シキネ

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シキネ

個人ブログ(https://shikine-blog.net/)でも更新しています。 SF好きのカフェイン中毒者。アークナイツの考察記事多め。 アイコン:レム(https://twitter.com/REM_hinotomi)さん

マガジン

  • アークナイツ考察

    今後、キャラの個別考察はこちらに集約していきます。 https://shikine-blog.net/ ※イベント考察はこれまで通りnoteにて更新予定。 国家やキャラクターのモデルを探り、そこから推測できることをまとめています。記事で使用しているゲーム画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、「HYPERGRYPH」、「Yostar」に帰属します。考察記事の文章を引用する際は該当リンクの掲載も併せてお願いします。全文コピーはお控え下さい。考察は個人の見解であり、情報の正確性を保証するものではありません。また、各記事に参考リンクを貼っていますが、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。

記事一覧

アークナイツ~聖地巡礼

アークナイツWebオンリーイベント『ノアの休日#3.5』開催に際して、過去に訪れたアークナイツに縁のある場所(いわゆる聖地)の写真を展示。 ラテラーノラテラーノ(Late…

シキネ
4週間前
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【考察】『塵影に交わる残響』を読み終え、次シナリオへの伏線を整理する。(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。一部、大陸版資料に言及している箇所があること、予めご了承ください。 昔、プロのピアニス…

シキネ
5か月前
62

2023年の振り返りと、2024年にやりたいこと

明けてました。 新年早々インフルに罹り、寝込んでたら正月三が日も終わってました。 冬コミと年末年始のお手伝いに向けて、数ヶ月前から飛行機やホテルを手配し、必要な…

シキネ
5か月前
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リバース:1999の世界観、ゲーム性、話題性を語る

7月18日に突如としてカウントダウンが始まり、特設サイト解禁の翌日には公式生放送が配信。そこから2週間と経たずにクローズドβテスト(以下、CBT)が実施されるなど、破…

シキネ
10か月前
74

【シラクザーノ考察】イタリアとマフィアの歴史から紐解くシラクーザ(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2023年7月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察…

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1年前
81

【考察】ドロシーは翠玉の夢を見るか?(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2023年4月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察…

シキネ
1年前
69

【狂人号考察】イベリアの勃興と凋落、海がもたらす脅威の行く末(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2022年12月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察…

シキネ
1年前
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【体験レポ】アークナイツコラボカフェに行った話

※有料設定していますが、体験記は無料でご覧いただけます。 日本版アークナイツ生放送を視聴し、歓喜の雄叫びをあげたのが数日前。 これまで大陸で実施されるコラボの数…

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シキネ
1年前
46

アークナイツのアニメ黎明前奏1話感想を、ただただ語る

濃厚な世界観と重厚なシナリオ、ときには目を背けたくなるほどの展開を遠慮なく描写し、ユーザーの情緒をかき乱してくるアークナイツ。 放映されるまでは、尺・納期や資金…

シキネ
1年前
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李白『将進酒』を読み解く(アークナイツ雑学)

【注意】筆者は中国文学の専門家ではないため、情報や解釈の正確性に欠ける可能性がある点、ご留意ください。 詩仙の李白。詩聖の杜甫と並んで中国唐代を代表するこの詩人…

シキネ
1年前
118

【ニアーライト考察】カジミエーシュの栄光、斜陽。そして太陽は再び昇る(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。また、今後の展開次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承くださ…

シキネ
2年前
85

起源の石とプリースティス。我が眼に映るまま見据えた今と未来(アークナイツ世界観考察)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2022年3月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察…

シキネ
2年前
184

【ドッソレスホリデー考察】ボリバルを巡る対立と、すれ違いの狭間に(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2022年2月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察…

シキネ
2年前
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新年のご挨拶、これからのこと

新年あけましておめでとうございます。スマホ向けゲーム、アークナイツの考察記事を投稿している禅宗僧侶、シキネと申します。 昨年は修行生活を送っていたことから投稿で…

シキネ
2年前
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【潮汐の下考察】エーギル、アビサル、審問官。イベリアが織りなす数多の繋がり(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2021年11月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察…

シキネ
2年前
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現役の僧侶から見た『画中人』(アークナイツ考察)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2021年8月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察…

