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【本】1%の努力

【読書を毎日の習慣にしており、本は出会いです】

【本】1%の努力

◎前提条件

◆エッグスタンドなんて、いらなくない?
 人生において、すべてのモノがあなたにとって必要とは限らない。
 卵を置くためだけのエッグスタンドが本当に不必要であうように、
 豊かであるように見せているだけのモノを見破られるようにしよう
◆この人とは「前提」が違うんじゃないか?
 自分と違う意見を持つ人がいたとき、シャットアウト
 するのはもったいない。「なんでそういう考えをしているのか」
 を予想してみると、新しい考え方にも寛容になる。
 どんな人からも学べるのだ。

この記事は、2023年3月9日から
takewoodyマガジン『読書戦略』有料マガジン「単発有料記事」
のみ収録致します。記事が気になる方は、ご購入くだされば幸いです。

(約4,800文字)

◆自分はどうなったらヤバイと感じるのか?
 自分にとっての底辺を考えてみて「最悪の状態」
 を想定しておくといい。できれば実際に見てみるのがおすすめだ。
 旅行、映画、本、ネットなど手段はいくらでもある。
◆人は権利を守る生き物だ
 ダメな人にはダメになった理由がある。彼らを受け入れる仕組みが
 必要だし、精神論で鼓舞したって意味はない。ダメな人にだって
 人権はある。あなただっていつかはダメな人になるかだってわからない。

◆片手はつねに空けておけ
 いくらチャンスが目の前に現れても、そのときに「余裕」がないと
 取り逃す。両手がいっぱいだと何も新しいことが始められない。
 まずは手放そう。スケジュールに余白を作ろう。
◆お金がない。じゃどうしよう?
 「お金を払えばいいや」と思った瞬間に、人は思考停止する。
 近所からおすそわけしてもらう。友達に借りる。
 他のもので満たすなど、方法はいくらでもある。
 すぐにお金に頼る人は、孤独を満たす消費しかできない。

◎優先順位

◆自分にとっての「大きな岩」はなんだろう?
 壺の中に最初に「大きな岩」を入れないと、後から入れる隙間は
 なくなってしまう。砂利や砂や水は、後からでも入れることが
 できる。その順番は自分が決めるしかない。
◆これはロジックの世界か、趣味の世界か?
 物事は2つに分けよう。ロジックが通じる領域とそうでない領域。
 後者の方は「趣味の世界」と割り切ってしまえば、不毛な議論で
 消耗しなくていいので便利だ。

◆それは修復可能か?
 何がムダで、何がムダじゃないかは判断が難しい。
 それを決めるコツは、後からでも取り戻せるものは
 いったんムダなほうにすることだ。後から、取り戻せないなら、
 それは「今しかできないこと」なのだ。
◆自分はどこのゴールに向かっているのか?
 目標は具体的でなくてもいいが、何となくでも
 向かっている方向が決まっていたほうがいい。
 現実的かどうかも考えなくていい。一見、無謀なことであっても、
 行動が変われば少しずつ近づいていく。

◆世の中はチョロいし、意外とちゃんと回っていく
 「社会はちゃんとしたものだ」と思い込んでいるのは
 そこまで難しいことをやっているだろうか。
 学生にマニュアルを渡せば、できることじゃないだろうか。
 もっとレベルの高いことをやろうと思わないだろうか。
◆自分にとって何がストレスだろう?
 一度やってみて。嫌だったらやめる。自分に向いていないことを
 体験しておくと、それを逃れることができる。
 「逃げた」と思わなくていい。「寿命が延びた」と思えばいい。
 自分を納得させるのも能力のうちだ。

◎ニーズと価値

◆好きなものは好き。だって好きだから
 「なぜそれが好きなのか」は、すべて後付けだ。
 理由なんて意味はない。勝手に好きなことを勝手にやればいい。
 ただし、説明できるようにしておくと便利なのは間違いない。
◆なくなったら困る体験は何か?
 好き嫌いでは仕事をするのはおすすめしない。
 それは、ニーズを見誤るからだ。では、ニーズはどこにあるのか。
 自分にとって「これがなくなったらイヤだな」と思えるもの、
 そこにニーズが隠れている。

