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カラマーゾフの兄弟(1879)/ドストエフスキー(ロシア)①
はじめに
20代前半に初めてこの本に出会い、この上なく強い印象を受け、読む時期があったり、無かったりしたものの、精神的な側面から言えば、文字通りの”聖書のように”、いつも自分の傍にあったこの小説について、
いま思い浮かぶ限りの、断片的な記録を書きたいと思う。
あらすじ
あらすじではないですが、まず作者が意図していたこの小説の位置づけについて…
つまり、私たちが手にするこの”カラマーゾフの兄
メモ:虫を殺さない心理
小さな生物、花や草木のいのちを想う事。
それは一体の小さな昆虫の神秘的な生態から見出しうるものだけではなく、自然全体の美しさを感受し、それをその昆虫の内に見出すことからもある。
自然全体を人がその全てを眺める事ができないような大きな機関だとする。それはそれ以外には考えられない程の完成された美しさを持つもの。小さな虫はその機関における、小さな一つの歯車。この歯車は美の完成の内にいて、人はこの壮大
聖書がわかれば世界が見える/池上彰
あとがきでご本人が書かれているように聖書を読む手引きとなる内容。
旧約聖書、新約聖書よりなる聖書の概略とユダヤ教、キリスト教、イスラム教の違いなど、基礎的な知識を”アブラハムの宗教”の歴史とともに、まとめている。