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言葉で人を動かす!言語化力が10割!

なんだか、ビジネス書にありがちな表現のタイトルから書き始めてみました。

単にキャッチーにタイトルを考えたのではなく、その通りのことをこの1週間で痛感したんだから仕方がない!(;^_^A

「嬉しかったこと」「やっぱりな」と思った、2つの大きな出来事がこの一週間は交錯していました。

1.言語化力の発揮で嬉しかったこと


僕の普段のお仕事はというと、主に法人向けの人材教育事業です。研修会社と呼ばれるものです。そしてたまにコンサル業務も受託し、合間を見て個人向けの講座をやったり、講演や執筆をしています。

で、この1週間は法人向けの仕事で大きな動きがありました。

たった1週間のうちに、ド新規の顧客3社から受注したのです。しかも、お問い合わせからZoomによる初打ち合わせ、発注の内示までなんと3社ともに全て1週間以内に完結!

自分史上最速のクロージング!!!

しかも、値引きは1円もせず、他社とのコンペや相見積もりもなく、すべてZoomで完結し、相手は超大手企業で、事実上単独指名による受注。。。

先に言っておきます!これは武勇伝でも自慢話でもありませんよ。

受注の理由が大事なポイントなんです!

せっかくなので、3社の方に「なぜ、うちにご依頼を?」と聞いてみました。すると驚きましたねぇ。3社とも同じセリフを放つではありませんかー!

「おたくの会社のサイトにある文章が刺さりました」「このような文章を書くっていうことは、きっと当社が持つ課題にピンポイントに応えてくれるのだろうと、すぐにイメージができたからです」

「他社には、なかなかない言葉の表現も多かったので、会う前からノウハウや思考法が臨場感をもって垣間見えたことも安心材料でした」だって。
(えへへ(〃´∪`〃)ゞ

以下のサイトの中のどこかのページの文章ですが、それはご想像にお任せします。
 ↓↓↓

うちの会社のサイトは、WEB制作会社に原稿執筆を丸投げしていません。代表である僕自らが全て一字一句執筆しています。これだけは、ずーーっとです。

教育やコンサルのような無形商材を扱う事業のサイトは、ライターさんも言語化が難しいらしく、的確に表現するには当事者でなければ難しい部分が多いようです。

過去に何度も依頼しては、イメージと違う文章が上がってきて、痛い目にあってきました。その反省もあって、ライターさん任せにはしないのです。

しかし、それが功を奏しました。SEO対策ではなく、文章における言葉のパワーというやつです。

クライアントいわく、どういう文章を書いているかでその会社や筆者の思考過程が垣間見えるとのこと。だから、初回のZoomによる顔合わせで、自己紹介からはじめても、ほとんど相手は聞いていません。

「サイトの文章を読んだとき、イメージが頭の中にありありと沸いてきたので、細かく話を聴かなくてもお顔を見て”答え合わせ”ができれば良かっただけなんですよ」とのこと。

やっぱり、中身はもちろんのこと、言葉にこだわることが、どれだけ理解してもらえる人に出会うチャンスを作り出すことか。

格好つけて名言風にしちゃってもいいですか?

言語化力が、ご縁を引き寄せる。

言葉は、お金を生み出す最強の武器である。

大きな、大きな気づきを得た1週間でした。


2.言語化で「やっぱりな!」事件


一方で、既存クライアント向けの仕事で、この1週間はこんなこともありました。

会議の終了時に、先方のお偉いさんがこんなセリフで締めようとしました。

「それでは、この会議で決まったことをこれから”強化”しましょう!」と。

ところが、ここで僕は生意気にも物言いをつけたのです。

「あの~・・・”強化”という言葉をサラッと使われましたが、いったい何を誰がどのレベルでやることを強化と言われているのですか?」

「そこを決めておかないと、みな、バラバラの動きしてしまうので、また意味のない会議を開いては生産性を落とすことになりますよね。言葉の定義合わせと内訳を規定しないと、意味ないと思うんですけど~」

一瞬にして、この場が凍り付いたことは言うまでもありません。

でもね、僕は負けませんよ。

言葉をなめるな!言語化力にこだわらずして、何がリーダーシップだ!と、こっそり心の中だけで毒舌をぶっ放しました。

「強化」「推進」「徹底」

この3つは、中身がなく生産性を落としてしまう、”NGワード3兄弟”と僕は名付けていますが、面白いものですね。企業内では当たり前のように、これら3兄弟が空中浮遊しまくっていますよ。

一方で今日の仕事中の出来事です。

先ほどとは別のクライアントで、2年目社員に思考法をトレーニングする場面のこと。

「日本が世界で”実力”を最大限発揮するために、何をなすべきか!?論理的に説得力あるシナリオをつくり、プレゼンせよ!」というお題のグループ演習を出しました。

(意図があって、敢えて抽象度が高いお題を設定しています)

すると、3グループの全てが同じモードに変身。

「ちょっと待てよ、一般論としてはアニメやおもてなし、観光という話になると思うけど、そもそも”実力”ってどういう意味で使うの?実力という言葉の定義を先にしないと、論理が展開できないよね

こうして、全員が言葉の定義をし、要素を分解して整理し、どこを掘り下げるか検討することで、極めて真っ当な議論がこのあと展開されていったのです。

もちろん、2年目でこのレベルとは・・・というほどのハイレベルな仕上がりでしたよ。

前者の会議場面のお話も(やっぱり、よくあるダメな言葉づかいが出た)、後者のグループ演習のお話も(やっぱり、言葉にこだわればうまくいく)、「やっぱり!」が連発する象徴的なできごとでした。

「言葉にこだわり、言葉が思考や行動を規定する」ことを理解しているかどうかが、仕事の出来不出来を決めてしまうということです。


3.話の中身や話し方より大切なこと


この1週間を振り返り、気づいたことをそろそろ整理しておきましょう。

どうしても、僕たちの脳は話の中身や話し方に意識がいきがちです。なぜなら、話の中身がないと仕事で成果が上がらないし、話し方がまずいと話の価値が意味を持たないからです。

でもね、いずれもそれが他の人とスムーズに共有されるためには、言葉でいかに表現するかにこだわらないといけないのです。

「これくらい細かく説明しなくても分かるよね?」

あなたは、このように言葉をないがしろにして、仕事をした経験はありませんか?

相手はこちらが思うほど、あなたの話をちゃんと聞いていないし、頭の中にイメージができていないものですよ。

そこで、僕からの結論!

相手はサルだと思ってコミュニケーションしよう!

相手はどうせ聞いていないし、どうせ理解していない。

本当はそんなにひどくなくても、それくらいの”前提”でちょうどいいのです。

言葉づかいにこだわってこそ、はじめて高いパフォーマンスの仕事が組織からも引き出せるようになるのではないかな?

という少し長めのひとりごとでした。

おしまい。

さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは、また会いましょう!

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

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