◆物事は大きくなりすぎると、やがて「共存」する
 中途半端に目立ってしまうと、まわりに潰されてしまう。
 そうならないためには、先に「数による影響力」
 を作ってしまうのがポイントだ。コツコツ石橋を叩いて渡るより、
 思い切って突き進むことも、ときには重要だ。
◆包丁は何も悪くない
 新しいものが登場すると、必ず問題が起こる。
 大事なのは、その問題が起きたとき、解像度を上げて
 「何が悪いのか」をちゃんと特定することだ。
 「なんかよくわからないから」という理由で
 潰してしまうのはもったいない。

◆やられたときだけ、やり返す
 まずは相手を信じた方がトクだ。悪意を持って攻撃されることは少ない。
 ただし、やられたときは、すぐにやり返せるようにしよう。
 ずっと信じてしまうのは、それはそれで損する人生を送ることになる。
◆「誰しも」がひと言だけ言いたい
 世の中みんな、自分が正しいと思い込み、評論家のつもりで生きている。
 テレビの前でもネットの前でも、みんなそれぞれ好き勝手なことを言う。
 社会はそれで回っている。

◎ポジション

◆場所があれば、人は動きはじめる
 人は、やる気があるから動くのではない。
 動きたくなる環境があるときに、始めて動きはじめる。
 大事なのは、場所だ。なんの気力もないように見える人でも、
 場所を変えれば別人のように動く。
◆第三者的なところを探れないか?
 1つの世界しか知らなかったら、そこで競争するしか道がない。
 2つの世界を知っていると、そこを行き来して外側から意見を言える
 「第三者」になることができる。
 客観的な視点は、外から見ないと得られない。

◆本音で言う。そして、ちゃんと謝る
 意見を求められて、当たり障りのないことを言っていても仕方がない。
 思ったことを正直に言ったほうがいい。ただし、後で間違っていたことが
 わかったら、ちゃんと謝ることが大事だ。それが信頼につながる。
◆いつだって、発信者は強い
 集団では先に意見を言う人が立場が強くなる。
 正しいか正しくないかより最初に言うことが大事だ。
 それも、ただ当たり前のことを言うよりは、
 周囲をハッとさせる逆張りの意見のほうが
 ポジションを取ることができる。

◆現場レベルのサブスキルを持っておく
 自分の意見に説得力を持たせるためには、
 裏付けになるスキルが必要になる。
 一度もボールを蹴ったことがない人が
 サッカーについて語っても誰も聞いてくれない。
 漫才を審査できるのは、漫才をやった人にしかできない。
◆日本人、1億人に投げかける
 ネットによって日本人は分断されていると言われているが、
 世界から見ると、まだまだ均質化されている。
 みんなが知っているテレビタレントもいるし
 どこの街でも同じ店や商品が並んでいる。

◆人とちょっと違うことは何か?
 同じようなタイプの人間が多い中で、ちょっとした
 差異は武器になる。自分にとって当たり前で、
 今さら言うようなことでもないことが、
 他人にとっては面白いポイントになったりする。
◆特殊なポジションに手を挙げる
 「これは未体験だ」と思ったら、すぐに乗っかったほうがいい。
 後先のことは、あまり考えないのが大事だ。
 できたらできたでいいし、できなかったら
 苦手なことが学べるから、どっちにしてもトクをする。

◎努力

◆最後に勝つにはどうすればいいか
 プロセスがどうであれ、結果が出れば、人は評価してくれる。
 東大卒と聞けば、きっと頭がいいのだと誤解してくれる。
 どんなに勉強を頑張っていたとしても大学に受かっていなければ
 誰も評価してくれない。

◆上の判断がよければ、下がテキトーでもうまくいく
 トップの責任は重い。1つの判断が間違えれば、
 全員が死んでしまうこともある。
 一方で、現場の人は、任されたことをやるだけなので、
 1人が失敗したって全体への影響は少ない。
◆頑張りは人に押し付けない
 「自分が頑張っているからお前も頑張れ」
 というエゴは捨てよう。頑張りたい人は勝手に頑張ればいい。
 努力を努力と思っている時点で、好きにやっている人には
 決して勝つことができない。

◆競争のいらないところを張る
 努力できることも才能のひとつである。
 それを持っていない人は、ラクに結果が出せるところを常に探そう。
 他人と争わなくてもいい場所がきっとあるはずだ。
◆自分は「いい人」に見えているか?
 自分の仕事だけバリバリこなすことが仕事ではない。
 そこにいるだけで場の雰囲気を明るくさせること、
 コミュニケーションを円滑にすること。
 そういう才能はバカにできない。