シキネ
2年前
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アークナイツ~聖地巡礼

アークナイツ~聖地巡礼

アークナイツWebオンリーイベント『ノアの休日#3.5』開催に際して、過去に訪れたアークナイツに縁のある場所(いわゆる聖地)の写真を展示。

ラテラーノラテラーノ(Laterano)という綴りと同じ名称を持つ地区が、イタリア首都ローマにある。ローマ最古のバシリカ(大聖堂)であるサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂が建つ場所、ラテラノ地区だ。

ローマ観光のポイント

・スリに注意。荷物は預けるか

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【考察】『塵影に交わる残響』を読み終え、次シナリオへの伏線を整理する。(アークナイツ)

【考察】『塵影に交わる残響』を読み終え、次シナリオへの伏線を整理する。(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。一部、大陸版資料に言及している箇所があること、予めご了承ください。

昔、プロのピアニストであり教壇に立っていた大学教授の講義を受け、印象に残った言葉がある。

「言葉は考える道具であり、芸術は感じる道具である」

芸術の一つである音楽もまた、”感じるための道具”であり、どれだけ言葉を尽くそうと優れた演奏が与える情感の一端す

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2023年の振り返りと、2024年にやりたいこと

2023年の振り返りと、2024年にやりたいこと

明けてました。
新年早々インフルに罹り、寝込んでたら正月三が日も終わってました。

冬コミと年末年始のお手伝いに向けて、数ヶ月前から飛行機やホテルを手配し、必要な荷物を数日かけて点検・手配。あとは現地で身体を動かすだけだったのですが、その身体自体が使い物にならなくなりました。みなさんもお身体は大切に。

本来であればとっくに地元へ戻っていたはずなのですが、感染した状態で飛行機に乗るわけにもいかない

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リバース:1999の世界観、ゲーム性、話題性を語る

リバース:1999の世界観、ゲーム性、話題性を語る

7月18日に突如としてカウントダウンが始まり、特設サイト解禁の翌日には公式生放送が配信。そこから2週間と経たずにクローズドβテスト(以下、CBT)が実施されるなど、破竹の勢いで日本へ上陸した『リバース:1999(以下、リバース1999)』は中国で先行配信されているソシャゲの一つだ。CBTに参加した一人として、リバース1999に関する情報を改めて整理したい。

神秘学者(アルカニスト)と呼ばれる異能

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【シラクザーノ考察】イタリアとマフィアの歴史から紐解くシラクーザ(アークナイツ)

【シラクザーノ考察】イタリアとマフィアの歴史から紐解くシラクーザ(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2023年7月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

シラクザーノ実装直前、アークナイツ公式生放送にてHypergryphプロデューサーの海猫絡合物氏がメッセージを寄せた。

ヴィクトリアはイギリス、炎国は中国、カジミエーシュはポーランド…と、

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【考察】ドロシーは翠玉の夢を見るか?(アークナイツ)

【考察】ドロシーは翠玉の夢を見るか?(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2023年4月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

SF小説に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』という作品がある。

本物の人間とアンドロイドの区別や関わりを描いた本作品を、読んだことはなくともタイトルだけは見聞きしている、もしくは映画『ブ

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【狂人号考察】イベリアの勃興と凋落、海がもたらす脅威の行く末(アークナイツ)

【狂人号考察】イベリアの勃興と凋落、海がもたらす脅威の行く末(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2022年12月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

かねてより仄めかされていた深海の脅威は、『潮汐の下』にて恐魚やシーボーンという名称にて明かされ、テラの大地で天災から逃げ惑い鉱石病の罹患と戦う人々とは一線を画す存在であることが描写された。

