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変革の交渉人の教科書(本の紹介マガジン)

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交渉に関する本、ファシシテーションや合意形成に関する本の紹介マガジンです。 自分自身での紹介のほかにも、他のクリエイターさんの書評も収集していきます。 このマガジンでは個人の意…
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記事一覧

そのイシュー、合っていますか?【リフレーミング】でイシューを再定義!

そのイシュー、合っていますか?【リフレーミング】でイシューを再定義!

こんにちは。ひさしぶりに投稿します。

昨年はイシューセリングについての記事を読んでくれた人がたくさんいたようです。
ありがとうございます。とても嬉しかったです。
記事を読んでくれた方とリアルでお会いすることもでき、貴重な体験でした。
(ちょっと恥ずかしかったけど・・・笑)

【リフレーミング】でイシューを再定義する方法について書いていきたいと思います。

日々ビジネス環境は変化し、現在はそのスピ

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交渉は準備が8割!其の二:交渉の7要素を使って準備する!

交渉は準備が8割!其の二:交渉の7要素を使って準備する!

こんにちは。お元気ですか?
今回は、前回に引き続き交渉の準備について紹介します。前回の投稿では、準備に必要なフレームワークである交渉の7要素について説明しました。

7要素とは、
①利害関心
②代替案
③選択肢
④正当性
⑤コミュニケーション
⑥コミットメント
⑦人間関係
の7つでした。詳しくは↓こちら↓。

では、この7要素を使い、どういう順序で組み立て行けばいいかをテーマに、交渉の準備のステッ

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Win-Win・三方良しの交渉術とは?

Win-Win・三方良しの交渉術とは?

みなさん、こんにちは。

ネームに「Win-Win」と「三方良し」という書いていますが、

そもそもWin-Win交渉ってなに?
三方良しってなに?
交渉のやり方に種類なんてあるの?何がどう違うの?

と思われる人もいるのではないかと思います。

そこで今回は、交渉の種類やWin~Win交渉とは何か?三方良しとはどういうことか?についてお伝えしようと思います。

私の本業であるPMの仕事でも交渉力

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優れたネゴシエーター(交渉人)に共通する4つの姿勢

優れたネゴシエーター(交渉人)に共通する4つの姿勢

こんにちは。交渉術のストアカ先生です。
今回は、優れたネゴシエーターに共通する4つの姿勢について紹介します。

これは、G・リチャード・シェルさんによって書かれた、「段階的なアプローチでわかりやすい 無理せずに勝てる交渉術」の中の一説に登場したものです。

これ、いいんですよ❗️
とっても気に入っています‼️
常に意識して取り組んでいこうと思っていることです。

ストアカの講座でも最初に伝えていま

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決算書(財務3表)が読めると提案・交渉がうまくいく

決算書(財務3表)が読めると提案・交渉がうまくいく

こんにちは。交渉術のストアカ先生です。
ここでは、決算書(財務3表)が読めると提案・交渉がうまくいく、という話をしていきます。

これは、決算書(財務3表)が読めるようになってからは会社の見え方が変わった。そして、ステークホルダーへの提案力・交渉力がレベルアップした❗️読めるようになって良かった‼️という私の経験をもとに書いています。

誰にでも当てはまるのかはわかりませんが、自分なりに筋の通って

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本の要約・紹介:人と組織を強くする交渉力

本の要約・紹介:人と組織を強くする交渉力

著者と本書の概要について著者の鈴木有香さんは、アメリカのコロンビア大学ティーチャーズ・カレッジでコンフリクト(対立)・マネジメントを学び、欧米、日本でコンフリクト・マネジメントの研修に携わってきた方。

グローバル化やIT化などで、ビジネス環境の変化が急速に進む中、日本人の文化・習慣を踏まえて、日本人のための「人と組織を強くする交渉力」を提案しているのが本書です。

本書を読めば、交渉や人・組織の

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書評:逆転交渉術ーーまずは「ノー」を引き出せ

書評:逆転交渉術ーーまずは「ノー」を引き出せ

この本の著者と概要について著者のクリス・ヴォスさんは、FBIの交渉人としてアメリカ国内外の人質事件を解決に導いてきた方。その後、自分の会社を興し、さまざまな企業へ交渉のトレーニングなどを提供しています。ハーバードなどの大学でも教鞭をとっています。

サラリーマンのわたしでは、想像もつかないような世界を生きてきたのでしょう。

本書は、Amazon.comで1300超の五つ星がついた、全米20万部の

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書評:どんな時も優位な状況をつくれる 負けない交渉術

書評:どんな時も優位な状況をつくれる 負けない交渉術

本書の概要と著者について本書の著者、大橋弘昌さんはニューヨーク州の弁護士。アメリカでビジネスをする日本企業をメインに100社以上のクライアントに法務サービスを提供する事務所を経営されている方です。M&A以外にも企業間や労使の訴訟などの交渉にも携わっている百戦錬磨のネゴシエーターです。

日本では、人言関係や会社同士の関係性を重視するため、交渉をためらう傾向にあります。しかし、アメリカでは、互いに利

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書評:プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中

書評:プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中

本書の概要と著者

この本を書かれた藤井一郎さんは大手総合商社に入社後、米国MBAを取得し、M&Aの仲介・アドバイザリー業界で経験を積んできたというキャリアの持ち主。ビジネス界のプロフェッショナル・ネゴシエーターです。著者自身も交渉術の勉強をしていく中で、このことに気がついたそうです。

私も交渉術の本をたくさん読んできましたが、確かに学者や弁護士の方が書いた書籍がほとんどでした。本書は、我々ビジ

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