😊SMILE子育て[67]😊「7回読み勉強法」−大人が7回読むと…どんな感覚を得られる？

こんにちは、息子2人を東大合格へ導いた〈子供が自主的に学ぶ育成術〉を語る たかせみほです。

前々回のnote「参考書がボロボロになるまで使うって具体的にどういうこと？」で、山口真由さんの「7回読み勉強法」と本山勝寛さんの「7回繰り返し暗記術」について少しご紹介しました。

この記事を書いてみて、実際に
−「7回読むとどんな感覚を得られるんだろう？」
−「7回読むコツはあるのかな？」
と疑問に思ったので、山口真由さんの著書を読んでみました。
そして、実際に一部を7回読んでみた感想をお伝えします。

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

🔸 「7回読み勉強法」とは？

第4章「誰でもできる！　『7回読み』勉強法とは？」で、7回読みのやり方や考え方が詳しく書かれています。面白いなと思ったのは以下の部分です。

「7回読み」をするとき、私はいつも「頭の中に真っ白なノートがある」というイメージを持っています。
そのノートに、目の前の本をまるごと一冊写し取る。
これが目標です。

「真っ白なノートをイメージする」のは非常にわかりやすいと思いました。
1回目で見出しを写し取る感覚で読み、
2回目で全体を読んでいきます。
3回目でアウトラインをより詳しくなぞり、全体にも目を通します。
この段階で少しずつ真っ白なノートに骨組みが出来上がってくるはずです。

山口さん曰く、4回目以降でノートに「絵」が出来上がってくるといいます。
「この言葉は繰り返し出てくるから大事なんだな」と、注目すべきキーワードが分かってきたり、キーワードとキーワードの関係性も分かってきます。

6回目以降は答え合わせのつもりで読んでいきます。話の全体像は分かっているので、次に来るキーワードや例えを予測しながら読みます。

大切なのは、「流し読み」を重ねること。

7回全部ていねいに読もうとすると疲れてしまうし、時間もかかるので、大枠を把握しながら薄いインクを重ねるように読んでいくことで記憶が定着するとのことです。

山口さんは300ページ程度の本を1回30分程度で読んでしまうそうです。本人曰く「速読ではない」とのことですが、それでも十分速いですね。

🔸「7回読み」を実際にやってみると

こちらの本の第4章を、少しアレンジして「7回読み」してみました。

・1回目→時間計測なし。普通読み。（7回読むつもりではなかったので最初は普通に読みました）

・2回目→時間計測なし。さらさらと文字を追うように見る。

・3回目→10分くらい。アウトラインが少し分かってきたような感覚。

・4回目→7分41秒。例などは力を抜いて読めるようになった。

・5回目→7分15秒。これまで見落としていた部分をクリアに拾えるようになった。

・6回目→6分25秒。次にこの話がくると分かるようになった。

・7回目→11分38秒。しっかり頭に入れるため、最後にもう一度普通読み（1回目よりは速め）。

山口さんの方法では7回とも流し読みでよいとのことでしたが、今回はアレンジして最初と最後はしっかりと読みました。
私の場合はその方が頭に入ると思ったからです。
7回読むと、話の流れを自然と覚えるので、「次にこの例え話がくるな」と予測しながら読めるので理解のスピードが上がったように思います。

ただ、人間の記憶とは非情なもので、7回読んでも中身を完全に覚えておくことはできなかったので、「記憶の薄塗りを重ねても100％にはならない」というくらいの意識で臨むのがよいかと思います。
それは山口さんもおっしゃっていました。

大切なのは、確認を繰り返しながら理解することです。

完璧主義な人ほど「7回も読んだのに全部理解できなかった…」と落ち込むかもしれませんが、要旨をつかむ練習にはなります。一度試してみてはいかがでしょうか。

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