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ブランクーシ 本質を象る 2024年3月30日-7月7日
この展示の印象は、ブランクーシの作品への着眼点と人柄がわかるものだった。
初めの部屋(形成期)は近代彫刻の父「オーギュスト・ロダン」の工房に入った頃の具象的な作品が並ぶ。ブランクーシのそのような作品を見た事が無かったので、勉強になった。そして、曲線が綺麗な作品群だと感じた。
二つ目の部屋(直彫り・フォルム・交流)から、ロダンの工房を抜けブランクーシ自身の作品への思考が始まる。分業制だったロダン
シアスター・ゲイツ展アフロ民藝2024/4/24-9/1
初めの部屋は彼のルーツから民藝に関心を持つきっかけになった2つの民藝品がおかれていた。
その次の部屋からは香の匂い漂い、人々はそれに釣られて次の部屋に吸い込まれるようだった。その部屋に敷き詰められた煉瓦の量にこの展覧会の気合いを感じた。また、この展覧会のリーフレットの印刷の肌触りにも拘りを感じる。この煉瓦は彼が20年間も毎年リサーチに行っている工房の煉瓦を使用。
香の作品は京都で老舗の「香老舗
日本来日と展覧会のきっかけ、後日談〜アビジット・ムカルジーと私。
「Spicy- アヴィジットさんの光・街・エニグマ」
2024年4月に東京・六本木のGallery Lara 605にて日本で初の個展が行われた。この展覧会のきっかけと、期間中の彼のリサーチの様子を記録。
私とアビジットさんとの出会いは2019年に参加したインドのアーティスト・イン・レジデンスだ。そのレジデンスのオーガナイザーを勤めていたのが彼で、私の初インド滞在にあたり、とてもお世話になった。
Spicy アヴィジットさんの光・街・エニグマ
2024年4月5日-7日、12日-14日、19日-21日 (会期終了)
「Spicy- アヴィジットさんの光・街・エニグマ」
2024年4月5日-7日、12日-14日、19日-21日
東京・六本木のGallery Lara 605にて日本で初の個展が行われた。
展覧会では4つのシリーズの木版画を中心とした作品が展示された。
パンデミック シリーズ
パンデミックにより、フェイスマスクと社会的距
美は暮らしの中にある 民藝2024/4/24-6/30
この展覧会では民藝運動を起こした、柳宗悦らが展示発表をした民藝品や現在も伝統を守りながら作り続けられてきた物、現代のライフスタイルに合わせて進化した品々が可愛らしく展示されていた。
私の感想としては、冷蔵庫や電子レンジといった、生活の電子機器が無かった時代に「こんな物があったら便利だな。」と各地で作られていた物達なのだと思った。
柳宗悦はコレクターなのでこれら物ものを愛でていたとは思うが、全て
柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年 2021/10/26-2022/2/13(会期終了)
この展覧会は、暮らしの中にこそある美について定義、運動をした「民藝運動」を起こした中心人物「柳宗悦」らの活動を年代別にし、民藝運動の歴史を辿る展覧会だった。
柳宗悦が収集を始めた頃、彼のコレクションは絵画や彫刻などの芸術品も含まれていた事が印象的だった。彫刻家の「オーギュスト・ロダン」や絵画の「ウィリアム・ブレイク」「 ポール・セザンヌ 」と言った世界的にも有名な作家の作品も所有していたようだ。