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【体験レポ】アークナイツコラボカフェに行った話

【体験レポ】アークナイツコラボカフェに行った話

※有料設定していますが、体験記は無料でご覧いただけます。

日本版アークナイツ生放送を視聴し、歓喜の雄叫びをあげたのが数日前。

これまで大陸で実施されるコラボの数々に指を咥えて待つしかない状況であったが、満を持してコラボカフェが日本でも開店した。

コラボカフェの情報を聞くや否や沸き立ち、その場で即座にスイパラのアプリを開いて予約を取ってくれた知人は旅行代理店のような手際の良さを発揮してくれ、自

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アークナイツのアニメ黎明前奏1話感想を、ただただ語る

アークナイツのアニメ黎明前奏1話感想を、ただただ語る

濃厚な世界観と重厚なシナリオ、ときには目を背けたくなるほどの展開を遠慮なく描写し、ユーザーの情緒をかき乱してくるアークナイツ。

放映されるまでは、尺・納期や資金繰りといったアニメ特有の制限から、必ずしも納得のいく質で仕上がらないのではと一抹の不安がよぎりはしたものの、少なくとも1話から感じ取れる作品のクオリティは求める期待感を大幅に上回るものであった。

ソシャゲという特質上、キャラクターたちの

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李白『将進酒』を読み解く(アークナイツ雑学)

【注意】筆者は中国文学の専門家ではないため、情報や解釈の正確性に欠ける可能性がある点、ご留意ください。

詩仙の李白。詩聖の杜甫と並んで中国唐代を代表するこの詩人は、国語の教科書にも取り上げられていることから、中国文学を専門としない人であっても記憶に残っている名前ではないだろうか。

筆者も中学国語で、李白の『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』を履修し、テスト勉強目的で暗記した記憶がある。

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【ニアーライト考察】カジミエーシュの栄光、斜陽。そして太陽は再び昇る(アークナイツ)

【ニアーライト考察】カジミエーシュの栄光、斜陽。そして太陽は再び昇る(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。また、今後の展開次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

騎士道という言葉があります。

Cambridge Dictionaryによると、騎士道(Chivalry)とは「名誉、慈愛、武勇を重んじる中世の騎士の行動様式を指す」言葉とされています。

12-13世紀にかけて発展したこの行動規

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起源の石とプリースティス。我が眼に映るまま見据えた今と未来(アークナイツ世界観考察)

起源の石とプリースティス。我が眼に映るまま見据えた今と未来(アークナイツ世界観考察)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2022年3月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

砕け散っていた欠片が徐々に元の形を取り戻し、一つの名があなたの脳裏に浮かんだ。
M8-8 夢からの「覚醒」

人は皆、自身の経験に基づいて世界を区別し、認識します。

連続した意識と秩序立っ

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【ドッソレスホリデー考察】ボリバルを巡る対立と、すれ違いの狭間に(アークナイツ)

【ドッソレスホリデー考察】ボリバルを巡る対立と、すれ違いの狭間に(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2022年2月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

フミヅキ夫人様
 拝啓
  この度は休暇中にドッソレスの街へご招待いただき、ありがとうございます。当初この街には圧倒され、本音を申しますと、龍門を出たことへの罰かと思ったほどです。しかし休暇

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新年のご挨拶、これからのこと

新年あけましておめでとうございます。スマホ向けゲーム、アークナイツの考察記事を投稿している禅宗僧侶、シキネと申します。

昨年は修行生活を送っていたことから投稿できる数が限られてしまったにも関わらず、多くの方から反応いただけたこと、とても嬉しく思います。

今年は心機一転…というほど劇的な変化があるわけではありませんが、形に囚われずに様々なアウトプットを試していければと考えていますので、皆様のお時

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【潮汐の下考察】エーギル、アビサル、審問官。イベリアが織りなす数多の繋がり(アークナイツ)

【潮汐の下考察】エーギル、アビサル、審問官。イベリアが織りなす数多の繋がり(アークナイツ)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2021年11月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

故郷を失った狩人は、何者でもない存在へと成り果てるのだ。
本当ならここへ来れば、新しい生活を始められるはずだった。
けれど、私たちは誰も、過去から逃れることはできない。

全ての生命は、海

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現役の僧侶から見た『画中人』(アークナイツ考察)

現役の僧侶から見た『画中人』(アークナイツ考察)

【注意】この考察は非公式であり、ネタバレや個人の見解、推測を含んでいます。2021年8月時点の情報を元に執筆しているため、今後の実装次第で公式設定とはかけ離れた考察となる可能性がある点を予めご了承ください。

絵の中の人 ――― 画中人は、はたして「真」か「偽」か……一体どちらでござりましょうか?

アークナイツの世界には様々な境界線が敷かれており、その線の上でぶつかり合う人々の思念や思惑を題材と

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