シャレコウベが語り掛けてくる 死を越えた先に楽園があったと 楽園は海辺の風を揺らして、宿り木の下、キスをする恋人たちを煽っている 情念だと言わずして、貴様らの行い…
本当に必要な物はもう揃っているという では、今の置いてきぼりな気持ちはどこから来ているんだろう 孤独を愛する人もいるけれど 僕はそんなに強くはない 涙を流しながら …
何をどんなに持っていても 何をどんなに頑張っても 報われない人はいる した分の努力は人を裏切らないというけれど 今現在、不幸な人は この先どうやって生きていこうと震…
風のように去っていった え、なにが 青春さ 青い春と書いて青春 僕等ももう若者気分ではいられないってこと そうかなあ 胸を打つような太鼓の音 打ちあがる花火 縁日です…
あの星になりたい 君は一等星を指さしてそう言った じゃあ僕はその隣の小さな星にするよ 二人で顔を見合わせて笑い合った 小さく路上に咲く二輪草のように このまま笑い合…
朝になる度に思うこと 一日がこのまま止まって始まらなければいいのに それ程までに憔悴した男は 鏡を見る度に拳を当てて 消えてしまえよと訴える 毎日仕事に向かって や…
少年がいた 少年が僕に言う 生きているってどういうことなの 僕は少し考えて 辛いことだと答えた 少年は辛い事ばかりなの と、僕に質問をした そんなことはないと答えを…
下を向いて歩こう 落としたものに気づけるかもしれないから 鬱屈した気分のトンネルを抜けて、世界は素晴らしいと言える自分を想像したとき 生涯かけてもそんな時期は来な…
宝石になったあの子は幸せになれただろうか 誰かの指輪に添えられて 大事にしてもらっているところを想像する 石も記憶を持っていて あの子の辛さが、持ち主にも伝わってし…
僕が僕であるために必要な事 それがこの世界には多すぎて 時々途方もない夢を見ているような気分になる 真っ新だった頃のことを思い出しながら 赤ん坊のように泣いている自…
ロングヘア―の彼女は言った。この髪を伸ばすためにした努力はきっと報われない。最愛の人に届かない想いは浜辺の砂に吸い込まれていった。と、すれば暗雲立ち込める天気も…
隣り合うことの許されない僕等は どうしたら番になれることばかりを考えていて その実、相手の気持ちを無視していることにも 気がつかない 温かな日差しが目立つようにな…
いつ君が来てもいいように 扉は開け放っておくよ 泥棒が入ってきてもわからないかもしれないけれど 盗るものなんて何もないから ガッカリするだろうね 路上生活している老…
肌が触れ合うくらい近くにいるのに 心は一ミリも接近していないこと それは、誰が悪いとか 誰が原因とかではなく 僕と君との距離が適正であるという証しみたいなものだ 蛙…
ねえ。君の考えていることがわかるよ また一歩終わりまで近づいていることを喜んでいるんだね ねえ。僕の考えていることがわかるかな 実はね、毎日が始まることが零になる…
暫しの別れださようなら それを悠久のように思うこと無かれ 私がまた私に回帰するように 貴方との別れもまた 再会の為にあるだけなのだ 縁のある人と人は 再び会うことが…
裏路地ドクソ@退廃的詩人
2024年7月12日 16:58
シャレコウベが語り掛けてくる死を越えた先に楽園があったと楽園は海辺の風を揺らして、宿り木の下、キスをする恋人たちを煽っている情念だと言わずして、貴様らの行いに意味を認めることなどできない右目にはめ込まれたオブシディアンが災厄を呼び込むために、必死に黒光りしている、まるで漆塗りの死骸だ言葉を失った時に初めて産声を上げた、本当の自分を知った連弾でしか奏でられない音楽を吹き曝しの耳で
2024年7月11日 18:49
本当に必要な物はもう揃っているというでは、今の置いてきぼりな気持ちはどこから来ているんだろう孤独を愛する人もいるけれど僕はそんなに強くはない涙を流しながら辛い辛いと悲しんでいったい何を得たというのか蜻蛉が飛ぶ季節になったどうしようもない心をゴミ捨て場に捨てたそうしたら思ったよりも身体が軽くなり行きたくも無い場所に行っても何も感じなくなったなんだ、最初から備わっていなけ
2024年7月10日 19:46
何をどんなに持っていても何をどんなに頑張っても報われない人はいるした分の努力は人を裏切らないというけれど今現在、不幸な人はこの先どうやって生きていこうと震えている朝日をゆっくりと見て瞑想をして、自分を大切にしようあなたは決して独りではない不幸の競争をするのはよくないけれど朝日が綺麗だったと話すことはできるそのうちひょろっと神様がやってきてあなたに杖を振るとあっという
2024年7月9日 22:39
風のように去っていったえ、なにが青春さ青い春と書いて青春僕等ももう若者気分ではいられないってことそうかなあ胸を打つような太鼓の音打ちあがる花火縁日ですれ違う人々の汗の匂い全てが懐かしいと感じる僕は結果として歳をとってしまったけれどあの頃に戻れるならばいくら払っても構わないと思っているそうかなあ、そうかなあ今も青春の途中だと思うけどそれは君がまだ子供心を失っていな
2024年7月8日 22:15
あの星になりたい君は一等星を指さしてそう言ったじゃあ僕はその隣の小さな星にするよ二人で顔を見合わせて笑い合った小さく路上に咲く二輪草のようにこのまま笑い合える時間が続くと良いね僕等は小指を結びあって、いつまでも一緒にいようと約束をしたその願いは夜の風に冷やされてまるで完璧な装いで凍ってみせた50年かな100年かも知れないねあとどれだけ一緒にいれるかは神のみぞ知る世界だけ
