😊SMILE子育て[65]😊参考書がボロボロになるまで使うって具体的にどういうこと？

こんにちは、息子2人を東大合格へ導いた〈子供が自主的に学ぶ育成術〉を語る たかせみほです。

毎日、各国の選手の活躍に感動をもらっている〈東京オリンピック2020〉も、だんだん終わりに近づき、明後日8月8日に閉会式を迎えるのですね。TV観戦ですが十分楽しませてもらっただけに、寂しい気持ちが募ります。

前回のnoteでは参考書の選び方についてお話ししました。

📕 我が家では1教科1冊ずつ買って、それをボロボロになるまで使い終えてから次を買うというように段階的に買い与えた
📕 合格体験記などで先輩がおすすめする参考書をリサーチする
📕 参考書は実物を見て買う
📕 フィーリングで決めるのは最後の段階

といった内容でした。

今回は、「ボロボロになるまで使うって具体的にどういうこと？」というテーマです。

🔸 参考書は繰り返し使うことで記憶が定着する

参考書は「浮気」せずに、同じものを繰り返し使うことで記憶が定着するという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは本当にその通りだと思います。スポーツでも基礎練を何度も繰り返してようやく型が身につきます。いわゆる反復練習です。

参考書には、全く同じものは存在しません。たとえ内容が似ていても、書いてあるページ・図解の仕方・文字の大きさから行間まで参考書によって違いがあります。

同じ参考書を繰り返すことで、

📗 「あのページの左上に書いてあった内容だ」と思い出すことができる
📗 実際にページを開いて、確認することでさらに記憶が定着する
📗 同じ参考書を使うことで、フォントやレイアウトなども無意識のうちに刷り込まれていく

何度も同じページを開くのは悪いことではありません。

自分で線を引いたり書き込みをしたりしているうちに自分だけのオリジナル参考書になっていきます。

🔸 「7回読み勉強法」と「7回繰り返し暗記術」

では、「ボロボロになるまで」とは、具体的に何周することを表すのでしょうか？

【医学部受験サクセスガイド 集中メディカ】というサイトで、「7回読み勉強法」と「7回繰り返し暗記術」が紹介されていました。

●7回読み勉強法
ニューヨーク州弁護士資格を持つ山口真由氏が推奨するのは「7回読み勉強法」です。参考書を深く読むのではなく、薄くサラサラ読むことを7回程度繰り返すことで、記憶が定着します。見出しや重要キーワード、そのキーワードを解説する文章など、読み返すたびに注視して読む箇所を変えていくことがポイントです。

●7回繰り返し暗記術
ハーバード大学・東京大学卒の本山勝寛氏も、「7回」の繰り返し暗記を勧めています。1年後の入試に向けて、最初の6ヵ月で1回目の暗記、2ヵ月で2回目、次の1ヵ月で3回目、というように、1年間で7回の暗記作業を繰り返す学習計画を立てます。人間の脳は忘れるようにできているものなので、そこは割り切って考え、何度も薄く塗り重ねていくように反復していくことで記憶の定着を進めていきます。

※集中メディカ「偏差値上昇の鍵は『復習』にあり！コスパ最強の勉強法を紹介」より引用

偏差値上昇の鍵は「復習」にあり！コスパ最強の勉強法を紹介 | 集中メディカ｜医学部受験サクセスガイド

全部の参考書を律儀に7回ずつやる時間はないかもしれませんが、あくまで目安として「7回」という数字を念頭においてみてはいかがでしょうか。
お子さまから、次々と「新しい参考書を買って」と言われた時も「7回やるつもりでやった？」と念押ししてもよいかもしれません。

また、そもそも7回使えるくらいしっかりした参考書を選ぶ必要がありますので、前回のnoteや、拙著「シングルマザーで息子２人を東大理Ⅰに　頭がよくなる『ルーティン』子育て」の第7章「参考書は書店で実物を確認させて買い与える」で紹介している息子たちが実際に使っていた【おすすめ参考書・問題集】も参考にしてみてください。(P.203掲載)

シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て

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息子2人を東大理Ⅰ現役合格に導いたシングルマザーが書いた本ですが、
子育ての実践方法が【毎週水曜日に cakes にて連載 】されています。

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🟣第53回目のタイトルは、
『進路は子ども自身が決める必要がある』です。
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🔸内容紹介🔸
✒️ 第53回目のタイトルは、
『進路は子ども自身が決める必要がある』です。

～第7章　大学受験対策～
🌱テーマは🔽
“高3夏で合否判定Ｅでも受かる！ 志望校は子ども自身に決めさせる”

✅ 高1まで平均点をウロウロしていた長男の第1志望が、いつの間にか東京大学になっていた
└🔖 それは同級生の影響によるもの
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✅ 高3夏の東大模試判定は「E判定」。早稲田も慶応も合格圏外
└🔖 「高3秋の模試でせめてC判定かB判定がとれれば、東京大学を受験してもいい」と私と約束する
└🔖 高3秋の東大模試結果は、河合塾は「B判定」、駿台は「C判定」まで上がる
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✅ 受験は子ども自身のもの。予備校も志望校も本人に選択を任せた
└🔖 「親が決めたから」「親のせい」という言い訳は通用しない
└🔖  たとえ東大に受からなくても、自分で受けると決めた受験であれば、「自分の努力不足、実力不足だった」と諦めもつく
└🔖  そこからまた次の一歩を踏み出せる
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✅ 次男は、兄が先に東大に入ってもだらだら勉強していたが、あるきっかけがあって本気で東大を目指す
└🔖 それもやはり友だちの存在が大きい

🔽あるきっかけとは？
続きは cakes連載へ

ぜひ今後も続けてcakes連載シリーズをお楽しみいただけると嬉しいです ☺️