世界の都市総合力ランキング、3位の東京は

今年も、森記念財団都市戦略研究所から、「世界の都市総合力ランキング」が発表された。東京は、昨年に引き続き3位だった。

このランキングは、経済、研究開発、文化交流、居住、環境、交通アクセスの6分野で評価される。昨年と比較すると、上位の都市は評価ポイントを上げたが、下位の都市の中にはポイントを下げた都市もあった。

ロンドンは25.3ポイント上昇して1位を維持。ニューヨークは84ポイント上昇して2位維持。東京は14.5ポイント上昇して3位を維持。パリは23.9ポイント上昇して4位を維持。ニューヨークのスコア上昇が目立つ。ニューヨークは、トランプ税制改革の恩恵で法人税率が下がったことも、評価向上に寄与したようだ。

「東京は文化・交流で劣っている」との評価だが、スコアを見ると、環境分野が全44都市中29位とかなり低い(ロンドンは19位、パリは21位、ニューヨークは25位と総合上位4都市でも低いとはいえ)。この評価には、「環境への取り組み」が含まれ、環境に対する都市独自もしくは国際的な取り組みへの参加が評価されている。ESGが評価される今日、東京独自の取組みで評価向上は可能だろう。


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