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下を向いて歩こう

下を向いて歩こう
落としたものに気づけるかもしれないから
鬱屈した気分のトンネルを抜けて、世界は素晴らしいと言える自分を想像したとき
生涯かけてもそんな時期は来ないのではないかと
嘆いてしまうことってあると思うんです
自分に正直に生きることを選択できるといいですね

下を向いて歩こう
新しいスニーカーが見える
元気なんて出ないのに、歩いていればいずれ靴も朽ち果てる
それと同じで人間も一歩、また一歩と終結へと向かっていることを
忘れないでください
今不幸せなあなたの生涯もいずれ終わる時が来る
そう思うと
無駄なことをしている時間はないなあって思うんです

下を向いて歩こう
水溜りの水がちゃぷちゃぷと音を立てて跳ねる
それを生きている魚に例えて
その背に乗せてくれないかと、頼むと良いでしょう
季節がら、不安定な天気に不安定な感情
進むことすら困難な道程であっても
必ず救いはあると思ってください

下を向いて歩こう
小石を蹴飛ばしながら下校をした
幼少時代を思い出しませんか
あなたはもっと自由で完璧な存在であったはずです
怖い物など無くて、漠然とした
明日を楽しみにするような
そんな子供であったと思います
今も変わりません
皆、漠然と子供心を持ちながら生きていて
大人のふりが上手いだけです

下を向いて歩こう
下を向いて歩こう
下を向いて歩きましょう

その内、朝日が差してきて
足元が明るくなったら
どうせ顔を上げざるを得ない時が必ず来ます

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