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14.仲間外れにされた経験を持つ小学生も幸せである

別な記事に小学校に通う子どもの幸せについて書かれたが、小学生になる子どもというのは勉強どころでは無く友だちと過ごすことが何より幸せである。しかし、現在の筆者はあまり友だちというものは存在しない。理由は別に居なくても幸せになれる、というよりなるべく1人で過ごしていた方がより幸せになれるの一言に尽きるのだが、周りを見る方によっては「かわいそう」と感じずにはいられない人が何かといる。別にそんなことはないのだが。しかし、世の方見ていると何かと1人でいることに不安を感じたり拗らせている人が多いのは気のせいだろうか?

例えばぼっち飯だとか、クリぼっちなんて言葉がある。筆者はこの言葉に対して非常に違和感を感じるのだが、クリぼっちはテレビニュースにもされたくらいだからよっぽどのことに思える。また正月は家族と過ごさなければならないだとか、結婚はしなければならないだとか、いかにも1人で過ごしてはいけないと話す人さえいる。一体1人で過ごすことに何を感じているのだろうか?寂し過ぎると死んでしまうのだろうか?

1人で過ごしてはならないと思わせる理由として一つ挙げられるのが己のプライドである。その方というのは、かつて学校など1人で過ごされていた人に対してバカにしていた経験があるのだ。その人をバカにすることで、自身の首を絞めているということに気付かず。

どうしてわざわざ人に対してそのようなことをするのだろうか?それは自身の生き方に不安を感じているのだ。自分は自分らしく生きているつもりだが、周りをよく見ているとどうやら自分とは違った生き方をしている人がたくさんいる。そのことによって「これまでの自分は一体何だったのだろうか?」「果たして自分は正しく生きているのだろうか?」と根っこの方がぐらついてくる。その答えを上手言い出せずに、耐えられなくなると根っこが抜けて、まるで根無し草のような自身の意見を持たない、他人の人生を生きるような人になってしまうという訳だ。

違った観点から、逆に1人で過ごしたがるような人もいる。筆者もそのタイプであり、その方というのは学校などで仲間外れにされた経験をたくさん持っていることが多い。そのことが一番分かるようになる年齢が小学校に通う頃の子どもである。普段、何気なく友人に近づこうとするのだが、違う友人から「何?お前この話知ってるの?」と言われたりする。別に知らなくても、むしろ知らない話だからこそ人は聞きたくなるものだと思うのだが。小学生である子どもは、ここで多くの疎外感を感じる筈なのである。

筈である、と筆者が書いたのはたまにそういった経験をしないで仲間はずれにする側の気持ちしかわからないということがあったりするからだ。そうした方というのは、人を仲間外れにした経験しか持っていないので成長して中学校、高校と進学していくにつれて気に入らない人をすぐ仲間外れにしたり、1人で過ごしている人を見てはバカにしたり絡んできたりする。

本来であれば、ここが我々大人の出る幕なのである。最近は教育もAI導入したら良いと言われているが、このような時、果たしてAIは子どもに同じ目に合わせるという経験を感情を持って伝えられるのだろうか?機械が人間らしさを育てられるとでも言うのだろうか?大抵、こうした何でも機械化したがる人というのはその人自身が人間らしくない、感情の薄い思いやりに欠けた可哀想なロボットであることが多いように思える。

仲間外れにしたことしか無い子は問題であると書いたが、かと言って仲間外れにされたことしか無い子もかなりの問題である。このような子は大人に近づいていく中、誰かを仲間外れにできるタイミングがあると一気に豹変してしまうケースがあるからだ。そうならない為にも、仲間外れにされたことしか無い子にはすぐにでも誰かを仲間外れにさせる経験を与えた方が良い。そうして与えてみた後で「どんな気持ちになった?」とその子に聞いてみるのだ。ここで大人自身の体験を話すとなお良いだろう。

そのようなことから、人は何かと1人であることに不安を感じたり1人でカラオケに行ったり焼肉を食べに行くことに抵抗を感じる必要は無いかと思われる。もし感じてしまうのであれば今すぐにでも1人焼肉だとか、1人キャンプとかしてみることをオススメする。

最近は夏真っ盛りなので、プールに海水浴など1人でも楽しめることは山程あるだろう。誰かと一緒に楽しむというのも非常に結構かと思われるが、それはあくまでも1人でも十分楽しめる人の話であり、淋しさ予防するためのものでは無いかと思われる。こうした1人でも過ごせられない人が途切れ途切れな恋愛をしたり「結婚して離婚」を繰り返し、挙げ句の果てには友人とくだらない会話、無駄に時間を過ごすような酒呑みをして「人生つまんないなー。」とか言ったりするのである。そうなりたくないのであれば、ぜひ自身を仲間外れにして1人で過ごす幸せというのも知っておくと良いだろう。

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