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#172 大根の煮物に思う、親の心

シンママ起業家のタキマユコです。noteで毎日記事を書き、メンバーシップを運営しています。stand.fmとPodcastも毎日配信しています。

最近、大根が美味しい季節になりました。値段も下がってきたので、よく購入しています。大根おろしにして、お肉やお魚などと一緒に食べるのが、私も娘も好きなのですが、それだけでは余ってしまいますし、何より楽しみにしているのが、大根の煮物です。

圧力鍋がないので、灰汁を取るためにお米と一緒に煮た後、さらにお肉などと一緒に煮ているので、結構手間がかかります。

忙しい時は2日がかりで作っているので、自分としては手間をかけたご馳走のように感じますが、娘にとっては当然、フライドポテトや唐揚げのほうがご馳走でして、それはそれで仕方のないことかなと思ってはいます。

そんな大根の煮物を作りながら思ったのは、自分の母のことです。

私の母は、北海道の田舎の出身なので、食事に良く煮物が出てきました。ところが小さい頃は、煮物ってあんまり好きじゃないですよね。

今私の娘が6歳で、結構煮物を食べてくれることのほうが意外でして、私の子どもの頃は、食卓に煮物が出てくると、少しがっかりした気持ちになったのを覚えています。

母はいつも、圧力鍋を使って、結構おいしい煮物を作ってくれていました。そう思えるのは今だからで、当時は、煮物が出てくると、明らかにガッカリした様子を見せてしまったり、嫌そうな顔をしたりしていて、今思うと、恥ずかしいことをしたなと言う気持ちと、母に詫びたい気持ちでいっぱいになります。

地味に見える煮物が、手間のかかる料理だとわかったのは、自分が料理をするようになってからで、自分の家は、母の努力でかなり凝った料理を食べされてもらっていたのだということを実感し、もっと早く母に感謝すべきだったなと感じました。

今は検索すれば、何のレシピでも出てくる時代なので、昔のように母親のレシピを引き継ぐ、というようなことは減ったと思いますが、それでも、職から感じるノスタルジーや、良き思い出はあるはずです。

私はシングルマザーですし、毎日時間に追われて過ごしているので、毎回の食事に手をかけてあげられるわけではありませんが、母親の味、みたいなものは思い出せるように、なるべく色々作ってあげたいなと思っています。

大根の煮物を作るたびに、母に申し訳ない気持ちになると同時に、娘がそれを美味しそうに食べてくれることに感謝しています。

この冬は煮物も色々作ってみようと思っているので、チャレンジしてまたご報告します。



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