◆これって、遺伝子なのか、環境なのか?
 自分の意思ではどうにもできない領域がある。
 遺伝子かもしれない。現場のせいかもしれない。
 と想像力を働かせてみよう。諦める部分と
 頑張れる部分を分けて考えることができる。
◆自分は先輩に歯向かえるか?
 無条件に権威に弱い人がいる。そういう人は
 無理にイライラして消耗せず、従順に生きた方が幸せだ。
 おかしいことがおかしいと言える人なら、
 戦う道もある。あなたはどっちのタイプだろうか。

◎パターン化

◆ゼロイチ以外でできることは何か?
 ゼロからイチを生み出すクリエイターのような生き方はかっこいい。
 ただし、それだけでは社会は成り立たない。それ以外にも光を当てよう。
 改善したり維持させることも立派な能力だ。
◆今日はなんの実験をしてみようかな?
 仕事が面白いか、つまらないかは、自分の工夫次第でどうにでもなる。
 1つのテーマを決めて、結果を検証してみる。
 それだけで、仕事はゲームのようになる。人生も同じだ。

◆身近に支えたい人がいるだろうか?
 才能を持った人を隣でサポートする道もある。
 その人が最高のパフォーマンスを出せるように
 自分でできることは何か。上手におせっかいできる
 タイプは、そのスキルを磨いてみよう。
◆夏休みの宿題をどうやって片づけただろう?
 まとまったスケジュールで与えられたノルマをどのようにこなすか。
 小学生のときから、それを試されたはずだ。そこには仕事のタイプが
 表れていて、逆らわずに生きたほうが賢く生きられる。

◆いま、実績を持っているか?
 実績があるかないかは、嘘をついても仕方ない。
 実績があれば、仕事は一気にイージーゲームになる。
 実績がないうちは、うまくいかないことが続くが、
 回数を増やすしかない。凹んでいても仕方ない。
◆この人は何を求めているんだろう?
 ビジネスの話をしているとき、相手が何を求めているかに
 フォーカスしよう。そこが自分と一致しない限り、
 うまくいくことはない。
 求めているものによって、その人をパターン化することができる。

◆この1週間で「新しいこと」はあっただろうか?
 人生を楽しめているかどうか。それは
 「最近こんなことがあった」と語れるものがあるかどうかでもわかる。
 日常が同じことの繰り返しになっていないだろうか。
 刺激を受けているだろうか。
◆自分は「お返し」をしようと思うタイプか?
 いま、個人主義の時代になってきている。
 自分のことで一杯いっぱいになり、余裕はどんどんなくなっている。
 それでも自分にモラルがあるかどうか。一度、確かめてみよう。

◎余生

◆調べる労力を惜しんでいないか?
 ダラダラと暮らしていくコツは、徹底的に調べるクセがあるかどうかで
 決まる。わかったフリをするのではなく、自分が納得できるまで調べる
 ことができるか。学ぶことを面倒に思わないほうが、人生は楽しい。
◆聞き分けのいい豚になっていないか?
 後になって自分が損をすることが明確な場合
 ちゃんと声をあげたほうがいい。
 相手のことを虜っているばかりだと、やがて自分が大変な目に遭う。
 豚は食べられる前に肉屋かた逃げるべきなのだ。

◆1日泊めてくれない?
 人に頼ることができるだろうか。
 お金がなくても宿や食事をどうにかできる人は
 たくましい人生を送ることができる。
 何でも頼れる友達を1人でも多く作れるように生きてみないか。
◆ブラックボックスの部分を持っているか?
 世の中には、弱者のほうが多い。弱者は弱者なりの
 守るべきものを守ろう。正直に生きる必要はない。

◆ニッチに稼ぐ道もある
 余生のようにダラダラ生きるためには、
 自分にしかできないことを1つでも持って
 おくのがポイントだ。街を見回してみよう。
 お金になるものが、案外、身近に転がっているものだ。
◆笑い話をいくつ持っているだろうか?
 失敗を失敗にさせないテクニックがある。
 それが「話術」だ。自虐を話して憐れんでもらうより
 バカにされて笑ってもらったほうがいい。
 世の中、すべてネタである。成功だけがすべてではない。

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