2024年7月7日 19:22
朝になる度に思うこと一日がこのまま止まって始まらなければいいのにそれ程までに憔悴した男は鏡を見る度に拳を当てて消えてしまえよと訴える毎日仕事に向かってやりたくも無い作業に追われ疲労困憊で家に帰ると、迎えてくれる家族も無く独り発泡酒を飲むことが楽しみだこうした人間は今やこの国にたくさん存在していていつからこんなに幸福度が下がったのだろうと皆が首を傾げたこの国は治安が良いし
2024年7月6日 22:38
少年がいた少年が僕に言う生きているってどういうことなの僕は少し考えて辛いことだと答えた少年は辛い事ばかりなのと、僕に質問をしたそんなことはないと答えを返したでも僕はね、辛い事ばかり目につくから人生を損していると思うんだよね人生って難しいんだね少年は、毎日友達と川に行ったり、校庭で遊ぶという話をし始めた僕にもこんな時代があったのだろうか真面目だと言われ続けたこの人生
2024年7月5日 17:42
下を向いて歩こう落としたものに気づけるかもしれないから鬱屈した気分のトンネルを抜けて、世界は素晴らしいと言える自分を想像したとき生涯かけてもそんな時期は来ないのではないかと嘆いてしまうことってあると思うんです自分に正直に生きることを選択できるといいですね下を向いて歩こう新しいスニーカーが見える元気なんて出ないのに、歩いていればいずれ靴も朽ち果てるそれと同じで人間も一歩、また一歩
2024年7月4日 23:20
宝石になったあの子は幸せになれただろうか誰かの指輪に添えられて大事にしてもらっているところを想像する石も記憶を持っていてあの子の辛さが、持ち主にも伝わってしまうことが不安ではあるけれど新しい主人に恵まれて行動を共にして不幸せでないならそれでいいと願うあの子にとって大事な人になれなかった自分が悔しいそんな自己中心的な気持ちが間違って届かないといい僕が君の髪を結う時にいつも違う
2024年7月3日 08:42
僕が僕であるために必要な事それがこの世界には多すぎて時々途方もない夢を見ているような気分になる真っ新だった頃のことを思い出しながら赤ん坊のように泣いている自分を空から見下ろしている自分がいてあやそうにも手が届かないのが現状だ子供が嫌なことがあるとお腹が痛いと訴えるように僕も泣くことしかできないから情けないなって思うんだベランダを黒猫が通過したいったいどうやってこの敷地
2024年6月30日 01:25
ロングヘア―の彼女は言った。この髪を伸ばすためにした努力はきっと報われない。最愛の人に届かない想いは浜辺の砂に吸い込まれていった。と、すれば暗雲立ち込める天気も、気候をも誰かが操っている物にしかすぎなくて、自分の一部を成型するブロックの一部分でしかない事を表しているのかもしれない。幼少時代積んだ角張りの形跡は、きっと今も尚海の底に沈んでいるに違いない。好きだとか愛だとか語る前に、自分のことを多く理
2024年6月28日 14:16
隣り合うことの許されない僕等はどうしたら番になれることばかりを考えていてその実、相手の気持ちを無視していることにも気がつかない温かな日差しが目立つようになった初夏に鬱々とした男が独り街をうろついていくさまは滑稽に映るかそれとも危険をはらんでいるように見えるのかそれは人々の心のみ知る所だ今日もカラスが歌っている不吉の貴公子はいつも電信柱の上にいて僕等を憂鬱な気分へと誘う
2024年6月26日 08:15
いつ君が来てもいいように扉は開け放っておくよ泥棒が入ってきてもわからないかもしれないけれど盗るものなんて何もないからガッカリするだろうね路上生活している老人がわしも若ければ君のように待つ人がいただろうにと蜻蛉玉みたいな瞳から涙を零した私は老人に千円札を渡してこれで美味しい物でも食べてくださいと言った偽善も偽善それでも私は誰にでも生きる価値があるのだと言いたかった素敵
2024年6月25日 11:54
肌が触れ合うくらい近くにいるのに心は一ミリも接近していないことそれは、誰が悪いとか誰が原因とかではなく僕と君との距離が適正であるという証しみたいなものだ蛙の声を聴きながら川べりに座って口笛を吹いている不思議と涙が流れてくるけれどそれは悲しみとは少し違う人と人の間にある距離をしっかりと見極めて二人の近づけない原因を探ってみる口笛は宇宙に吸い込まれて光と共に消えた空にある
2024年6月23日 22:22
ねえ。君の考えていることがわかるよまた一歩終わりまで近づいていることを喜んでいるんだねねえ。僕の考えていることがわかるかな実はね、毎日が始まることが零になる感覚があるんだよ昨日の僕はもう、僕から離れた生命体で一秒前ですら、頁が描き替えられた物語であるような気がしてる雨を呼ぶ風たちが頬を撫でて前に進むたびに勇気が湧いてくるでもそんなのは嘘っぱちなんだだって一秒前の僕はもういないん
2024年6月21日 23:01
暫しの別れださようならそれを悠久のように思うこと無かれ私がまた私に回帰するように貴方との別れもまた再会の為にあるだけなのだ縁のある人と人は再び会うことが決まっているように思うそれが良いことなのか悪い事なのかは誰にも分らないけれどそれでも再会とは美しい物とされることが多いように思う啄木鳥が空けた空っぽの木脈に手を伸ばして温かさを感じたのは貴方の心が暖かいから生きること