映されない。
■さらには、未来の人々にとっての幸福は若者にこ

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「反省」してたらしないこと

「反省」してたらしないこと

はん‐せい【反省】
[名](スル)
1 自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。「常に反省を怠らない」「一日の行動を反省してみる」
2 自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること。「反省の色が見られない」「誤ちを素直に反省する」
引用:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8F%8D%E7%9C%81/

反省ってすることあります

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あんこ「ギッフェリ」

あんこ「ギッフェリ」

とある商店街を歩いていると、小さなパン屋さんで売ってたんですよ。

あんこギッフェリ。

どんな商品だったか覚えてないんです。ただその名前だけが頭にあって。その商品がどんなもんだったかは記憶からは抜け落ちて。

なんとなく、その「ギッフェリ」という言葉感から、これが代替で浮かんでました。あんこ詰まってそう感。わかるでしょ。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3

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いや、その通りだよね。の「いや」はどこにかかるか

いや、その通りだよね。の「いや」はどこにかかるか

とりあえずなんにでも、かんにでも返答の頭に「いや」を挟むタイプっているよね、自身にもそういうことってあるよね。

そういうことを先日書いた。

ざっくり以下のような見解でまとめたつもり。

・感嘆の「いや」と否定の「いや」がある
・入り混じって強い否定でもないけれど「いや」を挟む習慣が生まれたのかも

そのあと、もう一つ視点が浮かんできたので書いておきたい。

「いや」は誰にかかるか例えばこういう

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未知より既知に恐れる不思議/「Uber Eats」で配達してくださった人との会話から

未知より既知に恐れる不思議/「Uber Eats」で配達してくださった人との会話から

昼食後と夕食後、間食というかおやつというかのタイミングでしばしば使います。

Uber Eats

昼、仕事中で家を出たくない昼食後。
夜、緊急事態宣言下ということもあって空いている店があまりない夜食時。

1回の注文で配送料込み1000円~2000円弱かかるので割高感あるけれど、止む無し。コンビニで何か買うより、少し割高でもデリバリー。

外出も減ったし、少々食にかける金額が増えてもいいかなって

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